開講学期/Course Start | 2019年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 水/Wed 3,水/Wed 4 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 授業時間割参照 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 科学と倫理(人間と文化コース)/Science and Technology in a Social Conte |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 吉田 省子,松本ますみ |
時間割コード/Registration Code | T6652 |
連絡先/Contact | 松本ますみ(Q509 0143-46-5817, m-matsumoto@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 松本ますみ(オフィスアワー 火曜日5.6限) |
実務経験/Work experience |
更新日/Date of renewal | 2019/01/23 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
科学者や技術者が直面している諸問題を「科学技術史」と「科学者の社会的責任」及び「文化」の視点から考察する。3年になってからの「技術者倫理」への接続を試みる。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
(1)職業としての科学者が登場してくる背景を理解する。 (2)研究活動とその成果に起因するジレンマについて多面的にとらえる。 (3)不確実性の下での多様なステークホルダーを交えた意思決定問題の難しさを知る。 |
授業計画 /Course Schedule |
授業サブタイトル「2017光をめぐる4章」 第1週 シラバスの説明。 序「光と影 ①Atom A to Z ②デュアルユース問題 第1章「光とは何か」(1)伝承・神話から科学へ~科学のルーツ:デカルトの虹 第2週 第1章「光とは何か」(2)望遠鏡と顕微鏡 ~科学が行われる場~ 第3週 第1章「光とは何か」(3)粒子か波か、それとも何か~フロントの動きの中で ~科学の制度化&大学と工科大学~ 宿題「科学と工学」または「科学者とエンジニア」について各自思う ところを読みやすい大きな文字でメモしてくる(A4の用紙を配る) 第4週 幕間 「科学と工学」等をめぐる隣人同士の討論,グループを作っての討論及び複数名の発表。まとめの説明(教員)/各自同じ用紙に,討論と説明を踏まえて,再度「科学と工学」について書く.名前を記載し提出。 大レポート課題(成績評価)の発表 第5週 第2章「太陽の光の源を求めて」(1)地球と太陽の年齢~地質学者VS物理学者 第6週 第2章「太陽の光の源を求めて」(2)物理学・天体物理学の参入 O.ハーン以前 第7週 第2章「太陽の光の源を求めて」(3)O.ハーン以後の天体物理学者~ベーテ 第8週 ビデオ視聴と感想文の提出(小レポート) 大レポート課題及び提出日の2回目のアナウンス 第9週 第3章「光はエネルギーだ」(1)原子爆弾~フランクレポートについて グループ討論「科学者の社会的責任について」 ~君たちはロートブラッドをどう評価するか?~ 原爆から原発へ/安全性をどう考えたか 第10週 第3章「光はエネルギーだ」(2)原爆から原発へ:薔薇色の広報 ~原子力の社会史(1) 第11週 第3章「光はエネルギーだ」(3)原子力のコントロール:社会との軋み ~原子力の社会史(2) 第12週 第4章「価値の光」(1)「科学の客観性」は自明なのか? トランスサイエンス/ポストノーマルサイエンス ・・・不確実性の下での意思決定問題の難しさ 大レポート課題及び提出日の3回目アナウンス 第13週 第4章「価値の光」(2)科学者の行動規範や社会的責任論とデュアルユース問題 グループ討論「リスク問題の特徴を考える」 第14週 第4章「価値の光」(3)リスクガバナンスとリスクコミュニケーション 第15週 エピローグ 「科学者や技術者の社会的責任論再考」 討論形式 総授業時間=22.5時間 |
参考書等 /Required Materials |
平川秀幸『科学は誰のものか』NHK出版生活人新書(2010)(ISBN:4140883286)
古川安『科学の社会史』南窓社(1989)(ISBN:4816502661) 小林傳司『トランスサイエンスの時代』NTT出版(2007)(ISBN:4757160186) J.ラベッツ『ラベッツ博士の科学論』こぶし書房(2010)(ISBN:4875592531) 藤垣裕子『専門知と公共性』東京大学出版会(2003)(ISBN:4130603027) 藤垣裕子『科学コミュニケーション論』東京大学出版会(2008)(ISBN:4130032070) ジム・バゴット『原子爆弾 1938~1950年』作品社(2015)(ISBN:4861825121) 山脇直司編『科学・技術と社会倫理』東京大学出版会(2015)(ISBN:4130011006) 杉山滋郎『「軍事研究」の戦後史:科学者はどう向きあってきたか』 ミネルヴァ書房、(2017)(ISBN:4623078620) 山崎茂明『科学者の不正行為』丸善(2002)(ISBN:9784621070215) |
教科書・参考書に関する備考 |
[教科書] 指定教科書はないが、指定教科書はないが、参考図書1の通読を推薦する。 [参考書] 必要な箇所を授業に使用する場合は、資料として配布する。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
●大小のレポート2本による評価。いずれも論述式で行う。 ビデオ鑑賞小レポート(100点満点)と大レポート(100点満点)の合計点(200点満点)で,120点(百点満点で60点に相当)以上を合格とする。 レポートには参考文献と引用注を必ず明記すること(ない場合は減点対象)。 ●評価のポイント 到達度目標に関する調査や考察がレポート中でどのように述べられているかに着目。 丸写しと判断できて引用元の記述のない場合は、盗作(0点)とみなす。また,参考文献の数は何でも記入や,一つ二つだけというものではなく,十分あることが望ましい 【重要】1.卒業の4年生は「4年・卒業」と必ず朱書する。 2.やむを得ない事情でビデオ鑑賞できなかった場合の代替措置(該当者は、2週間以内に理由を添えて担当教員に届け出ること。以後受け付けない) |
履修上の注意 /Notices |
(1) ビデオ作文(小レポート)は授業時間内に作成する。大レポートの提出は平成30年7月18日~7月25日午後6時(共通棟3階事務室にボックス設置予定)。単位取得条件は大小のレポート提出で、合格点は合計60点(100点満点)以上のこととする。 (2)授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。 (3)不合格者は翌年再履修してもよい。 (4)レポート課題は5月2日に通知する。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
「コピペ」「友人からの盗用」が認められた場合、理由を問わず大レポートは0点。従って、小レポート40点の履修者であっても、成績表に40点(40+0)と記載されることになり不可の成績になる。一方、参考文献と引用の注が適切に記されるならば,減点ではなく加点の場合もある。自ら書くこと。また,大レポートで満点をとっても高々60点(100点満点換算)なので,満点を取る困難を思えば,小レポートの提出は必須である。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
この授業の単位習得はJABEE基準1(1)の(b)と(a)に対応(b>a)する。 (b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解 (a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養 なお(f)の一部にも対応している。 (f) 日本語による論理的な記述力 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (A) 多面的考察力の修得 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
・宿題(考察)とそれをめぐってのグループ討論及び解説を聞いた上での考察 ・大レポートの課題決めとその調査を積極的に行う |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
・討論の重視(隣席同士;グループを作って) |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
・ビデオ視聴による感想文書きでは,前週までの知識の他に各人の専門性(受講する科目の知識を総動員)に根ざした知識の総動員が欠かせない。 ・大レポートでは,本人が選んだテーマでの知識を総動員して,授業で得た知識の応用を行う必要がある. |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |