授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2018年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 水/Wed 9,水/Wed 10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 全学科
対象学年/Year 1年,2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 副専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 日本の憲法/Japanese Constitutional Law
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 清末 愛砂(学部)
時間割コード/Registration Code T6154
連絡先/Contact 清末 愛砂(akiyosue@mmm.muroran-it.ac.jp、0143-46-5816)
オフィスアワー/Office hours 清末 愛砂(水曜日:11:00-12:00 事前に必ずアポをとってください)
更新日/Date of renewal 2018/06/18
授業のねらい
/Learning Objectives
憲法の意義・位置づけ、および現行の日本国憲法の成立過程を理解したうえで、日本国憲法の3大原理である①平和主義、②基本的人権の尊重、③国民主権、を保障する各条文の内容や仕組みに関する基礎知識を修得する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
(1) 憲法の意義、近代憲法と現代憲法の特徴、立憲主義、日本国憲法の成り立ちについて理解する。
(2) 日本国憲法が保障する平和主義の内容について理解する。
(3) 日本国憲法が保障する基本的人権の内容について理解する。
(4) 日本国憲法が保障する国民主権の概念、国会、議院内閣制、国会議員の特権、国会の権限、衆議院の解散と内閣総辞職について理解する。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数 (実時間):22.5 時間
1. イントロダクション-法/憲法/立憲主義とは何か?
2. 日本国憲法の成立と日本国憲法の原理
3. 前文・天皇制
4. 平和的生存権と戦争の放棄
5. 基本的人権1-基本的人権とは、私人間効力、基本的人権の主体
6. 基本的人権2-個人の尊重、平等権
7. 基本的人権3-精神的自由(思想・良心の自由、信教の自由)
8. 基本的人権4-精神的自由(集会・結社の自由、表現の自由、学問の自由)
9. 基本的人権5-経済的自由、人身の自由
10. 基本的人権6-家族とジェンダー
11. 基本的人権7-社会権(生存権、環境権)
12. 基本的人権8-社会権(教育を受ける権利、労働基本権)
13. 基本的人権9-受益権、参政権
14. 国会、議院内閣制、国会議員の特権、国会の権限、衆議院の解散と内閣総辞職
15. 司法
(16. 定期試験)

受講生には、授業に参加する準備として、事前にテーマに沿って教科書を読んでくることを求める。また、新聞記事等のニュースや関連書籍を通して、現在の日本社会では、日本国憲法に関して、どのような論点/観点から、議論がなされてるのかを自分なりに調べることを求める。
教科書
/Required Text
谷口真由美編『資料で考える憲法』(法律文化社、2018年)(ISBN:4589039101)
教科書・参考書に関する備考 教科書:谷口真由美編『資料で考える憲法』(法律文化社、2018年)
参考書は特に指定しません。授業の際に必要な資料を適時配布します。
成績評価方法
/Grading Guidelines
到達度目標(1)~(4)すべてにおいて、授業内に書いてもらうミニレポート(30%)と期末試験(70%)で評価し、合計100点満点中60点以上を合格とします。
履修上の注意
/Notices
この授業を履修するにあたっては、以下の点に注意してください。
(1) この授業は憲法の初学者を対象とするものです。中学校の公民の授業や高校の現代社会で学んだ知識を思い出してもらえると、日本国憲法の成り立ちやその概要をより理解しやすくなると思いますので、手元に中学校、高校時代の教科書がある人は読み返してみてください。
(2) 新聞等のメディアの報道や書籍を通して、時事問題に関連する知識を身につけるようにしておくとよいでしょう。
(3) 再試験は行いません。
(4) 不合格者は再履修となります。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
憲法は法治社会/国家を形成する最も重要な法ですので、そのことを認識して、授業に臨んでください。また、憲法を学ぶことにより、自分が有するさまざまな権利を理解してください。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
JABEE基準
(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力
(b)技術者が社会に対して負っている責任に関する理解

建築学コースの学習・教育達成目標との対応
「A:未来をひらく科学技術者に必要となる総合的理工学知識を習得する。」、
「B:良識ある人間性、倫理性、福祉への感性と健全なる心身を形成する。」、「C:未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し、将来にわたる豊かな能力を身につける。」と対応している。

土木工学コースの学習・教育達成目標との対応
○(B)良識ある人間性,倫理性,福祉への感性と健全なる心身を形成する(人間性)
○(C))未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身につける(将来能力)

電気電子工学コース・情報通信システム工学コースの学習・教育目標との対応
(H) 多面的思考と科学技術倫理:電気電子工学分野の技術に対する社会の要請を理解し、社会や環境に与える影響について考えることができる能力を修得する。

応用化学コース・バイオシステムコース(応用化学・生物工学プログラム)の学習・教育目標との対応
(E)地域と広く世界に情報を求め、科学技術が人と自然に影響を及ぼすことを理解し、両者の調和を考えた科学技術の展開を考えることができる。
関連科目
/Related course
平和と憲法、基本的人権論、ゼミナール「市民と公共」
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
事前にテーマに沿って指定の教科書を読んでくること。また、新聞記事等のニュースや関連書籍を通して、現在の日本社会では、日本国憲法に関して、どのような論点/観点から、議論がなされてるのかを自分なりに調べること。

Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
本授業は講義形式であるため、対話的学修は取り入れない。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
日本国憲法の成立の意義と日本国憲法の三大原理の観点から、立憲主義、平和的生存権・戦争の放棄、各種の基本的人権、司法、および国会のしくみを総合的に学び、関連科目「基本的人権論」と「平和と憲法」を理解する上で必要となる基礎的知識を得る。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%