開講学期/Course Start | 2018年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 水/Wed 3,水/Wed 4 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 授業時間割参照 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 日本近現代史A(市民と公共コース)/The modern age of Japanese History A |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 一瀬 啓恵(学部),永井真也(学部) |
時間割コード/Registration Code | T6233 |
連絡先/Contact | 永井真也(snagai@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 永井真也(水曜日12:00-13:00) |
更新日/Date of renewal | 2018/03/22 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
講義のテーマは、「明治前期の災害対策」である。 倒幕を果たした明治新政府は、「富国強兵」や「文明開化」といった言葉に象徴されるような近代化政策を推し進め、立憲国家を形成していった。ではこのような近代国家の形成期に発生した災害に対し、明治政府はどのように対応したのだろうか。特にこの時期の「首都東京の近代化」を進めるにあたり、どのような災害対策が考えられたのだろうか。またいよいよ開会した帝国議会で、災害復興や防災についてどのような意見がだされ、どのような対策が話し合われたのだろうか。講義では、明治前期の災害対策を明らかにすることで、近代日本とはどのような国家だったのかを考えていく。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1、明治政府の災害対策を江戸幕府の災害対策と比較しつつ、理解することができる。 2、「近代都市の形成」において、どのような災害対策がとられたか理解することができる。 3、帝国議会における災害復興や防災に対する議論についての知識を得ることができる。 4、明治前期の災害対策を理解することで、近代日本の特質を考察できる。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数 (90分)×15回=22.5時間 1.ガイダンス~災害とは何か 2.災害史研究の現状 3.幕末の地震と復興 4.倒幕と災害 5.維新政府の災害対策(1)~凶作と水害 6.維新政府の災害対策(2)~文明開化と災害 7.明治10年代の災害対策(1)~都市計画と大火 8.明治10年代の災害対策(2)~衛生問題 9.気象観測の開始 10.巡幸と災害復興 11.義援金と災害復興 12.初期議会と災害対策(1)~法整備をめぐって 13.初期議会と災害対策(2)~水害対策をめぐって 14.初期議会と災害対策(3)~復興計画をめぐって 15.初期議会と災害対策(4)~防災をめぐって、まとめ 16.試験 講義をうけるにあたって必要な日本史の基礎知識については、講義中の指示に従い、事前に調べたり、確認してくること。 |
参考書等 /Required Materials |
日本歴史災害事典 北原糸子, 松浦律子, 木村玲欧編 吉川弘文館 2012(ISBN:9784642014687)
北原糸子編『日本災害史』(吉川弘文館、2006年)(ISBN:9784642079686) 北原糸子『地震の社会史―安政大地震と民衆―』(吉川弘文館、2013年)(ISBN:4061594427) 北原糸子『磐梯山噴火―災異から災害の科学へ―』(吉川弘文館、1998年)(ISBN:4642037020) 村松郁栄『濃尾震災―明治24年内陸最大の地震―』(シリーズ日本の歴史災害、古今書院、2006年)(ISBN:4772240624) |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書は特に使用しない。参考書に関しては、講義中にその都度紹介するので、興味のあるものは、積極的に読んでほしい。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
到達度目標1、2、3、4とも、講義中のミニレポートと定期試験で評価する。 定期試験は、与えられたテーマを2000字程度で論じる。 講義中のミニレポート3割、定期試験7割として、総合的に評価する。 100点満点中60点以上で合格とする。 |
履修上の注意 /Notices |
講義中のミニレポートは、第8回と最終回の講義で返却する。この評価は全体の成績評価にも加えるので、講義に出席していても、「自分なりの意見」が持てない場合は、必然的に成績評価も下がることになる。講義をきいて、しっかりまとめてほしい。 なお、不合格者への再試験は行わない。不合格者は再履修。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
明治期の日本人が「災害」にどのように向き合ってきたのか、また今後「災害」に対して私たちがどう向き合えばいいのか、考えてみたい学生に履修をすすめる。この時期の日本近代史について知識のない学生も多いので、災害がおきた当時の政治や経済、外交など、必要な場合は基礎知識に戻って説明を加える。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE基準 (a)多面的に物事を考える能力 の達成に寄与する。 電気電子工学コース・情報通信システム工学コースの学習・教育目標 「(H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する。」に対応している。 |
関連科目 /Related course |
日本近現代史B |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
レポートを実施する。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
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Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
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Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |