授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2020年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 月/Mon 9,月/Mon 10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 建築社会基盤系学科
対象学年/Year 4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 河川工学
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 中津川 誠
時間割コード/Registration Code B1420
連絡先/Contact 中津川 誠(D310
0143-46-5276
mnakatsu@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 中津川 誠(月曜 12:00-12:30
火曜 12:00-12:30)
実務経験/Work experience 中津川 誠(国立研究開発法人と国土交通省の河川事務所において調査・計画・設計・施工・維持管理業務に携わった在職経験を有する)
更新日/Date of renewal 2020/04/14
授業のねらい
/Learning Objectives
本講では河川とそれを取り巻く流域を対象に,治水,利水,環境の整備を進めるための方法論,技術論を講述する.この中では,最新の社会的動向を踏まえた洪水災害の防止・軽減,河川の利用,環境の保全・再生を進めるための技術論を習得する.
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.我が国の河川や流域の自然的,社会的特性を学び,治水・利水・環境の整備の必要性を理解する.
2.水理学を基礎とした実際の河川の水位,流量,流砂量などの水理量の推定法を習得することで,河川計画・管理といった実務で活用できる計算ができる.
3.実際の場で行われている河川計画,河道計画,治水対策,流域河川環境の保全・再生の方法論を理解する.
4.地球温暖化で懸念される水害への適応策,自然再生といった社会が要求する新たな問題と方策を認識する.
授業計画
/Course Schedule
総授業時間(実時間):2単位(90分/60分)X16回=24時間
第1週 河川工学序論
第2週 治水計画(1)策定手順
第3週 治水計画(2)計画雨量の設定
第4週 治水計画(3)流量の計算手法
第5週 治水計画(4)基本高水・計画高水流量の設定
第6週 河道計画(1)策定手順
第7週 河道計画(2)水理計算と河道設計
第8週 河道計画(3)流砂・河床変動と河道設計
第9週 治水対策(1)河道・流域・氾濫域における対策
第10週 治水対策(2)地球温暖化による水害の適応策
第11週 治水対策(3)現場で行われている取り組みの実情と課題
第12週 河川・流域環境(1) 河川環境の基礎
第13週 河川・流域環境(2) 多自然川づくり
第14週 河川・流域環境(3) 自然再生
第15週 今後の課題とまとめ
第16週 定期試験
事前学習について;講義の最後に次回までに理解してくる内容を指示するので,予め予習をして講義に参加すること.
事後学習について;レポートに関しては自力で解答し,期日までに提出すること.

(注意)
新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い,学生への十分な周知のもと,授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります.
教科書
/Required Text
河川工学 玉井信行編 ; 浅枝隆 [ほか] 共著 オーム社 2014(ISBN:9784274216534)
参考書等
/Required Materials
河川工学 高橋裕著 東京大学出版会 2008(ISBN:9784130628174)
河川工学 鮏川登[ほか]共著 鹿島出版会 1992(ISBN:4306022307)
河川工学 室田明編著 技報堂出版 1991(ISBN:9784765514712)
教科書・参考書に関する備考 その他参考資料
1) 北海道開発局土木試験所 「現場のための水理学」
上記は土木研究所・寒地土木研究所・寒地河川チームのサイト{http://river.ceri.go.jp/tool/suirigaku.html}よりダウンロード可.
2) 授業中に配布する「資料」
授業中に配布する「資料」は,授業の内容を補完するうえで重要なので,すべてファイリングして教科書とともに授業時に持参すること.
成績評価方法
/Grading Guidelines
100点満点中60点以上を合格とする.
ただし,評価点は100点満点中演習課題レポート30点,定期試験70点の割合とする.
なお,出席率が80%以上で定期試験を受験した者のうち上記評価点が100点満点中60点未満の者には必要に応じて再試験を課すが,再評価点が60点未満の者は不合格とする.
各到達度目標の評価方法は以下のとおりとする.
目標1~4:演習課題レポート,定期試験において計算問題,論述問題を出題し,達成度を評価する.

(注意)
新型コロナウイルス感染症の流行状況に伴い,学生への十分な周知のもと,授業計画・授業実施方法は変更する可能性があります.
履修上の注意
/Notices
1.履修には80%以上の出席率(=出席回数/講義回数)を必要とする.
2.課題ではエクセルを用いた計算問題を課すので,使い方を習熟しておくことが望ましい.
3.授業中の質問を歓迎する.オフィスアワーでの質問も適宜受け付ける.
4.授業の変更や緊急時の連絡は授業中または学科掲示板において通知する.
5.再試験は行わない.
教員メッセージ
/Message from Lecturer
1.ある時は凶暴な姿をみせ,ある時は恩恵を与え,また貴重な自然を育む河川は,それぞれが特徴をもち,時代とともに形状や役割が変化している.身近にある河川を見て,また本講で習得する知識からこれからのあるべき川の姿を考えてみよう.
2.演習レポートは採点しやすいように見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること.
3.計算問題に関する演習レポートは採点後に返却するので,復習に役立てること.
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
土木コースの学習・教育目標との関係
○(C)将来能力
○(D)土木専門基礎
◎(F)環境保全・防災
○(G)自然調和
関連科目
/Related course
1年次開講の「流れの力学」,2年次開講の「水理学I」,「水理学II」および3年次開講の「応用水理学」を履修していることが望ましい.
水工学関係の卒業研究を希望する場合は履修することが望ましい.
実務経験のある教員による授業科目
/Course by professor with work experience
1.関連した実務経験を有している教員が担当する科目
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
講義内容に対し、その内容を発展させた課題を与えてレポートにまとめ、発表してもらうことで、内容を理解するだけでなく、得られた知識をもとに深く考察し、自らの考え方が第三者にも伝わるような能力を身につけるようにする。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし