授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2019年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 金/Fri 3,金/Fri 4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科航空宇宙システム工学コース/Department of Mechanical Aerospace and Materials Engineering
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 宇宙機設計法
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 上羽 正純,中田 大将,今井良二,勝又暢久,樋口,廣田光智,湊 亮二郎,境  昌宏,北沢 祥一,畠中 和明,高久 雄一
時間割コード/Registration Code B2345
連絡先/Contact 上羽 正純(B202、0143-46-5346、ueba@mmm.muroran-it.ac.jp)
高久 雄一(B203
外線からは0143-46-5319(直通)、内線からは5319(直通)。
y.takaku@mmm.muroran-it.ac.jp)
畠中 和明(A207、TEL:0143-46-5354、e-mail:hatnac@mmm.muroran-it.ac.jp)
北沢 祥一(B208, 0143-46-5345, kitazawa@mmm.muroran-it.ac.jp)
境 昌宏(教員室;B307
TEL;0143-46-5377
e-mail;msakai@mmm.muroran-it.ac.jp)
湊 亮二郎(B204, TEL:0143-46-5378, E-mail : r-minato@mmm.muroran-it.ac.jp)
廣田光智(A205,内線5367,hirota(あっと)mmm.muroran-it.ac.jp,(あっと)を@に変換)
樋口 健(A301室
higuchi(at)mmm.muroran-it.ac.jp)
勝又暢久(
B203
0143-46-5322
nobuhisa-k@mmm.muroran-it.ac.jp)
今井良二(5336)
中田 大将(S306,0143-46-5389, nakata@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 上羽 正純(水曜日 13時~15時)
高久 雄一(毎週水曜日14:30~16:30)
畠中 和明(毎週月曜日10:00~12:00)
北沢 祥一(水曜日 13時~15時)
境 昌宏(火曜日 15:00~17:00)
湊 亮二郎(火曜日 16:30~18:00)
廣田光智(水曜日(Wed.)13:00-14:30)
樋口 健(木曜日10:00-12:00)
勝又暢久(月曜:13:30~15:00)
今井良二(水曜日15:00-17:00)
中田 大将(月曜日 13:30-15:00)
実務経験/Work experience 上羽 正純(通信事業を扱う企業での静止通信衛星および搭載機器の研究開発経験及び衛星搭載アンテナ指向方向制御技術の研究開発経験及び衛星通信システムの研究開発経験を有する)

畠中 和明(企業において関連する数学知識を要する計測・制御ソフトウェア設計・製作に携わった在職経験及び流体関連シミュレーションソフトウェア設計・製作に携わった在職経験を有する)
北沢 祥一(電子部品の製造事業を扱う企業での高周波デバイス等の開発経験及び研究会社において高周波デバイスや無線通信方式の研究開発経験を有する)

湊 亮二郎(自動車等の技術開発事業を扱う企業でのエンジンの熱流体解析業務に携わった在職経験及び自動車、その他の熱流体解析業務に携わった在職経験を有する)

樋口 健(宇宙航空開発事業を扱う国立研究所において科学衛星の構造材料系担当として設計に携わった在職経験を有する)

今井良二(輸送用機器製造事業を扱う企業での航空推進システムの流体設計技術の開発及び航空宇宙推進システム、原子力、エネルギープラント関連機器の伝熱設計技術の開発経験を有する)
更新日/Date of renewal 2019/09/27
授業のねらい
/Learning Objectives
宇宙機システムとしてのロケット、衛星を対象に推進、空力、構造、制御、通信の5分野の技術がどのように適用されているかを、具体的な例示と演習により習得する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
工学的な実際の課題や問題点を理解し、それを解決する手法や考え方を、主体的な実践を通じて表現できるようになること。
具体的な到達度目標は下記のとおり
構造分野:ひずみゲージによるひずみ計測方法を習得すること。有限要素法による構造解析の基礎を実習すること。実測とシミュレーションとの比較により、実際の問題の存在への気づきと理由解明とを主体的な実践を通じて考察し表現できること。
制御分野: 周波数応答法におる制御系設計が正しくできるようになること。
通信分野:無線通信システムを理解し、回線設計が正しくできるようになること。
推進分野: 航空宇宙推進システムの定量的な性能評価が出来る
空力分野: 極超音速流れで現れる、理想気体流れと異なる現象の物理を理解すること。
授業計画
/Course Schedule
総時間数:90分×14回=21時間

空力分野(廣田)
第1週  大気圏再突入と空力加熱の演習1
第2週  大気圏再突入と空力加熱の演習2

構造分野(樋口、境、勝又)
第3週~第6週
下記内容を3班に分けて、ローテーションにより実施する。
(1) 宇宙機に多用される基本的な構造要素において留意すべき力学を例示により習得。
(2) 有限要素法による構造解析の原理と適用方法の基礎の習得。
(3) ひずみゲージによるひずみ計測技術を習得すること。
(4) 代表的な構造要素(円孔を有する高強度アルミニウム合金平板)における二次元弾性問題のひずみ分布を実測。
(5) 二次元弾性問題のひずみ分布から応力分布の計算、および応力集中の計算の実習。
(6) 円孔を有する平板のひずみ分布と応力集中を有限要素プログラミングにより数値シミュレーションし、有限要素法で得られる数値解の意味の理解。
(7) 円孔を有する平板における二次元弾性問題および応力集中の理論解の導出。
(8) 実測値、数値シミュレーション結果、理論解の3者の比較により、実際の問題の存在への気づきおよびその理由の解明を、主体的な実践を通じて考察し、レポートに表現すること。

制御・通信分野(上羽、高久、北沢)
第7週  数値計算ソフトウェアによる伝達関数特性把握
第8週 電波伝搬・無線通信の基礎 
第9週 周波数応答による宇宙機姿勢制御系設計演習
第10週  衛星通信システムにおける通信回線設計
                             
推進分野(中田、今井、湊、中田)
第11週  衛星推進系概要、運用例
第12週  推薬供給系設計
第13週  二液スラスタ設計 燃焼問題の解法
第14週 二液スラスタ設計 ロケットエンジンへの応用

テーマ毎にレポート、プレゼン、等の課題が与えられるので、適切に自己学習すること。
教科書・参考書に関する備考 具体的な教科書、参考書は各教員の指示による。
成績評価方法
/Grading Guidelines
各分野ごとの到達度は、各分野毎に提示されるレポート等により評価する。
単位取得には、全ての分野(推進、空力、熱、構造、制御、通信)に出席するとともに、レポートやプレゼンテーション等の課題があるテーマの場合には期限までに課題を提出していることが、テーマ毎評価の前提条件である。
提出しなかったテーマは、終了したものとしては扱われない。期限遅れは提出しなかったものとみなされるので注意すること。また、内容不十分の場合は再提出を求めることがあるので、提出がそのまま受理になるとは限らない。評点は、テーマ毎に課された課題が期限までに提出できているテーマに対し、各分野毎の評価の単純平均による。100点満点中60点以上を合格とする。
課題提出は、受講年度のみ有効である。したがって、受講年度に単位取得とならなかった場合は、翌年度受講の際には、すべての分野について再度課題提出となるので、注意すること
履修上の注意
/Notices
止む得えず欠席する場合には必ず申し出て公欠等の処置を取ることが求められる。
再試験は行わない。不合格者は再履修とする。
また、各週において自宅学習を前提とした課題・演習が課されるため,復習・予習を必ず行うこと。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
この機会にシステム工学たる航空宇宙技術を広い視野から実践することを期待する。
また、各分野の教員から配布されるプリント、課題は必ず事前に取り組んで授業に臨むこと。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
<航空宇宙システム工学コースの学習目標との対応>
B)航空宇宙システム工学分野に必要な様々な知識,技術の習得
航空宇宙工学基盤知識「専門分野の基礎と応用能力」を身につける
E)自発的,継続的に学習する能力を修得
コースの全課程において身につける
関連科目
/Related course
航空宇宙システム工学コースのこれまでのすべての科目に関係する。
実務経験のある教員による授業科目
/Course by professor with work experience
1.関連した実務経験を有している教員が担当する科目
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
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