開講学期/Course Start | 2019年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 月/Mon 3,月/Mon 4 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 応用理化学系学科 |
対象学年/Year | 1年,2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 熱力学(再履修特設クラス)/Thermodynamics |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 戎 修二 |
時間割コード/Registration Code | C3507z |
連絡先/Contact | 戎 修二(K402 ebisu@mmm.muroran-it.ac.jp 0143-46-5620) |
オフィスアワー/Office hours | 戎 修二(金曜日 16:00-18:00;時間外でも都合がつけば対応します) |
実務経験/Work experience |
更新日/Date of renewal | 2019/08/21 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
「熱力学」は力学および電磁気学とならんで古典物理学の重要な柱のひとつである。 力学や電磁気学とは大きく異なる熱力学的な考え方(マクロな視点)を学ぶことを目標とする。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1. 熱や仕事、内部エネルギー、系、準静的過程などの熱力学の基本的用語や 概念を理解し、説明できるようになる。 2. 偏微分などの数学的手法を用いた熱力学の関係式を理解できるようになる。 3. 熱力学の法則を理解し、簡単な系について計算できるようになる。 4. 計算から得られた結果が何を意味するか、考える習慣を身につける。 5. エントロピーという状態量の存在を学び、その役割を説明できるようになる。 6. 物質の3相(気相、液相、固相)と相転移を学び、相図を説明できるようになる。 7. 気体分子運動論の初歩を学び、マクロな視点とミクロな視点の関係を理解する。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間):22.5時間 第1回 熱平衡と温度 第2回 状態方程式 第3回 準静的過程 第4回 熱力学の第1法則 第5回 熱容量と比熱 第6回 理想気体の断熱変化 第7回 カルノーサイクル 第8回 熱力学の第2法則 第9回 熱機関の効率と熱力学的温度目盛 第10回 エントロピー 第11回 不可逆変化とエントロピー 第12回 自由エネルギーとエクセルギー 第13回 気相・液相・固相 第14回 気体分子運動論(その1) 第15回 気体分子運動論(その2) 第16回 定期試験 ・次週のプリントを予め配付します。 ・毎週、小テストを課しますので、予習しておくこと。 |
教科書 /Required Text |
物理学 小出昭一郎著 裳華房 1997(ISBN:9784785320744) |
教科書・参考書に関する備考 |
補助教材として、セルフチェックシート、セルフチェック問題を提供する。 熱力学に関する本は本学付属図書館に多数あります。自分に合った本を探してください。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
小テストの合計点を40点満点に換算し、定期試験(60点満点)と合算して評価する。100点満点中60点以上を合格とする。ただし、再試験の場合の最高評価点(小テスト換算値と再試験の合計点)は79点とする。再試験不合格者は再履修すること。 到達度目標1-7については、小テストおよび定期試験において論述問題および計算問題を出題して評価する。 |
履修上の注意 /Notices |
・理解度向上と出席確認のため毎回小テストを行う。 ・80%以上の出席、80%以上の小テスト提出が必須 (出席80%未満の者は原則として非履修の扱いとする)。 ・定期試験不合格者には1回に限り再試験を行う (ただし、評価の最高点は79点とする)。 ・やむを得ない理由で定期試験を受験できなかった者には追試験を行う。 ・再試験不合格者は再履修すること。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
熱力学は身近な現象から、地球温暖化の問題まで適用できる実用的な学問であり、 もちろん物理や化学の研究にとっても重要な基礎学問です。「役に立つ」、 「使える」ようになるためには、熱力学の考え方になれる必要があります。 そのためには、毎回配付する穴埋め形式のプリントを、自分の頭で考えて記入し、 自分の資料を完成することが重要です。また、毎回課す小テストも自分で考えな ければ(他人の解答を写してしまうと)意味がありません。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
この授業科目の各コースの学習・教育目標: ・応用化学コース この授業の単位修得は、応用化学・生物工学プログラムの学習・教育到達目標の、(B1):応用化学および生物工学に共通して活用できる専門基礎知識を体系的に修得する(1・2年)、に対応している。 JABEE基準1(2)の「(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力」に対応している。 ・バイオシステムコース この授業の単位修得は、応用化学・生物工学プログラムの学習・教育到達目標の、(B1):応用化学および生物工学に共通して活用できる専門基礎知識を体系的に修得する(1・2年)、に対応している。 JABEE基準1(2)の「(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力」に対応している。 ・応用物理コース (D)理工学基礎 技術者としての素養および応用物理を理解する ための基礎として、数学、自然科学、情報科学を修得し、 問題解決にこれらを利用できるようになる。 の達成にそれぞれ寄与する。 またJABEE基準では、基準1(2)の(c)数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力、(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力、(g)自主的、継続的に学習する能力に対応している。 |
関連科目 /Related course |
力学を基礎とする部分を含み、統計熱力学の基礎となる。熱力学の考え方は、固体物理学A、固体物理学B、磁性、超電導、半導体物理学、誘電体物理学等でも必要となる。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
次週のレジュメを配布するので、主体的に学習して授業に臨むこと。 毎回小テストを行う。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
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Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
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Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |