授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2018年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 水/Wed 7,水/Wed 8
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 環境創生工学系専攻公共システム工学コース
対象学年/Year 1年,2年
授業科目区分/Category 博士前期課程 大学院自専攻科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義
授業科目名/Course Title 科学技術社会論
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 松本ますみ(学部),吉田 省子(学部)
時間割コード/Registration Code MP124
連絡先/Contact 松本ますみ(Q509 0143-46-5817, m-matsumoto@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 松本ますみ(オフィスアワー 火曜日5.6限)
更新日/Date of renewal 2018/03/20
授業のねらい
/Learning Objectives
本授業は科学技術と社会の相互作用に関心を持つ大学院生に開かれていて,授業の狙いは,リスク問題に向き合うときは、科学的,社会的および個人的な3つの側面をあわせて考える必要があることを理解することである.キーワードは5つ,3つの軸(科学,社会,個人),パブリックエンゲージメント,(共)協創,リスク,リスクガバナンスとリスクコミュニケーションである.
This class is held for students interested in the interaction between science technology and society, and the aim of the lesson is to understand that it is necessary to think together the scientific, social and personal aspects when facing risk issues.
Five key words are three axis (scientific-, social-, personal-), public engagement, co-creation, risk governance, and risk-communication.
到達度目標
/Outcomes Measured By:
セミナー部分で、ある課題(リスク問題)ついて調査し口頭発表できるようになる。
At the seminar part, the graduate students will be able to conduct a literature survey, and present oral presentation on certain tasks (risk problems).
本授業は科学技術と社会の相互作用に関心を持つ大学院生に開かれていて,授業の狙いは,リスク問題に向き合うときは、科学的,社会的および個人的な3つの側面をあわせて考える必要があることを理解することである.キーワードは5つ,3つの軸(科学,社会,個人),パブリックエンゲージメント,(共)協創,リスク,リスクガバナンスとリスクコミュニケーションである.This class is held for students interested in the interaction between science technology and society, and the aim of the lesson is to understand that it is necessary to think together the scientific, social and personal aspects when facing risk issues.
Five key words are three axis (scientific-, social-, personal-), public engagement, co-creation, risk governance, and risk-communication.
セミナー部分で、ある課題(リスク問題)ついて調査し口頭発表できるようになる。
At the seminar part, the graduate students will be able to conduct a literature survey, and present oral presentation on certain tasks (risk problems).
授業計画
/Course Schedule
22.5 時間
1週目 導入、授業の進め方の説明: 講義 1 : ハザードとリスク(大づかみで)ワーク:個人的にでくわしたリスク問題の紹介
2週目 講義 2:リスク問題の多様性(リスクと言われているものの分類)  ワーク:このリスク問題は何が問題になっているのか?を考えてみる3週目 講義 3:リスクコミュニケーションとは何か
        ワーク:そのような場に参加したことがあるか?あるいは見聞きしたことがあるか?セミナーの分担決め
4週目 講義 4:リスクコミュニケーションの何が問題なのかワーク:事例を検討する Case study
5週目:トランスサイエンスおよびポストノーマル・サイエンス(パブリックエンゲージメントや共創が必要になってくる理由)6週目 講義 6:リスク・ガバナンスとリスクコミュニケーション
7週目 講義 7:リスクコミュニケーション再考No. 7  セミナー 「原子力の社会史~その日本的展開(日本語:吉岡斉著 朝日選書883)」輪読
8週目 1:講義 第1章~第5章の一部(1~5/p.220) セミナーでの報告の仕方を確認
9週目 2:分担1 第5章残り(6~8)
10週目  3:分担2 第6章「事故・事件の続発と開発利用低迷の時代1」(1~7)
11週目 4:分担3 第6章「〃1」(8~11)
12週目  5:分担4 第7章「〃2」(1~5)
13週目  6:分担5 第7章「〃2」(6~9)
14週目 7:分担6 第8章「福島原発事故の衝撃」(1~4)
15週目 吉田 総括(第8章の残り紹介を含む)
  考察  

教科書
/Required Text
吉岡斉「原子力の社会史~その日本的展開 朝日選書883,2011(ISBN:9784022599834)
参考書等
/Required Materials
藤垣祐子編『科学技術社会論の技法』,東京大学出版会,2005年(ISBN:9784130032049)
小林傳司『トランス・サイエンスの時代』,NTT出版,2007年(ISBN:9784757160187)
J.Ravetz,『ラベッツ博士の科学論』,こぶし書房,2010年(ISBN:9784875592532)
教科書・参考書に関する備考 Requred materials : Ortwin Renn,“Risk Governance~Coping with Uncertainty in a Complex World~”, Earthscan,2008
IRGCのHP  https://www.irgc.org/
成績評価方法
/Grading Guidelines
リーディングでの報告(プレゼンテーション)をもって成績を評価する.60点以上を合格とする。
The score of each student is evaluated by oral reporting of readings (presentation).
A grade of more than 60 is accepted for accredit.
履修上の注意
/Notices
この授業は主に日本語で行うがReadingの発表は英語でもよい
This class is mainly conducted in Japanese but the presentation of Reading can be in English.
教員メッセージ
/Message from Lecturer
科学に基づいたリスク分析(リスク評価・リスク管理・リスクコミュニケーション)は科学政策においては必須であるが、リスクコミュニケーションを一方的な説得だと見なしてしまうと、リスクガバナンスで失敗する。
Risk analysis based on science is an essential issue for the decision- -making in science and technology policy. However, if we regard a risk communication as one way persuasion, risk governance has ended in failure.
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
調査・分析・再構成能力
Investigation・Analysis・Reconstruction
備考
/Notes
この授業は日本語で行う(英語での要約は付ける)
This subject will be taught in Japanese(with summary in English)
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
ゼミ形式のリーディングを全体の半分に割り当てる
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
講義にはワークを付けているので,授業を復習するつもりで課題を論じあう
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
リーディングのためには,原子力にからんだ原子核物理学以外の社会史的学習が必要となり,学際的な考え方ができるようにする.
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%