開講学期/Course Start | 2019年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 火/Tue 9,火/Tue 10 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 応用理化学系学科 |
対象学年/Year | 3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 有機構造解析学 |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 上井幸司 |
時間割コード/Registration Code | B3330 |
連絡先/Contact |
上井幸司(居室:H-212 Phone: 0143-46-5775 e-mail: uwai(アットマーク)mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours |
上井幸司(月・水曜日 16:00~18:00 (その他の時間で在室のときはいつでも対応します) ) |
実務経験/Work experience |
更新日/Date of renewal | 2019/08/23 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
有機化合物の構造を決定することは、天然物、医薬品、農薬,食品,環境の分野だけでなく、現在ではアミノ酸・核酸・タンパク質などの生物化学などで必要な知識・技能となってきている。 この授業では有機化学において必須の機器分析(質量分析、紫外可視吸収スペクトル、赤外線吸収スペクトル、水素及び炭素核磁気共鳴スペクトルなど)による有機化合物の構造解析法を習得する。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.質量分析法の,分子イオンピーク,フラブメンテーション,同位体パターン,不飽和度などを理解する(15%)。 2.紫外可視吸収スペクトルの評価ができる(15%). 3.赤外線吸収スペクトルで、官能基の特性吸収を理解し,構造解析できる(15%). 4.プロトン核磁気共鳴スペクトルの化学シフトとスピン結合を理解し,簡単な有機化合物の同定ができる(20%). 5.炭素核磁気共鳴スペクトルの化学シフトを利用し,構造解析に利用することができる(15%). 6.各種スペクトル的手法を組み合わせて、未知化合物の構造解析ができる(20%). |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間):22.5時間 第 1週 イントロダクション 第 2週 分光の基礎 第 3週 質量分析法(1) 第 4週 質量分析法(2) 第 5週 紫外可視吸収スペクトル 第 6週 蛍光スペクトル、円二色性スペクトル 第 7週 赤外線吸収スペクトル(1) 第 8週 赤外線吸収スペクトル(2) 第 9週 NMR スペクトル(1)-原理 第 10週 NMR スペクトル(2)-化学シフト値 第 11週 NMR スペクトル(3)-スピン結合 第 12週 NMR スペクトル(4)-化学的等価性と磁気的非等価性 第 13週 NMR スペクトル(6)-炭素核磁気共鳴スペクトル 第 14週 NMR スペクトル(7)-二次元NMRスペクトル 第 15週 スペクトル総合演習 定期試験は,15週の講義の後行う. *講義中に小テストを行う。 繰り返し演習が大事であるので、宿題を科す。 |
教科書 /Required Text |
MS,IR,NMRの併用 Silverstein, Webster, Kiemle, Bryce著 ; 岩澤伸治, 豊田真司, 村田滋訳 東京化学同人 2016(ISBN:9784807909162)
「HGS分子構造模型C型セット」(丸善) |
参考書等 /Required Materials |
マクマリー「有機化学」(上)第8版、東京化学同人 (ISBN:9784807908097)
マクマリー「有機化学」(中)第8版、東京化学同人 (ISBN:9784807908103) マクマリー「有機化学」(下)第8版、東京化学同人 (ISBN:9784810000000) |
教科書・参考書に関する備考 |
[備 考] 教科書は、有機化学を学ぶ・その職とする者にとって、必須の書籍である。 かなり長期間役立つので、ぜひ購入してほしい。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
定期試験(80%)及び提出課題(2回、各10%、計20%)により評価する。 総点が100点満点中,60点以上で合格とする. その他の講義中に行う小テストや宿題は理解を助けるためのものであって 成績評価には反映しない。 目標1:提出課題および定期試験で基礎的知識を問う問題およびスペクトル解析の論述および計算問題により評価する。(15%) 目標2:提出課題および定期試験で基礎的知識を問う問題およびスペクトル解析の論述および計算問題により評価する。(15%) 目標3:提出課題および定期試験で基礎的知識を問う問題およびスペクトル解析の論述および計算問題により評価する。(15%) 目標4:提出課題および定期試験で基礎的知識を問う問題およびスペクトル解析の論述および計算問題により評価する。(20%) 目標5:提出課題および定期試験で基礎的知識を問う問題およびスペクトル解析の論述および計算問題により評価する。(15%) 目標6:提出課題および定期試験でスペクトを解析の論述および計算問題により評価する。(20%) |
履修上の注意 /Notices |
本科目は有機化学の基礎知識により成り立っている。従って有機化学A, B, Cおよび生物有機化学、有機合成化学の各科目を修得していることを前提としている。 また,不合格の場合は再履修すること. |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
本科目は演習をしないとわかりにくいと思います。 練習問題を能動的に進めてください。 わからないところは積極的に質問に来て欲しいと思います。 講義内容以外のことの相談でも歓迎します、気軽に研究室を訪ねてきてください。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
(応用化学コース・バイオシステムコース) この授業の単位修得は、応用化学・生物工学プログラムの学習・教育到達目標の、(B2):化学または生物分野の技術課題に対応して専門性を発揮できるように、理論と実験において応用化学あるいは生物工学に関する専門知識を修得する(2・3・4年)、に対応している。 JABEE基準1の「(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力」に対応している。 (応用物理コース) 応用物理コースの学習目標(F)応用物理専門能力「応用物理分野の専門知識を修得し,これを自ら取り組む研究課題に応用できるようになる」に対応している。JABEE基準1の(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力,(g)自主的,継続的に学習する能力に対応している。 |
関連科目 /Related course |
1年次前期 有機化学A 2年次前期 有機化学B 2年次後期 有機化学C 2年次後期 生物有機化学 3年次前期 有機化学実験 3年次前期 有機合成化学 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
・本授業では基本的な有機化合物の性質についてはすでに学習したものとして取り扱うため,十分な復習を行っておくこと。 ・単元ごとに演習問題を課すので十分復習を行うこと. |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
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Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
・有機化学や生物化学の知識を基礎として,分光学への応用例へと総合的な学習を行う. |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%未満 |