授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2019年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 金/Fri 1,金/Fri 2
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 全学科
対象学年/Year 2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 副専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
【実務経験のある教員による授業科目:1.関連した実務経験を有している教員が担当する科目】
授業科目名/Course Title メンタルへルス論/Mental Health
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 田所 重紀
時間割コード/Registration Code T6236
連絡先/Contact 田所 重紀(保健管理センター
0143-46-5855(代表)
s-tadokoro@mmm.muroran-it.ac.jp
)
オフィスアワー/Office hours 田所 重紀((月)10:00-12:00、(金)10:30-12:00; 14:00-16:00
Monday 10:00-11:55, Friday 10:30-12:00; 14:00)
実務経験/Work experience 田所 重紀(精神科医療機関で精神疾患やメンタルヘルス不調に対する診療経験を有する)
更新日/Date of renewal 2019/07/06
授業のねらい
/Learning Objectives
本授業の目的は、(1)健康な心とはどのようなものか、(2)健康な心を実現するにはどうすればいいのか、というメンタルヘルスにおける二大問題について一緒に深く考究することにより、自分自身や周囲の人の心の健康を保持増進させることができるようになることである。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
①「健康な心」の有り様について、具体的なイメージが描けるようになる。
②「健康でない心」とはどのような状態であり、どうしてそのような状態に陥ってしまうのかについて理解する。
③「健康な心」の実現方法を理解し、それを日常生活において実践できるようになる。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間);22.5時間
1週目 イントロダクションー「健康な心」とは
2週目 「メンタルヘルスリテラシー」とは
3週目 カウンセリングマインドを養う(1)―ネガティブな感情の「わだかまり」を捉える
4週目 カウンセリングマインドを養う(2)―自縄自縛している固定観念を捉える
5週目 カウンセリングマインドを養う(3)―背後にあるポジティブな感情を捉える
6週目 精神療法から学ぶ(1)―「クライエント中心療法」が教えてくれること
7週目 精神療法から学ぶ(2)―「対人関係療法」が教えてくれること
8週目 精神療法から学ぶ(3)―「認知行動療法」が教えてくれること
9週目 精神療法から学ぶ(4)―「森田療法」が教えてくれること
10週目 自然人間学から学ぶ(1)―ネガティブな感情と欲望の関係とは
11週目 自然人間学から学ぶ(2)―ネガティブな感情を活かすには
12週目 自然人間学から学ぶ(3)―感情になりきる vs. 感情にとらわれる
13週目 自然人間学から学ぶ(4)―苦悩を生きる力に変える
14週目 メンタルヘルスと社会
15週目 総括―自然人間学がもたらす幸福とは
(16週目 定期試験)

・ 各週の授業において論述式の課題を課すので、その課題の内容についての復習を通じて自己学習すること。
参考書等
/Required Materials
悩みには意味がある 森田正馬〔著〕 ; 生活の発見会編 白揚社 1998(ISBN:4826971133)
新しい自分で生きる 森田正馬〔著〕 ; 生活の発見会編 白揚社 1998(ISBN:4826971141)
教科書・参考書に関する備考 本授業はPowerPointのスライドを用いて行い、毎回その抜粋資料を配布する。
必ずしも参考書を購入する必要はないが、本授業に対する理解を深めそれを実践するためにも、購入することを推奨する。
成績評価方法
/Grading Guidelines
100点満点中60点以上が合格点であり、授業中の課題(30%)と定期試験(70%)にて評価する。
到達度目標①②③ともに、授業中の課題と定期試験における論述問題にて評定する。
また、授業中の態度や発言状況などにより、最終評価を加減することがある。
履修上の注意
/Notices
3週目から14週目の間はほぼ毎回、授業中に課題を課す。
この課題の出来は最終評価に加味される。
本授業の2週目と15週目に心理テストに協力して頂く可能性がある。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
本授業を通じて是非とも、しなやかで力強いメンタルヘルスリテラシーを身につけて下さい!
そしてその利益を自分だけが享受するのではなく、周囲の人にもお裾分けできるようになって下さい!
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業は、JABEE基準1(1)の「g:自主的、継続的に学習できる能力」に対応している。
また単位修得は、建築学コースの「A:未来をひらく科学技術者に必要となる総合的理工学知識を習得する」、「B:良識ある人間性、倫理性、福祉への感性と健全なる心身を形成する。」、「C:未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し、将来にわたる豊かな能力を身につける」、および、土木工学コースの「B:良識ある人間性,倫理性,福祉への感性と健全なる心身を形成する(人間性)」、「C:未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身につける(将来能力)」に対応している。
関連科目
/Related course
医の科学
備考
/Notes
本授業は原則としてカードリーダーが設置された教室で行われ、カードリーダーの記録のみに基づいて出欠を確認する。
注)レポートの提出だけでは出欠の証明になりません。
学生証を忘れたりカードリーダーに学生証をかざし忘れたりした場合、当該の授業時間内に申し出れば出席扱いとなるが、それ以外の時間帯の場合には斉しく欠席扱いとする。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
毎回に授業において「悩み相談に回答する」という課題を提示するので、それに対する回答を自ら考え記載する。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
毎回の授業において、他の学生の回答例を提示するので、それに対する感想を互いに話し合う。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
授業の内容を深めるために照会する関連図書を読み、理解を更に深める。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満