開講学期/Course Start | 2018年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 他/Oth. |
授業区分/Regular or Intensive | 集中講義 |
対象学科/Department | 授業時間割参照 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 日本近現代史B/The modern age of Japanese History B |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 一瀬 啓恵(学部),永井真也(学部) |
時間割コード/Registration Code | T6706 |
連絡先/Contact | 永井真也(snagai@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 永井真也(水曜日12:00-13:00) |
更新日/Date of renewal | 2018/03/22 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
授業のテーマは「近代の災害と日本」である。 幕末から1945年アジア・太平洋戦争に敗れるまでの間におこったさまざまな災害を中心に、その被害や救援活動、復旧、復興がどう行われたか、その概要を解説していく。この時期の日本は日清・日露戦争に勝利し、第一次世界大戦を経て、中国における権益拡大をめざしてさらなる戦争をくりひろげていくが、このようななか発生する災害に帝国議会や政府がどのように対応し、防災に取り組んでいくかを検討することで、近代日本の特質について考察することを目的とする。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.幕末から昭和戦前期にかけての日本がどのような災害に見舞われ、また救援、復旧、復興がどのようにすすめられたのか理解できる。 2.幕末から昭和戦前期にかけて災害復興や防災対策がどのように進められたのかを理解することで、近代日本の特質が考察できる。 |
授業計画 /Course Schedule |
1、ガイダンス 2、開国と地震(1)~安政東海・南海地震 3、開国と地震(2)~安政江戸地震 4、近代の災害救助法(1)~備荒貯蓄法 5、近代の災害救助法(2)~罹災救助基金法 6、近代の水害(1)~治水のあり方 7、近代の水害(2)~その多発 8、近代の水害(3)~克服は可能か 9、関東大震災(1)~その概要と被害 10、関東大震災(2)~救援・復旧活動 11、関東大震災(3)~復興事業のゆくえ 12、1926年十勝岳噴火(1)~その被害 13、1926年十勝岳噴火(2)~復旧・復興 14、戦争と災害(1)~1934年函館大火 15、戦争と災害(2)~太平洋戦争期を中心に、まとめ 16、試験 総時間24時間 授業の内容を理解するうえで必要な日本史の基礎知識は、授業中に指示するので事前に確認したり調べたりしてくること。 |
参考書等 /Required Materials |
北原糸子・松浦律子・木村玲欧『日本歴史災害事典』(吉川弘文館、2012年)(ISBN:9784642014687)
北原糸子編『日本災害史』(吉川弘文館、2006年)(ISBN:9784642079686) 筒井清忠『帝都復興の時代―関東大震災以後―』(中公選書、2011年)(ISBN:9784120000000) 北原糸子『関東大震災の社会史』(朝日新聞出版、2011年)(ISBN:9784020000000) 北原糸子『津波災害と近代日本』(吉川弘文館、2014年)(ISBN:9784642038324) 鈴木淳『関東大震災―消防・医療・ボランティアから検証する―』(ちくま書房、2004年(ISBN:9784480000000) 松尾章一『関東大震災と戒厳令』(吉川弘文館、歴史文化ライブラリー162、2003年)(ISBN:9784642055628) |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書は特に使用しない。参考書に関しては、講義中にその都度紹介するので、興味のあるものは、積極的に読んでほしい。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
到達度目標1、2とも、授業中のミニレポートと定期試験で評価する。 定期試験は、近代の災害に関するテーマを2000字程度で論じてもらう。 講義中のミニレポート3割、定期試験7割として、総合的に評価する。 100点満点中60点以上で合格とする。 |
履修上の注意 /Notices |
授業中に書いてもらうミニレポートは、授業の内容に対して「自分なりの意見」が持てたかどうかをみるものなので、真面目に取り組んでもらいたい。また、授業を聴いて興味をもったことなどを、積極的に調べる姿勢を身につけてもらいたい。 なお、不合格者に対する再試験は行わない。不合格者は再履修。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
近代日本が「災害」にどのように向き合ってきたのか、また今後、私たちが「災害」に対してどう向き合えばいいのか、考えてみたい学生に履修をすすめる。この時期の日本近代史について知識のない学生も多いので、災害がおきた当時の政治や経済、外交などは、わかりやすく説明を加える。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
各学科・コースの学習・教育目標 建築社会基盤系学科土木工学コース: 〇(B) 良識ある人間性、倫理性、福祉への感性と健全なる心身を形成する(人間性) 〇(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し、将来にわたって豊かな能力を身につける(将来能力) 機械航空創造系学科 機械システム工学コース: (A) 多面的考察力の修得 機械航空創造系学科 航空宇宙システム工学コース: (D)(E)(F) 語学力一般教養の修得 機械航空創造系学科 材料工学コース: (A) 多面的思考能力の修得 応用理化学系学科 応用化学コース・バイオシステムコース: (D) 次世代の科学技術者にふさわしい倫理観の修得【倫理】 応用理化学系学科 応用物理コース: (A) 科学技術倫理・多面的思考能力の修得 情報電子工学系学科電気電子工学コース・情報通信システム工学コース: (H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する 情報電子工学系学科 情報システム学コース・コンピュータ知能学コース: (人) 社会的・国際的視点の修得 JABEE基準 1(1)(a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養 |
関連科目 /Related course |
2016年度 日本近現代史A 2016年度 日本近現代史B 2017年度 日本近現代史A |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
レポートを実施する。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
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Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
|
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |