開講学期/Course Start | 2018年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 木/Thu 5,木/Thu 6 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 授業時間割参照 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 現代民主主義論/Democratic Theories Today |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 永井真也(学部) |
時間割コード/Registration Code | T6645 |
連絡先/Contact | 永井真也(snagai@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 永井真也(水曜日12:00-13:00) |
更新日/Date of renewal | 2018/08/24 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
民主主義を公平な集団の意思決定システムであるという認識に疑問を投げかけ、民主主義システムの危うさを考える機会を学生に提供する。将来の良識ある一社会人としての意識の確立を促す。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.民主主義原理を理解する。その上で、国の三権分立と地方自治体の二元代表制との違いを理解する。 2.民主主義的決定方法としての選挙は、単純多数決原理による1つの決定方法でしかないことを理解し、それ以外の方法と比較しながら、民主主義には決定ルールの問題があることを理解し説明できるようにする。 3.マスメディアに登場することで人気者となると政治家がいる。歴史的にも世界各国にも登場する彼らのようなポピュリストの特徴を理解し、民主主義の問題点として理解する。 4.民主主義の暴走した結果としての国家主義により戦争にたどりつくこと、また戦争に至る社会背景を丸山眞男等の先行研究等から学び、民主主義に潜む危険性を説明できるようになる。政治への参加意識を高める。 |
授業計画 /Course Schedule |
2単位(90分X15回=22.5時間) 1週目 ガイダンス-民主主義のいま- 2週目 政治の原理 3週目 三権の機能 4週目 官僚制度 5週目 55年体制 6週目 地方議会 7週目 二元代表制 8週目 行政委員会制度ー総論ー 9週目 行政委員会制度ー教育委員会ー 10週目 住民参加 11週目 ポピュリズム1 12週目 ポピュリズム2 13週目 マスメディアと政治 14週目 世論について 15週目 総括 16週目 試験 |
参考書等 /Required Materials |
大嶽秀夫「日本型ポピュリズム」中公新書 920円+税(ISBN:978412101708)
佐々木信夫「地方議員」PHP新書 740円+税(ISBN:978456977422) 佐伯啓思「現代民主主義の病理」NHK出版 966円(ISBN:978414000000) 新藤宗幸「教育委員会――何が問題か 」岩波新書 798円(ISBN:9784000000000) 中野晃一「右傾化する日本政治」岩波新書 842円(ISBN:978400431553) マーティン・ファクラー「安倍政権にひれ伏す日本のメディア」双葉社1080円(ISBN:978458000000) 薬師院仁志「ポピュリズム」新潮新書780円+税(ISBN:9784106107092) |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書は使用しない。好きな参考図書を読んでおくこと。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
100点満点中60点以上を合格とする。 100 点 満点 の内訳は、定期試験 70 点(満点)、 小レポート 30点(満点)である。 小レポートでは、到達度目標2、3、4に関して記述式でそれぞれ一回ずつ行う。10点×3回=30点。 定期試験は、到達度目標1~4に対して選択問題、空欄補充問で行う。70点。 |
履修上の注意 /Notices |
不合格者は再履修とする。 出欠確認システムで出欠を確認します。室蘭工業大学学部学生の試験に関する規則第6条により、出席が良好でない者には期末試験の受験を認めない。出席が良好でない者が受験しても、欠席扱いとする。10回以上の出席。 休講は原則として事前に掲示するが、万が一授業開始時刻後15分経過しても教員が教室に現れない場合は休講とする。 他の受講者のため、授業と関係のない私語は厳禁である。スマホ・携帯電話の電源は切っておくこと。飲食は一切禁止。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
大学生は有権者である。日々、テレビのニュースや新聞から社会情勢を理解することは市民としての最低限の務めである。また日常の地域社会に関心を持つことが大事である。素朴な疑問を大切にし、日常感覚の中での実感的理解に努めてもらいたい。 授業の中では、学生諸君の関心のある事柄についても積極的に取り上げていきたい。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
各学科・コースの学習・教育目標 建築社会基盤系学科土木工学コース: 〇(B) 良識ある人間性、倫理性、福祉への感性と健全なる心身を形成する(人間性) 〇(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し、将来にわたって豊かな能力を身につける(将来能力) 情報電子工学系学科電気電子工学コース・情報通信システム工学コース: (H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する。 |
関連科目 /Related course |
日本の憲法、現代の社会A・B、平和と憲法、基本的人権論、地方自治論、ゼミナール「市民と公共」など。 |
備考 /Notes |
授業はパワーポイントを使用する。50頁相当の講義のレジュメは印刷して配布する。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
小テストを3回実施する。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
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Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
日本の憲法、地方自治論と合わせた学習により、公共部門を志望する人材を育成する。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |