授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2019年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 月/Mon 10,月/Mon 11,月/Mon 12,月/Mon 13
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科 夜間主コース
対象学年/Year 1年,2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 実験科目
授業科目名/Course Title 物理学実験(機航・夜)/Laboratory Work in Physics
単位数/Number of Credits 1.0
担当教員名/Lecturer 桃野直樹,飯島  徹,鈴木 淳
時間割コード/Registration Code C7503A
連絡先/Contact 桃野直樹(教育・研究2号館Q206室(内線5656))
鈴木 淳(B209)
飯島 徹(飯島 徹(N302

0143-46-5996
iijima@mmm.muroran-it.ac.jp)
)
オフィスアワー/Office hours 桃野直樹(金曜日:16時~18時(この他、月・火・水:12時~13時で在室していればOK))
鈴木 淳(火曜日 16:00~18:00)
飯島 徹(飯島 徹(月曜日16:00-17:00
Monday 16:00-17:00
)
実務経験/Work experience

更新日/Date of renewal 2019/09/11
授業のねらい
/Learning Objectives
本科目では、具体的な物理現象を通して、工学の基礎となる物理の知識・理解を深めるとともに、基本的な測定技術、技能を習得する。さらに、実験データをコンピュータを用いて整理・解析し、基礎的なデータ処理能力を培う。グループ内での役割分担を考えて主体的に実験を遂行するとともに、得られた実験結果やその問題点を論理的に考察し、表現する能力を培う。
到達度目標
/Outcomes Measured By:

1.物理の知識を応用して、工学の基礎となる物理現象の仕組み、原理を理解できる。
2.基本的な測定原理を理解し、正しい手順で主体的に実験を遂行できる。
3.測定精度を正しく把握し、適切な有効数字で測定結果を表すことができる。
4.実験データをコンピュータを用いて整理・解析し、適切な表やグラフを用いて表現できる。
5.得られた実験結果を論理的に考察し、レポートにまとめることができる。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):24時間

第1回目 物理実験のガイダンス、および、実験レポート・実験計画書の書き方
第2回目 キャリパーおよびマイクロメーターを用いた測定と実験誤差に関する講義・演習
第3回目 テーマ(a) ※左記は1例である。各グループの実験テーマは第2回目の後、掲示される。
第4回目 テーマ(b)
第5回目 テーマ(c)
第6回目 テーマ(e)
第7回目 テーマ(f)
第8回目 テーマ(g)

以下のテーマから毎回1テーマ(異なるテーマを計6テーマ)について実験を行う。
(a)ボルダの振り子による重力加速度
(b)Ewingの装置によるヤング率
(c)固体の線膨張率
(d)顕微鏡による屈折率
(e)プリズム分光計
(f)熱の仕事当量
(g)比電荷
(h)熱電対
(i)地球磁場の水平成分および磁石の磁気モーメント
(j)放射線の吸収 (放射線の遮蔽の視点から)
(k)光電効果
(l)超伝導体の電気抵抗測定
(m)サーミスタの電気抵抗の温度依存性
(n)オシロスコープで見る電気信号
(o)弦の振動
(p)光交流法によるNiの比熱 (高感度測定技術の一つとして)

