開講学期/Course Start | 2018年度/Academic Year 後期/Second |
---|---|
開講曜限/Class period | 火/Tue 5,火/Tue 6 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 情報電子工学系学科情報システム学コース |
対象学年/Year | 3年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 技術者倫理(情シ)/Engineering Ethics |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 板倉賢一(情報電子工学系学科情報システム学コース),岸上順一(情報電子工学系学科コンピュータ知能学コース) |
時間割コード/Registration Code | C4701 |
連絡先/Contact |
板倉賢一(itakura(at)mmm.muroran-it.ac.jp、V510、0143-46-5424)
岸上順一(jay@mmm.muroran-it.ac.jp V514 0143-46-5423) |
オフィスアワー/Office hours |
板倉賢一(月曜日 16:30~17:30 他の時間帯は予約が必要 Monday 16:30-17:30 Other times by appointment. ) 岸上順一(1000-1200 every Wednesday) |
更新日/Date of renewal | 2018/09/13 |
---|---|
授業のねらい /Learning Objectives |
技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。その上で具体的な事例をとおして、技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解し,倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では,講義、グループ討論、調査、分析、発表などを総合して技術者倫理を修得する。 なお,技術者倫理には広い意味で研究者倫理を含める。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.技術および技術者の判断が社会や環境に与える影響や効果を認識し、技術者の専門職としての責任を理解することができる。【技術と社会・環境】(知識・理解)30% 2.多岐にわたる分野にかかわる技術者倫理を総合的に理解することができる。【専門性と総合性】(知識・理解)20% 3.技術や技術者がかかわる倫理的な問題について,その解決をするために重視すべき価値や技術者としての態度を,個人はもとよりグループで認識することができる。【価値の多様性】(価値・態度) 20% 4.技術や技術者がかかわる倫理的な問題に対し、倫理的手法を用いて解決する道筋を選択することができる。【判断力・問題解決能力】(能力・スキル)30% |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間):22.5時間 1週 シラバスの説明、技術者、技術者倫理とはなにか 2週 「倫理」とは(外部講師) 3週 情報系の技術者倫理 4週 電気系の技術者倫理 5週 企業倫理とはなにか(外部講師) 6週 生命倫理 7週 ヒューマンエラーと技術リスク 8週 内部告発 ギルベインゴールド 9週 ギルベインゴールドのグループ討論 10週 ギルベインゴールドのグループ発表会 11週 グループ討論 12週 グループ討論 13週 グループ討論 14週 発表会 15週 発表会 16週 定期試験 *外部講師の都合で開講週が変更になることがあります。 *本授業では,技術者倫理と研究倫理は個別に扱うものではなく,多くの事項は共有するものとして取り扱う。例:環境・生命への配慮,安全保障への対応,ガイドライン・倫理規定 *授業前に教科書の該当する章を読み,あらかじめ理解をすること。 *授業時間外では,社会情勢の情報を得る努力,学修する事例の背景調査,グループ内での討論など,自己学習をするように努力すること。 |
教科書 /Required Text |
オムニバス技術者倫理 オムニバス技術者倫理研究会編 共立出版 2015(ISBN:9784320071964) |
参考書等 /Required Materials |
新しい時代の技術者倫理 札野順編著 放送大学教育振興会 2015(ISBN:9784595315701)
大学講義技術者の倫理入門 杉本泰治, 高城重厚著 丸善出版 2016(ISBN:9784621300169) 技術者による実践的工学倫理 : 先人の知恵と戦いから学ぶ 中村収三, 近畿化学協会工学倫理研究会共編著 化学同人 2013(ISBN:9784760000000) はじめて学ぶ技術倫理の教科書 今道友信, 札野順編 丸善 2008(ISBN:9784620000000) 技術倫理 : 日本の事例から学ぶ 佐伯昇, 杉本泰治編著 ; 科学技術倫理フォーラム編 丸善 2006(ISBN:4621077511) 誇り高い技術者になろう : 工学倫理ノススメ 黒田光太郎, 戸田山和久, 伊勢田哲治編 名古屋大学出版会 2012(ISBN:9784820000000) 技術倫理 C. ウィットベック [著] ; 札野順, 飯野弘之訳 みすず書房 2000(ISBN:4622041197) 技術者倫理 札野順編著 放送大学教育振興会 2009(ISBN:9784600000000) 実践的工学倫理 : みじかく、やさしく、役にたつ 中村収三著 化学同人 2008(ISBN:9784759811551) |
教科書・参考書に関する備考 |
講義中にプリント類を配布する。 本学附属図書館に関連書籍およびビデオが多数有ります。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
レポート40%,グループ討論および発表40%および定期試験20%を総合して評価する。 100点満点で60%以上を合格とする。 各到達度目標の評価方法は次のように行う。 目標1について:レポート(関連した事項の論述)および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。 目標2について:レポート(関連した事項の論述)および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。 目標3について:グループ討論(討論成果物および参加意識)および発表会(発表内容,ピアレビュ,質疑応答の総合評価)により評価する。 目標4について:グループ討論(討論成果物および参加意識),発表会(発表内容,ピアレビュ,質疑応答の総合評価),および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。 レポート グループ活動 試験 配分 目標1 25% 5% 30% 目標2 15% 5% 20% 目標3 20% 20% 目標4 20% 10% 30% 計 40% 40% 20% 100% |
履修上の注意 /Notices |
・ 当該系学科コースの学生に限る。 ・ インターネット、パソコンの基本技術が必要です。 ・ 履修には出席率(=出席回数/講義回数)80%以上が必要。 ・ 不合格または出席率80%未満の者は来年度以降に再履修とする。 ・ 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。 ・ 再試験は行わない。不合格者は再履修とする。 ・ 授業は1クラス制(大教室)と複数クラス制(中教室)で実施しますので,毎時間の教室の確認のこと。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。 授業中の質問は大歓迎。 オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。 見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。 3年後期の必修科目であるため,卒研着手に大きな影響があることを認識すること。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE学習・教育目標1(b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解(技術者倫理)の達成に寄与する。 情報電子工学系学科の情報システム学コースとコンピュータ知能学コースの教育目標に対応している。学習・教育目標:人[社会的視点] 社会的・国際的視点に立って考える能力を身につける。 および、技術者「技術者倫理] 環境と社会に対する技術者の責任意識を身につける。 |
関連科目 /Related course |
現代社会と情報工学、情報工学PBL:表現技術、卒業論文 |
備考 /Notes |
外部講師紹介 増渕隆史(北海道大学・応用倫理研究教育センター・准教授) 須藤亜紀(大塚製薬株式会社・コンプライアンス部長) |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
講義形式授業では毎週レポートを課す。 事例調査について十分な予習をする。 |
---|---|
Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
事例調査,討論,発表はグループで協働的に取り組む。 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
事例研究では,これまでに学んできた各種科目および異分野科目の知識を総合し,倫理的な行動案の提案が求められる。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |