授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2020年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 水/Wed 1,水/Wed 2
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 建築社会基盤系学科
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 都市環境計画/Urban Environmental Planning
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 市村恒士
時間割コード/Registration Code B1309
連絡先/Contact
オフィスアワー/Office hours
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2020/02/14
授業のねらい
/Learning Objectives
本授業では,都市環境及びその周辺環境における問題・課題を解決するための,計画等に関わるいくつかの視点について理解することを目的としている。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
・都市及びその周辺環境における実態や問題(:地域課題)の実態を知る。
・都市・地域づくりに関わる施策,法律や,これからの都市マネジメントにおいて重要な視点となるコミュニティ,地域資源活用や人材育成等についての知識を得る。
・都市マネジメントに関わる取り組みの実際等についての知識を得る。
・都市マネジメントに関わる調査・分析方法(調査分析手法やその応用方法)についての知識を得る。
・上記で得た知識を活用し,今後の都市や地域のあるべき姿について自ら考える能力を得る。
授業計画
/Course Schedule
第1回:ガイダンス,都市マネジメント概論1(都市とは,都市やその周辺における地域課題)
第2回:都市マネジメント概論2(都市マネジメントにおける視点)
第3回:都市マネジメントに関わる調査・分析方法(多変量解析手法の開設及び活用について)
第4回:従来の行政を中心とした都市関連施策の考え方(都市緑化施策を例として~都市公園施策等)
第5回:近年の行政による新たな都市マネジメントの現状・課題(都市緑化施策を事例として~民間参画型の施策・取り組み)
第6回:都市・地域づくりの考え方1(まちづくりとコミュニティ)
第7回:都市・地域づくりの考え方2(地域資源の活用や新たなサービスづくり・ビジネス)
第8回:市民・NPOの都市・地域づくりへの取り組み
第9回:企業の都市・地域づくりへの取り組み
第10回:社会起業家・コミュニティビジネス
第11回:低炭素・循環型に向けた都市・地域づくりの取り組み1(地球温暖化対策等)
第12回:低炭素・循環型に向けた都市・地域づくりの取り組み2(循環型社会形成等)
第13回:生物多様性の保全に向けた都市・地域づくりの取り組み(グループ発表含む)
第14回:地域課題解決に向けた取り組み事例分析1(グループ前半発表)
第15回:地域課題解決に向けた取り組み事例分析2(グループ後半発表)

※総時間数(45分×2)×15回=22.5時間

講義内容のパワーポイント資料を事前に配布するので,予め目を通し,特に疑問となる点等について整理しておくこと。
成績評価方法
/Grading Guidelines
・都市環境計画に関する調査・分析手法(基本統計や多変量解析等)について理解する。
→基本統計や多変量分析に関する主に記述,語句問題により理解度を測る。
・都市と自然・緑に関わる行政の現状について理解する。
→都市及び都市近郊緑地の保全創出に関わる施策に関する記述,語句問題により理解度を測る。
・市民・NPO法人による「都市と自然・緑」を用いた都市・地域づくりについて理解する。
→NPO関連法や指定管理者制度及び施設マネジメントに関わる記述,語句問題により理解度を測る。
・企業による「都市と自然・緑」を用いた地域づくりについて理解する。
→CSRや企業の地域づくりへの参入意図に関わる記述,語句問題により理解度を測る。
・社会企業家等による地域づくり(コミュニティビジネス)について理解する。
→社会起業家やコミュニティビジネスに関わる記述,語句問題により理解度を測る。
・低炭素・循環型社会と「自然・緑」を用いた都市・地域づくりについて理解する。
→地球温暖化やリサイクル等に関わる一般論や,低炭素・循環型と関わる緑の評価手法についての記述,語句問題により理解度を測る
・生物多様性を考慮した地域づくりについて理解する。
→生物多様性等に関わる一般論や,生物多様性保全と関わる緑の評価手法についての記述,語句問題により理解度を測る.

100点満点中60点以上で合格
課題・グループ発表で20点程度
期末テストで80点程度
※再試験は行わない。
履修上の注意
/Notices
特になし
教員メッセージ
/Message from Lecturer
・ 本授業では,これまでの建築・都市(人工的な空間)の視点のみならず,地域資源(人・自然環境等)を活用し,地域課題の解決を目指した都市・地域づくりについていくつかの切り口から説明する。
・ 「高学年(3年生)・選択」の授業であることから,単純な知識の獲得に留まらず,各受講生が「自ら今後の都市や地域あるいは建築をどのようにすべきか?」を考えることを促す内容である。
・ そのためにも,受動的な立場はなく「能動的な立場で積極的に今後の都市・地域づくりを考えていきたい受講者」のみを対象とする。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業の単位修得は,建築学コースの学習・教育目標の(F)実験や実習を重視した教育により、建築の環境・生産に関する基礎的知識と応用力を修得する、(H)積雪寒冷地に適した建築を設計・施工する能力を身につける、に対応している。
関連科目
/Related course
空間の環境
卒業論文
備考
/Notes
特になし
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
レポートを実施し予復習を促す。
また,講義では前回の振り返りを実施する。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
グループによる事例調査とそのとりまとめ結果について発表を行ってもらう。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
都市における様々な地域課題について,どのような解決をすべきかをグループにおける事例調査やレポートにおいて各自が考えることとする。そのために,基礎科目や都市計画・建築計画等の専門科目の知識を活用しつつ取り組む必要がある。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%