開講学期/Course Start | 2019年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 金/Fri 1,金/Fri 2 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 授業時間割参照 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | アジアの文化(人間と文化コース)/Asian Cultures |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 松本ますみ |
時間割コード/Registration Code | T6239 |
連絡先/Contact | 松本ますみ(Q509 0143-46-5817, m-matsumoto@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 松本ますみ(オフィスアワー 火曜日5.6限) |
実務経験/Work experience |
更新日/Date of renewal | 2019/02/07 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
本講義では、アジアの文化の諸相の概略を論じるとともに、過去・現在のアジア、日本、さらには地元北海道の文化について受講生が主体となって問題意識を設定し、調べ、調べた内容を発表することを目的とする。それによって、私たちがどのように近い隣人とともに生きていけるのかを考えるきっかけを見出すことができるようにする。アクティブラーニングを取り入れるので、グループワークで協力して発表にこぎつけられるようにする。また、選んだテーマに関して、問題意識をもって的確なレポートを書くことができるようにする。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1 アジアの文化・思想(儒教、イスラーム、近代思想、大アジア主義等)・歴史について概略をつかむことができる。 2 アジア、日本、北海道が抱える諸問題について、過去や現在の時事問題を含めて論じ、未来を展望することができる。 3 アジア、日本、北海道の諸事項に関して、きちんとした論証を踏まえた発表を共同で行い、レポートが書ける。 |
授業計画 /Course Schedule |
[総授業時間:(45分/60分)×2×15=22.5時間] 1. はじめに 「アジア」とは何をさすのか? 2.グループ分け。グループごとの問題の設定の相談 発表のしかた 3.「儒教文化圏」「漢字文化圏」「天下」とは何か-「一帯一路」構想の根幹を解き明かす- 4. 『論語』を「すこし」読むーーあなた、友人の名前にひそむ人間観 5. 「イスラーム」とは何か 世界の情勢と東アジア、日本とのかかわり 6.日本の近代とアジアの近代 特に、北海道の近代とアジアのかかわり 7アジアをめぐる時事問題への関心-その文化的背景は何か、その政治的・経済的背景は何か- 8. グループ発表① 9. グループ発表② 10. グループ発表③ 1.1 グループ発表④ 12. グループ発表⑤ 13 .グループ発表⑥ 14 .グループ発表⑦ 15 まとめ 参考書であらかじめ各文化の概要について掌握しておくとともに、グループ発表のための準備を綿密にすることを求める。 |
参考書等 /Required Materials |
安富歩『生きるための論語』ちくま新書、2012(ISBN:9784480066589)
小杉泰『イスラームとは何か : その宗教・社会・文化』講談社現代新書、1994(ISBN:4061492101) 中国ムスリム研究会編『中国のムスリムを知るための60章』明石書店(ISBN:9784750000000) 松本ますみ『イスラームへの回帰:中国のムスリマたち』山川出版社、2010(ISBN:9784630000000) 松浦正孝編『アジア主義は何を語るのか:記憶・権力・価値』ミネルヴァ書房、2013(ISBN:9784623064885) 越田清和編『アイヌモシリと平和』法律文化社、2012(ISBN:9784590000000) 清末愛砂・松本ますみ編『北海道で生きるということ』法律文化社、2016(ISBN:9784589038159) |
教科書・参考書に関する備考 |
[教科書] [備 考] 教科書はとくに指定しない。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
100 点満点中、60 点以上が合格点である。 各到達度目標について次の方法で評価をおこなう。 1 毎回のミニットペーパー(20%) 2 グループ発表において、到達度を評価する(20%) 3 グループのテーマに基づいた学期末レポートにおいて到達度を評価する(60%) |
履修上の注意 /Notices |
成績不良者を対象とした再試験は予定していない。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
物事には原因と結果があります。私たちの社会は先人の営為、文化、政治、経済活動の結果です。ですので、現在の問題を解き明かすためにはまず過去を振り返る必要があります。また、問題意識を先鋭化させ、「なぜ」「どうして」をいつも問い続け、答えを求め続ける態度をもつことが必要です。日本への留学生の9割はアジアから来ている現在、また少子化に伴う「移民導入」も視野にはいってきた現在、アジアについて知る、という態度は以前にもまして重要になってきています。多くの学生さんが発表とディスカッションに参加してくださることを期待します。本授業は、アクティブラーニングを積極的に取り入れた学生が主体となる内容となっています。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE基準1(1)「(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養)(b)技術者が社会に対して負っている責任に関する理解、および「(f)前半:日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力」に対応 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (A) 多面的考察力の修得 電気電子工学コース・情報通信システム工学コースの学習・教育目標 「(H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する。」に対応している。 |
関連科目 /Related course |
認識論、自己理解のサイエンス、社会思想論、国際関係論、社会学、哲学入門A,哲学入門B、日本近現代史A, 日本近現代史B |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
予習をかならずしなければならない。また、振り返りは毎回必ず課す。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
グループ学習の中で、テーマを決め、発表する。 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
グループの中で、さまざまな課題を出し合い、議論し、知識を広め、それを他者に知ってもらうべくプレゼンテーションするという努力が必要となる。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |