開講学期/Course Start | 2018年度/Academic Year 後期/Second |
---|---|
開講曜限/Class period | 月/Mon 7,月/Mon 8 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 応用理化学系学科 |
対象学年/Year | 3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 技術者倫理(応物)/Engineering Ethics |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 安居光國(応用理化学系学科バイオシステムコース),飯森俊文(応用理化学系学科応用化学コース),高野英明(応用理化学系学科応用物理コース) |
時間割コード/Registration Code | C3703 |
連絡先/Contact |
安居光國(U305 5748 yasui@mmm.muroran-it.ac.jp ) 高野英明(教員室:Q205室,Tel:0143-46-5617,E-mail:takano@mmm.muroran-it.ac.jp) 飯森俊文(居室: H棟410号室; 内線:5767; Email: iimori@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours |
安居光國(前期 火曜 12:30-13:30 木曜 10:30-12:00 後期 月曜 16:30-17:00 木曜 10:30-12:00) 高野英明(水曜日 16:30-18:00) 飯森俊文(月曜日16:30ー18:30) |
更新日/Date of renewal | 2018/09/13 |
---|---|
授業のねらい /Learning Objectives |
技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。そのうえで具体的な事例をとおして、技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解し、倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では、講義、グループ討論、調査、分析、発 表などを総合して技術者倫理を修得する。なお,技術者倫理には広い意味で研究者倫理を含める。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.技術および技術者の判断が社会や環境に与える影響や効果を認識し、技術者の専門職としての責任を理解することができる。【技術と社会・環境】(知識・理解)30% 2.多岐にわたる分野にかかわる技術者倫理を総合的に理解することができる。【専門性と総合性】(知識・理解)20% 3.技術や技術者がかかわる倫理的な問題について、その解決をするために重視すべき価値や技術者としての態度を、個人はもとよりグループで認識することができる。【価値の多様性】(価値・態度) 20% 4.技術や技術者がかかわる倫理的な問題に対し、倫理的手法を用いて解決する道筋を選択することができる。【判断力・問題解決能力】(能力・スキル)30% |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数:22.5時間 1週目 シラバスの説明、技術者,技術者倫理とはなにか 2週目 「倫理」とは(外部講師) 3週目 事例研究化学系 4週目 事例研究 生命系 5週目 企業倫理とは何か(外部講師) 6週目 リスク、ヒューマンエラー 7週目 内部告発,グループ討論 8週目 事例研究法 9週目 グループ討論1 10週目 発表会 11週目 グループ討論2 12週目 グループ討論3 13週目 発表会1 14週目 発表会2 15週目 全体講評 16週目 定期試験 *外部講師の都合で開講週が変更になることがあります。 *本授業では、技術者倫理と研究倫理は個別に扱うものではなく、多くの事項は共有するものとして取り扱う。例:環境・生命への配慮,安全保障への対応,ガイドライン・倫理規定 *授業前に教科書の該当する章を読み,あらかじめ理解をすること。 *授業時間外では,社会情勢の情報を得る努力,学修する事例の背景調査,グループ内での討論など,自己学修をするように努力すること。 |
教科書 /Required Text |
オムニバス技術者倫理研究会編 「オムニバス技術者倫理」 共立出版(ISBN:9784320071964) |
参考書等 /Required Materials |
新しい時代の技術者倫理 (放送大学教材) 札野順著 放送大学教育振興会 2015(ISBN:4595315708)
大学講義技術者の倫理入門 杉本泰治, 高城重厚著 丸善出版 2016(ISBN:9784621300169) 技術者による実践的工学倫理 : 先人の知恵と戦いから学ぶ 中村収三, 近畿化学協会工学倫理研究会共編著 化学同人 2013(ISBN:9784759815573) はじめて学ぶ技術倫理の教科書 今道友信, 札野順編 丸善 2008(ISBN:9784621079867) 技術倫理 : 日本の事例から学ぶ 佐伯昇, 杉本泰治編著 ; 科学技術倫理フォーラム編 丸善 2006(ISBN:4621077511) 誇り高い技術者になろう : 工学倫理ノススメ 黒田光太郎, 戸田山和久, 伊勢田哲治編 名古屋大学出版会 2012(ISBN:9784815807061) |
教科書・参考書に関する備考 |
授業時に適宜,プリント配布 図書館に多数の関連図書,ビデオあります。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
レポート40%,グループ討論および発表40%,定期試験20%を総合して評価する。 100点満点で60%以上を合格とする。 各到達度目標の評価方法: 目標1について:レポート(関連した事項の論述)および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。 目標2について:レポート(関連した事項の論述)および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。 目標3について:グループ討論(討論成果物および参加意識)および発表会(発表内容,ピアレビュ,質疑応答の総合評価)により評価する。 目標4について:グループ討論(討論成果物および参加意識),発表会(発表内容,ピアレビュ,質疑応答の総合評価)、および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。 レポート グループ活動 試験 配分 目標1 25% 0% 5% 30% 目標2 15% 0% 5% 20% 目標3 0% 20% 0% 20% 目標4 0% 20% 10% 30% 計 40% 40% 20% 100% |
履修上の注意 /Notices |
・応用物理コースの学生に限る。 ・インターネット、パソコンの基本技術が必要です。 ・履修には出席率(=出席回数/授業回数)80%以上が必要。 ・授業は1クラス制(大教室)と複数クラス制(中教室)で実施します。 毎時間の教室の確認をしてください。 ・授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 ・再試験は行わない。不合格者は再履修すること。 3年後期の必修科目であるため,卒研着手に大きな影響があることを認識すること。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
・講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。 ・授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。 ・見やすい、わかりやすい文章を書くようにして下さい。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
応用物理コースの学習・教育目標(A)「技術者倫理」、(B)問題発見・解決能力、デザイン能力、チームワーク力、(C)「表現能力」,(G)「国際的に通用するコミュニケーション基礎能力と国際社会における多様な価値観を理解できる素養を身に着ける」に対応する。 JABEE基準1(2)の(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養、(b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任に関する理解に主体的に対応し、(c)数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力、(e)種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力、(f)論理的な記述力、口頭発表力、討議等によるコミュニケーション能力、(h)与えられた制約のもとで計画的に仕事を進め、まとめる能力、(i)チームで仕事をするための能力に付随的に対応する。 |
関連科目 /Related course |
フレシュマンセミナー 、応物プレゼンテーション技法 |
備考 /Notes |
外部講師紹介 増渕隆史(北海道大学・応用倫理研究教育センター・准教授) 須藤亜紀(大塚製薬株式会社Compliance&Ethics部 部長) |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
講義形式授業では毎週レポートを課す。 事例調査について十分な予習をする。 |
---|---|
Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
事例調査,討論,発表はグループで協働的に取り組む。 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
事例研究では,これまでに学んできた各種科目および異分野科目の知識を総合し,倫理的な行動案の提案が求められる。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |