開講学期/Course Start | 2019年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 月/Mon 3,月/Mon 4 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 情報電子工学系学科 情報システム学コース・コンピュータ知能学コース |
対象学年/Year | 3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 認識と学習/Learning and Recognition |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 倉重健太郎 |
時間割コード/Registration Code | C4722 |
連絡先/Contact |
倉重健太郎(V204 0143-46-5489 kentarou[at]csse.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 倉重健太郎(水曜日 16:30-17:00) |
実務経験/Work experience |
更新日/Date of renewal | 2019/02/13 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
情報関連技術の高度化と普及に伴い,現在の情報科学で扱うべき「情報」の種類は急速に多様化・複雑化が進んでいる.しかし,コンピュータの処理能力がいくら向上しても,あらゆる場面で適切な処理を行うシステムの構築は簡単ではない.無数の状況を事前に想定し,その処理方法を逐一プログラムすることは限界がある.このため,現在の情報処理システムは,単なる計算機ではなく,現在の状況を自ら「認識」し,適応的に「学習」する,知的なシステムであることが求められている.本講義では,機械学習に関する基本的なアルゴリズムを理解し,現実の問題に応用できる能力を習得する.また,認識・学習を行う簡単なプログラム(学習認識機械)を実際に作成することで,工学的な問題に対する適用方法やデータ分析の手法を実践的に習得する. |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.機械学習に関する基礎的なアルゴリズムを理解し,その特徴を説明できる(理解力). 2.機械学習における対象問題を理解し,具体的な問題に応用できる(応用力). 3.学んだアルゴリズムを用いて学習認識プログラムを作成し,対象問題に対して学習パフォーマンスを得られるようパラメータを選択できる(実践力). |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 通常授業 1回目 強化学習拝啓 2回目 強化学習概要 (教科書p.2-7) 3回目 行動選択手法概要 (教科書p.29-33) 4回目 強化学習問題 (教科書p.55-62,74-81) 5回目 状態遷移確率と報酬モデル (教科書p.62-74) 6回目 動的計画法 (教科書p.94-109) 7回目 モンテカルロ法 (教科書p.119-131) 8回目 TD学習:概要 (教科書p.142-167) 9回目 TD学習:TD予測の定式化 (教科書p.142-151) 10回目 TD学習:TD制御の定式化 (教科書p.151-159) 11回目 強化学習問題に対する演習 12回目 強化学習の実装:雛形プログラムの理解 13回目 強化学習の実装:行動選択手法の実装 14回目 強化学習の実装:TD学習の実装 15回目 計算機シミュレーションによる学習プログラムの動作検証とパラメータの検証 定期試験 教科書の該当部分をあらかじめ予習して講義に臨むこと. |
教科書 /Required Text |
強化学習 Richard S. Sutton, Andrew G. Barto [著] ; 三上貞芳, 皆川雅章共訳 森北出版 2000(ISBN:4627826613) |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
・成績は定期試験(70点)およびレポート(30点)にて評価し,100点満点中60点以上の者を合格とする. 各到達度目標の評価方法は,次のように行う. 目標1.定期試験において論述問題を出題し,達成度を評価する. 目標2.定期試験において実例を分析する問題を出題し,達成度を評価する. 目標3.レポートに記載されたプログラムのソース・結果・考察から,達成度を評価する. |
履修上の注意 /Notices |
不合格者は再履修とする。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
・「認識と学習」で学ぶ柔軟で適応的な情報処理技術は,情報科学のあらゆる場面で必要とされるものである.本講で扱う内容は,現在も新たな知見が続々と集積されつつある進展中の分野であり,将来研究開発の一線に立つ諸君に,今後様々な応用が見込まれるこの分野に対応できるよう,その基礎理論と考え方について理解を深めるものである. |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
この授業科目は情報電子工学系学科の情報システム学コースとコンピュータ知能学コースの教育目標の以下の項目に対応している. ・情報技術者[コンピュータサイエンス]情報工学の基礎知識と応用能力を身につける. |
関連科目 /Related course |
・履修の必須要件となる科目はないが,1年次開講の「線形代数」,2年次開講の「確率・統計」の内容を修得していると理解しやすい. ・講義「認識と学習応用演習」では,本講義で学ぶ内容を実習を通して習得する. |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
該当なし |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
該当なし |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
該当なし |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |