授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2019年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 金/Fri 9,金/Fri 10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title ジェットエンジン/Jet Propulsion
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 湊 亮二郎
時間割コード/Registration Code B2341
連絡先/Contact 湊 亮二郎(B204, TEL:0143-46-5378, E-mail : r-minato@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 湊 亮二郎(火曜日 16:30~18:00)
実務経験/Work experience 湊 亮二郎(自動車等の技術開発事業を扱う企業でのエンジンの熱流体解析業務に携わった在職経験及び自動車、その他の熱流体解析業務に携わった在職経験を有する)
更新日/Date of renewal 2019/01/23
授業のねらい
/Learning Objectives
ジェットエンジンに関する熱力学的なサイクルを理解して、その性能を計算できること
ジェットエンジンに関わる、基礎科目、要素技術を学び、それを高度なシステムとして統合する技術について学ぶ.それにより物事を多面的に見て製品を設計する、システム志向の Philosophy を身につける。
その他、圧縮機やタービンなど,ジェットエンジンを構成するターボ系要素の空気力学に関する分野も講義する.
到達度目標
/Outcomes Measured By:
ジェットエンジンに関する工学的素養を身につけるには、空気力学、伝熱工学、燃焼工学、構造振動、材料強度、制御工学等の幅広い分野について学ぶ必要があるが、あまりにも膨大であるため、本講義では、ジェットエンジンの基本的なサイクル原理を熱力学的見地から考察し、性能計算ができることを第一の目標とする.
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数:24時間
第 1週 ジェットエンジンの歴史・概論
第 2週 熱力学の復習
第 3週 空気力学の復習
第 4週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(ラムジェット)
第 5週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(単純ターボジェットエンジン)
第 6週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(アフターバーナ付き単純ターボジェット)
第 7週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(単純ターボジェットのサイクルの特徴)
第 8週 理想的なジェットエンジンのサイクル計算(ターボファンジェットエンジン)
第 9週 ジェットエンジンの要素性能(インテーク、圧縮機)
第10週 ジェットエンジンの要素性能(燃焼機、タービン、ノズル)
第11週 実際のジェットエンジンのサイクル計算(ターボジェットエンジン)
第12週 実際のジェットエンジンのサイクル計算(アフターバーナ, ターボファン)
第13週 Off-Design性能1
第14週 Off-Design性能2
第15週 まとめと復習
第16週 期末試験

ホームワークを出します。これも評価の対象ですので、講義外での学習も必須です。
参考書等
/Required Materials
ジェット・エンジンの仕組み : 工学から見た原理と仕組み 吉中司著 講談社 2010(ISBN:9784062576963)
ジェットエンジン 鈴木弘一著 森北出版 2004(ISBN:9784627690516)
ジェットエンジン概論 : ガスタービンからスクラムジェットまで J. L. ケルブロック著 ; 梶昭次郎訳 東京大学出版会 1993(ISBN:9784130000000)
Elements of propulsion : gas turbines and rockets Jack D. Mattingly ; foreword by Hans von Ohain American Institute of Aeronautics and Astronautics 2006(ISBN:9781560000000)
Aerothermodynamics of gas turbine and rocket propulsion Gordon C. Oates American Institute of Aeronautics and Astronautics 1997Aerothermodynamics of gas turbine and rocket propulsion Gordon C. Oat・・・(ISBN:9781563472411)
教科書・参考書に関する備考 資料を配布する.
授業は、上記の参考文献4をベースにして行う。
授業を受ける前に、参考図書1を読んでおくことが望ましい。
成績評価方法
/Grading Guidelines
到達度目標は全て、定期試験及びホームワークにて評価する.
評価の重み付けは次のとおり
定期試験 75%
ホームワーク 25%
上記の重み付けで点数をつけて、100点満点で60点以上を合格とする.
履修上の注意
/Notices
ホームワークを出しますが、提出期限は厳守のこと。提出期限に遅れた場合は採点しない。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
航空宇宙システム工学コースの学習・教育目標との対応:
B) 航空宇宙システム工学分野に必要な様々な知識,技術の習得
(航空宇宙工学基盤知識「専門分野の基礎と応用能力」を身につける)
関連科目
/Related course
航空宇宙熱力学を履修済みであることが望ましい。
ロケット工学
燃焼工学
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(反転授業,小テスト,振り返り 等)
本授業では、授業時間の関係から、十分に詳解できないので、レポート課題を通じて復習を行うこと
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
2年後期で学んだ航空宇宙熱力学や空気力学の知識を活用した、総合的な演習も行う
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満