第8回目には授業評価アンケートを実施する。
実験に取り組むにあたり、十分な自己学習を行うこと。
教科書
/Required Text
第2版物理学実験2019 室蘭工業大学物理学実験担当グループ編(ISBN:9784780607550)
参考書等
/Required Materials
理科年表 東京天文台編纂/丸善(ISBN:9784621087398)
教科書・参考書に関する備考 教科書は,1週目の授業から使用するので必ず授業開始前までに準備すること。
また,各実験テーマについての参考書は,図書館等に所蔵されているのでうまく活用すること。
成績評価方法
/Grading Guidelines
1.評価の基礎点を75点とし,これに基礎測定レポート,実験計画書点,レポート計画書点,実験ノート評価点,レポート評価点とを加えて評価点とし,学期修了時点で評価点が100点満点中60点以上の場合に合格とする。なお,履修態度により減点する場合がある。
2.実験計画書およびレポート計画書は,その内容により0点又は-1点で評価する。未提出の場合には-2点とする(計画書点)。
3.実験ノートは,内容により+4~-5点で評価する。欠席及び未提出の場合には-6点とする(実験ノート評価点)。
4.実験レポートは,内容により+4~-5点で評価する。欠席及び未提出の場合には-6点とする(レポート評価点)。
5.実験法2における基礎測定レポートは,0点又は1点で評価する(基礎測定評価点)。
6.実験計画書,レポート計画書,実験レポート,基礎測定レポートの提出期限に遅れた者については,その理由の如何にかかわらず未提出あるいは欠席扱いとする。
7.ガイダンスを含め,4回以上の欠席がある者については履修と認めず,再履修とする。
8.欠席3回以内の者については,追加実験を行い,その評価点を加えた後に成績判定をする。この場合,追加実験の実施時期により,成績報告が通常よりも遅れる場合がある。
9.到達度目標1-5について,実験ノートおよび実験レポートの評価によって達成度を評価する。
履修上の注意
/Notices
・本授業に関する連絡事項は、基本的にN棟4階物理学実験掲示板に掲示する。
・第1回目および第2回目の教室は、事前に掲示(ピロティ,N棟4階物理学実験室およびQ棟2階掲示板)にて知らせる。
・第3回目以降の実験は物理学実験室において原則2または3名1グループで行う。グループ分けおよび実験スケジュール、各回の実験テーマは第2回目の授業のあと掲示する。
・第2回目では、授業の最後に「基礎測定レポート」を提出すること。
・第3回目~第8回目では、授業に先立ち、「実験計画書」を提出すること。提出先および締切りはガイダンス時に指示する。
・第3回目~第8回目では、各グループが授業中に「実験レポート」を1部作成し、教員へ直接提出すること。
・実験レポートは、原則授業時間内に提出する。授業時間内に提出できない場合は教員の指示に従うこと。
・不合格者は次年度以降に再履修すること。
・実験室は土足厳禁、飲食禁止である。
・実験テーマ毎に教室や教員が異なるので、よく確認すること。
・物理学実験専用の実験ノートを準備すること。ルーズリーフ等の切り離せたりバラバラになるものは不可。
・レポート用紙は,A4のものを各自用意すること。
・パソコンは実験室に何台か備え付けられているが、台数に限りがあるので自分のノートパソコンを持ち込んでも構わない。
・プリンタは、実験室にあるので実験データのプリントアウトに使用してもよい。ただし、自分のパソコンから印刷を行うときは、実験室内のみで使用可能なUSBメモリにデータをコピーし、実験室内のパソコンからプリントアウトを行う。
・私物のUSBメモリを実験室内のパソコンに接続することは認めない。


教員メッセージ
/Message from Lecturer
1.各自が実験前にしっかり予習すること。
2.実験計画書を作成する際には教科書をよく読み,実験の重要なポイントを要約して記述すること。初めて行う実験なので,装置や方法のイメージは難しいのは当然だが,実験の目的を十分に理解し,何をしなければならないのかをよく考えて実験計画書の作成に臨むこと。
3.教科書の各実験テーマに書かれている『実験上の注意』は,必ず前もって良く読んでおくこと。
4.実験テーマによっては,テキストに実験に関連した問が用意されている場合があるので,どのようなことが問われているのかしっかり確認すること。また,実験結果を利用しなくても解答できる問についてはあらかじめ予習しておくことを薦める。
5.実験は原則として2または3名1組で行うが,他人まかせにせず積極的に実験に関わることを期待する。
6.第3週目以降の実験では,授業開始時刻になったら自ら進んで実験を始めること。
7.正規の授業終了時刻までに実験を終了させることが望ましい。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業の単位修得は、機械航空創造系学科夜間主コースの学習目標B.工学基礎力 :数学、自然科学、情報技術に関する基礎的知識を修得し、機械工学、航空宇宙工学、 材料工学分野に応用できる,に対応する.
関連科目
/Related course
この科目の履修にあたっては,1学年開講の基礎物理A(必修)及び基礎物理B(必修)を履修しておく(履修する)ことが望ましい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
実験の前に,教科書を予習し「実験計画書」を作成・提出をしてもらう。「実験計画書」は全ての履修者が毎回提出することになっており,これにより,実験課題について予習が必ずなされることになる。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
2名または3名1組で実験を行い,実験レポートも協働で作成する。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
物理学実験では,力学,熱力学,電磁気学,振動波動,応用力学といった幅広い物理学の知識を総合して用いることになる。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超