授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2020年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 木/Thu 1,木/Thu 2
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 演習科目
授業科目名/Course Title コミュニケーション技法(航空コース)/Communication Skills and Methods
単位数/Number of Credits 1.0
担当教員名/Lecturer 畠中 和明
時間割コード/Registration Code B2304B
連絡先/Contact 畠中 和明(A207、TEL:0143-46-5354、e-mail:hatnac@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 畠中 和明(毎週月曜日10:00~12:00)
実務経験/Work experience 畠中 和明(企業において関連する数学知識を要する計測・制御ソフトウェア設計・製作に携わった在職経験及び流体関連シミュレーションソフトウェア設計・製作に携わった在職経験を有する)
更新日/Date of renewal 2020/02/17
授業のねらい
/Learning Objectives
学生諸君は今後,在学中には卒業論文や修士論文,卒業後は仕様書や技術報告書,取扱説明書といった,不特定多数の読者が存在することが想定される科学・技術系の文書を多数作成することとなる。またその内容を学会や会議で口頭発表(プレゼンテーション)する機会も増えるであろう。

これら科学・技術系の文書の作成やプレゼンテーションには,読み手・聞き手に自分の主張を効果的に伝えるための守るべきルール・技術が存在する。自分が得た成果に対する正当な評価を得るためにはこれらの技術に熟達することが不可欠となる。

本科目では,科学・技術系文書の作成及び口頭発表時に必要となる表現技術の習得を目的として講義と演習を行う。教科書に沿って講義を行うとともに,以下の演習を行う。
・ 受講者が興味を持つ科学・技術に関するテーマを一つ選定し,講義で習った表現技術を用いた文書を実際に作成する。
・ グループに分かれ,グループメンバー間で文書を添削・評価し合う。
・ 講義で習得した表現技術を用いて週ごとに文書をブラッシュアップしていく。
・ 完成した文書を基に口頭発表資料を作成し,グループ内で発表する。発表内容についてグループ内で討論を行う。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.科学・技術文書の作成及び口頭発表時に必要となる表現技術を習得する
2.習得した表現技術を適切に用いた文書を作成することができる
3.習得した表現技術に基づいて他の人が書いた文書を適切に評価することができる
4.プレゼンテーションを通して科学技術的事実・それに対する自分の意見を効果的に聞き手に伝えることができる
5. 他の人のプレゼンテーションを聞き,内容を理解した上で適切にディスカッションすることができる
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間);22.5時間
第1週 オリエンテーション
第2週 文書作成の準備作業,文章の組み立て(1)
第3週 文章の組み立て(2),パラグラフ
第4週 分の構造と文章の流れ
第5週 文章の表現技法(1)
第6週 文章の表現技法(2)
第7週 文書・プレゼンテーションの実践的作成技法(1)
第8週 文書・プレゼンテーションの実践的作成技法(2)
第9週 科学・技術者の順守すべきルール
第10週 科学・技術文書作成・発表演習(1)
第11週 科学・技術文書作成・発表演習(2)
第12週 科学・技術文書作成・発表演習(3)
第13週 科学・技術文書作成・発表演習(4)
第14週 科学・技術文書作成・発表演習(5)
第15週 総括

教科書
/Required Text
理科系の作文技術 木下是雄著 中央公論新社 2002 (ISBN:4121006240)(ISBN:4121006240)
参考書等
/Required Materials
知的な科学・技術文章の書き方 : 実験リポート作成から学術論文構築まで 中島利勝, 塚本真也共著 コロナ社 1996(ISBN:9784339076400)(ISBN:9784339076400)
成績評価方法
/Grading Guidelines
・ 成績評価を受けるためには,80%以上の授業出席率(出席回数/授業回数)が必要である。
・ 100点満点中60点以上を合格とする。

各到達度目標に対して以下の通り評価を行う
1,2. 作成した文書をレポートとして提出し,その内容から達成度を評価する。
3. 他の人の作成した文書を校正したものをレポートとして提出し,その内容から達成度を評価する。
4.プレゼンテーションの内容から達成度を評価する。
5. 討論への積極参加姿勢,ディスカッションの内容から達成度を評価する。

1 ~ 3 の到達度目標を50点, 4~5 の到達度目標を50点の配分で評価を行う。
履修上の注意
/Notices
・ 再試験は行わない。不合格の場合は再履修すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
文書・プレゼンテーションの表現技法は講義で習得した内容を実際に使ってこそ技術の向上が見込める。本演習の時間を有効活用していただきたい。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業の単位修得は,以下に示す航空コースの教育・学習目標に対応している。
D.他者との議論や協力を通して、日本語や英語で自分の意見を論理的に他者に説明し、
問題解決につなげる能力を修得する。
E.自発的、継続的に学習する能力を修得する。
F.航空宇宙システム工学分野の技術が社会、環境等に及ぼす影響を認識し、技術者と
しての倫理を修得する。
関連科目
/Related course
関連科目は以下の通り
・長期インターンシップ
・短期インターンシップ
・技術者倫理
・知的所有権
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
・グループ内での文書添削・評価
・グループ内での口頭発表・討論
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし