授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2019年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 水/Wed 10,水/Wed 11
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 情報電子工学系学科 夜間主コース
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 電子物性/Solid State Physics
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 川村 幸裕
時間割コード/Registration Code C8704
連絡先/Contact 川村 幸裕(F303, 0143-46-5532, y_kawamura@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 川村 幸裕(月、金 13:00~14:30)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2019/08/06
授業のねらい
/Learning Objectives
本科目は固体結晶などの電子的性質に関する物性を理解するため,量子力学の初歩から固体中の電子のふるまいについて学ぶ.
到達度目標
/Outcomes Measured By:
次の項目の習得を目標とする.
1. 電子物性に関する基本的用語を理解し,使用する事ができる.(知識力40%)
2. 固体内での電子の基本的振る舞いを理解し,説明できる.(理解力20%)
3. エネルギーバンド理論を理解し,金属と半導体の違いを説明できる.(理解力20%)
4. 半導体の基礎的な性質を理解し,電子デバイスの動作について説明できる.(理解力20%)
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間); 1.5時間×15回=22.5 時間
1週目 シラバスの説明,結晶構造I
2週目 結晶構造II
3週目 格子振動
4週目 固体の熱的性質と古典的電子伝導モデル
5週目 量子力学の基礎
6週目 井戸型ポテンシャル
7週目 トンネル効果
8週目 中間試験
9週目 水素原子
10週目 エネルギーバンド理論
11週目 フェルミ・ディラック分布
12週目 金属・半導体・絶縁体のバンド構造
13週目 真性半導体
14週目 不純物半導体
15週目 ダイオードとトランジスタ
16週目 定期試験



教科書
/Required Text
電子物性 松澤剛雄、高橋清、斉藤幸喜共著 森北出版(ISBN:97846277702)
参考書等
/Required Materials
固体物理学入門 Carles Kittel 著 宇野良清 他共訳 丸善(ISBN:9784621076538)
教科書・参考書に関する備考 [教科書]
「新版 電子物性」 松澤剛雄・高橋清・斉藤幸喜共著 森北出版(2300円+税)
[参考書]
「キッテル 固体物理学入門 第8版〈上〉」 C.Kittel著(宇野ら訳) 丸善(3570円)
[備 考]
教科書の他に授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配布する.
成績評価方法
/Grading Guidelines
定期試験(70点)とレポート(30点)の合計100点満点で60点以上を合格とする.
各到達度目標は,定期試験とレポートにおいて論述問題,計算問題などを出題し, 達成度を評価する.
再試験は実施しない.
履修上の注意
/Notices
反転授業を行います.Moodleにアップロードされるビデオを事前に必ず見てくること.
不合格者は再履修すること.
教員メッセージ
/Message from Lecturer
電子物性を理解するには統計力学や量子力学などの基礎的な知識が必要です.理解できない場合には授業中に積極的に質問してください.
電子物性には英語でも覚えるべき用語が含まれます。演習問題等に一部英語が含まれますが、敬遠せずに取り組んでください。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業科目は情報電子工学系学科の学習目標の以下の項目に対応している.
人:[自己啓発] 自己を啓発して学習する習慣を身につける.
人:[社会的視点] 社会的・国際的視点に立って考える能力を身につける.
情報電子技術者:[情報電子基礎] 数学と自然科学の基礎知識を身につける.
情報電子技術者:[エレクトロニクス] 電気電子工学の基礎知識を身につける.
関連科目
/Related course
この科目の履修にあたっては電磁気学I(必修),電磁気学II(選択)を取得しておくことが望ましい.今後の関連科目は半導体工学である.
備考
/Notes
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
反転授業
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし