開講学期/Course Start | 2019年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 他/Oth. |
授業区分/Regular or Intensive | 集中講義 |
対象学科/Department | 応用理化学系学科 |
対象学年/Year | 3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 知的財産所有権論/Introduction to Intellectual |
単位数/Number of Credits | 1.0 |
担当教員名/Lecturer | 宮澤 邦夫 |
時間割コード/Registration Code | B3309 |
連絡先/Contact | |
オフィスアワー/Office hours | |
実務経験/Work experience |
更新日/Date of renewal | 2019/03/14 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
産業界における事業活動では「知的財産」は重要な役割を担っている。まず知的財産とはなにかを理解し、その活用方法を学習する。また経営戦略と技術開発戦略の関係、および著作権や営業秘密保護の問題についても学習する。加えて研究成果(研究報告)から知的財産を創出する能力を身につける。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.知的財産権に関連する法律用語を理解する (20%)。 2.知的財産権の趣旨と意義を理解する(55%)。 3.従来技術・発明等を調査する力をもつ(10%)。 4.研究報告から特許明細書にする技術を身につける(10%)。 5.特許における審査請求制度と権利化の初歩的技術を身につける(5%)。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間(実時間):12時間(90分/1講義×8回)、および定期試験60分。また、これらを3日間の集中講義によって行う。 (1)第1日 第1回 シラバスの説明、「知的財産権」とはなにか? 知識レベルを把握するためディスカッション形式で「知的財産」について話合う。 第2回 知的財産権に関する法律の概要を学習する。まず特許法からはじめる。その後、技術書や権利書としての特許明細書の読み方を学習する。 第3回 実用新案、著作権、意匠権、商標権および不正競争防止法について概要を学習する。また知的財産に関する条約等を学習する。 第4回 特許の権利範囲、権利行使、実施権について学習する。知的財産経営・知的財産戦略についても簡単に学習する。 (3)第2日 第5回 特許庁の従来技術・発明等が収録されているデータベースを学習する。 第6回 研究報告から特許明細書にする技術を学習する。 第7回 特許の権利化の技術(審査官の拒絶理由へ応答する中間処理の初歩)を学習する。 第8回 予備として説明しきれなかった部分を補足するとともに、全体をとおしての質疑応答を行う。 (3)第3日 定期試験(60分)と、解答を解説を行う。 |
教科書・参考書に関する備考 |
[教科書] とくに指定しない(学習に参考となる資料は教員が用意する)。ただ、法律用語・知的財産制度等は馴染みにくいため、下記参考書による予習や授業の復習により、しっかり身につけること。 [参考書] 1.(独)工業所有権情報・研修館 「産業財産権標準テキスト 特許編第8版」 (社)発明推進協会 2.経済産業省特許庁監修 (独)工業所有権情報・研修館企画 「事業戦略と知的財産マネジメント 」 (社)発明協会 [備 考] |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
達成度目標のは定期試験(筆記試験/説明問題等)により評価する。また定期試験(筆記試験)100点満点中60点以上を合格とする。 なお、筆記試験における問題は、半分程度が記述形式、残りは穴埋め形式とする。 |
履修上の注意 /Notices |
授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。80%以上出席していない者は定期試験の受験資格を失うことがあるので注意すること。 不合格の場合は再履修すること。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
能動的な授業参加を望む。積極的に発言することや知的財産に関連するニュース等に関心をもち、自らその周辺を調べて講義での話題として提供することを歓迎する。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は、応用化学・生物工学プログラムの学習・教育到達目標の、(D):次世代の科学技術者にふさわしい自律した倫理観を身につけ,倫理的な判断ができる、(E):地域と広く世界に情報を求め、科学技術が人と自然に影響を及ぼすことを理解し、両者の調和を考えた科学技術の展開を考えることができる、に対応する。 JABEE基準1の「(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」、「(b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任に関する理解」、「(e)種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力」、に対応している。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等) |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
グループによる課題解決とレポート作成(2回) |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
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Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |