授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2019年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 月/Mon 5,月/Mon 6
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科
対象学年/Year 2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 固体化学/Solid Chemistry
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 葛谷俊博
時間割コード/Registration Code C2622
連絡先/Contact 葛谷俊博(K503 / 0143-46-5639 / kuzuya@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 葛谷俊博(木曜日 13:30-)
実務経験/Work experience
更新日/Date of renewal 2019/08/23
授業のねらい
/Learning Objectives
化学の面白さは、物質を構成する個々の元素が有する個性と、様々な元素どうしが形成する化学結合の多様性、および化学結合に基づいて化合物が示す独特の構造、反応性ならびに物性にあると言える。本講では固体の化学結合の基本的なタイプであるイオン結合、共有結合と金属結合について説明する。さらに、結晶の化学量論的、非化学量論的欠陥や固溶体の形成、さらには固体の構造解析の手法について修得する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.主要な結晶構造の特徴や結合状態を理解し、問題を解くことができる。(計算力)
2.結晶格子と原子価、及び電子状態に関する考え方を正確に述べることができる。(知識力)
3.固体の構造解析の手法を理解し、具体的な例をあげて説明ができる。(理解力)
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間);22.5時間
1週目 シラバスの説明、結晶構造の記述 pp.1-22
2週目 主要な結晶構造(1) pp.22-36
3週目 主要な結晶構造(2)、小テスト(1) pp.36-50
4週目 小テスト解答、イオン結合、格子エネルギー pp.51-66
5週目 ボルンハーバーサイクル、小テスト(2) pp.67-71
6週目 小テスト解答、部分共有結合性 pp.71-74
7週目 電気陰性度、結合原子価と結合長、小テスト(3) pp.74-90
8週目 小テスト解答、バンド理論 pp.90-100
9週目 結晶学と回折法(1)、小テスト(4) pp.101-115
10週目 小テスト解答、結晶学と回折法(2) pp.116-132
11週目 固体の構造解析(顕微鏡法)、小テスト(5) pp.133-141
12週目 小テスト解答、固体の構造解析(分光法)(1) pp.141-151
13週目 固体の構造解析(分光法)(2)、小テスト(6) pp.152-162
14週目 小テスト解答、固体の構造解析(熱分析法) pp.162-169
15週目 固体の結合様式と構造解析の演習 プリント
16週目 定期試験
・授業時間内に小テストを実施するので、準備すること。
教科書
/Required Text
ウエスト固体化学基礎と応用 A.R. West著 ; 後藤孝 [ほか] 訳 講談社 2016(ISBN:9784061543904)
参考書等
/Required Materials
入門固体化学 L.Smart, E.Moore著 ; 河本邦仁, 平尾一之訳 化学同人 1996(ISBN:9784759807714)
教科書・参考書に関する備考 [教科書]
ウェスト著「固体化学基礎と応用」講談社 定価(5500円+税)
[参考書]
スマート・ムーア著「入門固体化学」化学同人 定価(4200円+税)
[備 考]
上記教科書の他、講義中に配布するプリント類も使用します。
成績評価方法
/Grading Guidelines
目標1.定期試験において計算問題を出題し、評価する。
目標2.定期試験において計算問題、論述問題、選択肢問題の中から出題し、評価する。
目標3.定期試験において計算問題、論述問題、選択肢問題の中から出題し、評価する。
小テストと定期試験の成績を100点満点で総合的に評価し60点以上を合格とする。
履修上の注意
/Notices
・毎回、学生証を持参すること(学生証を使って出席をとります)
・11回以上の出席が必要(風邪、クラブ活動による休みを含めて4回の欠席は認めるがそれ以上の場合は、非履修とみなす。欠席により小テストを受けなかった場合は、レポート提出で代用する)。
・予習をしてから講義に臨むこと。
・知識力、理解力などの向上を目指すために、適宜小テストを行うので十分復習をしておくこと。
・授業中の質問は大歓迎。
・授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
・再試験は行わない。
・不合格者は再履修すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
適宜演習を組み入れて講義をすすめるので、自分で理解度をチェックしながら学習目標の達成に努めること。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
材料工学コースの学習目標の(D)に対応
JABEE教育プログラムの学習教育到達目標の(d)に対応
関連科目
/Related course
この科目の履修にあたっては、1学年開講の結晶構造学を履修しておくことが望ましい。
今後の関連科目は、3学年開講の固体物性基礎論及び表界面科学である。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
小演習によって十分な復習を行っておくこと。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
特に課していない。  
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
1年後期に学んだことを基礎とし、この教科で知識を深めること。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%