開講学期/Course Start | 2018年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 木/Thu 9,木/Thu 10 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 授業時間割参照 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 文化保存論/Cultural preservation theory |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 阿知良 洋平(学部),大島直行(学部) |
時間割コード/Registration Code | T6238 |
連絡先/Contact |
阿知良 洋平(Email:achiray@mmm.muroran-it.ac.jp 居室:Y205) |
オフィスアワー/Office hours |
阿知良 洋平(水12:55~14:25 それ以外でも在室時はいつでもどうぞ。事前にメールで確認して頂けると確実です。) |
更新日/Date of renewal | 2018/08/06 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
日本の先史文化である縄文を例に、「保存すべき文化の価値」について考えてみます。縄文文化には、世界文化遺産の候補として推薦されるなど、顕著な普遍的価値があるとされます。本講義では、〈シンボリズム・レトリック論〉という資料解釈の新しい方法を用いることで、この文化の本質、普遍的価値に迫るとともに、その保存意義を明らかにします。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.「保存すべき文化の価値」を理解するための新しい資料解釈法である〈シンボリズム・レトリック論〉の習得を目指します。 2.縄文文化を理解することで、この後に続く和人文化やアイヌ文化、琉球文化の社会的、文化的価値が明確になり、文化保存への理解の深まりが期待できます。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数:22.5時間 1週目 文化とはなにか(講義のねらいについて、教科書について) 2週目 先史文化を知るための方法(第Ⅰ章「縄文人のものの考え方」) 3週目 縄文土器は本当に鍋か(第Ⅱ章「縄文人のものづくり原理」・第一節) 5週目 土偶のワキはなぜ甘い(第Ⅱ章・第二節) 6週目 石斧の色はなぜ緑なのか(第Ⅱ章・第三節) 7週目 貝輪をはめるのはなぜ女性なのか(第Ⅱ章・第四節) 8週目 死者をなぜ穴に埋めるのか(第Ⅲ章「縄文人の大地のデザイン原理」・第一節) 9週目 竪穴住居になぜ住むのか(第Ⅲ章・第二節) 10週目 ストーンサークルはなぜ円いのか(第Ⅲ章・第三節) 11週目 環状土籬は土木工事か(第Ⅲ章・第四節) 12週目 貝塚はゴミ捨て場なのか(第Ⅲ章・第五節) 13週目 水場遺構で何が行なわれたのか(第Ⅲ章・第六節) 14週目 火災住居は単なる火事か(第Ⅲ章・第七節) 15週目 縄文文化の本質―保存すべき価値―(第Ⅳ章「縄文人の神話的世界観」) ・教科書の該当部分(授業時間内に指示する)をあらかじめ理解した上で授業に参加してください。 |
教科書 /Required Text |
大島直行『月と蛇と縄文人』2014、寿郎社 |
教科書・参考書に関する備考 |
回によっては講義の参考となるプリントを配布する。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
定期試験のみ行ないます。100点満点中60点が合格点です。出題形式は「論述問題」とし、先史文化の本質、保存すべき価値について問います。 |
履修上の注意 /Notices |
(1)授業中の質問を歓迎します。 (2)授業の変更や緊急連絡は授業中または掲示板で通知します。 (3)不合格者は再履修とします。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
映像を使用する回もあります。適宜板書をしますが、板書以外の内容についてもノートを細かくとることを勧めます。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE基準1(1)の3項目に対応する。 (a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養 (b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解(技術者倫理) (f)日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力(うち日本語コミュニケーション能力) 建築社会基盤系学科土木工学コース (B) 良識ある人間性,倫理性,福祉への感性および,健全なる心身を形成する。 (C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける。 機械システム工学コース (A) 多面的考察力の修得 情報電子工学系学科電気電子工学コース・情報通信システム工学コース (H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する。 以上に対応している。 |
関連科目 /Related course |
「青少年と文化」 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
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Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
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Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |