授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2018年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 木/Thu 5,木/Thu 6,木/Thu 7,木/Thu 8
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 応用理化学系学科
対象学年/Year 1年,2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 実験科目
授業科目名/Course Title 物理学実験(隔週)(応理)/Laboratory work in physics
単位数/Number of Credits 1.0
担当教員名/Lecturer 雨海 有佑(応用理化学系学科応用物理コース),飯島  徹(学部),小野寺 彰(非常勤)
時間割コード/Registration Code C3503
連絡先/Contact 雨海有佑(Q208 E-mail:a-rain@mmm.muroran-it.ac.jp Tel:0143-46-5648
)
飯島 徹(飯島 徹(N302

0143-46-5996
iijima@mmm.muroran-it.ac.jp)
)
オフィスアワー/Office hours 雨海有佑(Q208 火曜 16:00 ~ 19:00 上記以外でも在室時は対応可
)
飯島 徹(飯島 徹(月曜日16:00-17:00
Monday 16:00-17:00
)
更新日/Date of renewal 2018/09/13
授業のねらい
/Learning Objectives
1.いろいろな機会に得た物理についての知識を実地に体験してその知識をより確実にする。
2.種々の測定技術と測定結果の解析方法を習得し,工学へ興味を抱くようにする。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.測定精度を理解して測定ができる。
2.有効数字を理解して表記できる。
3.自ら進んで実験に取り組むことができる。
4.自ら考えて実験に取り組むことができる。
5.正しい手順を理解して実験ができる。
6.実験結果を受け入れ,それに対して自発的に考察ができる。
授業計画
/Course Schedule
物理学実験は隔週で行う。第1週はガイダンス,第2週は基礎的測定である。第3週以降の実験については2名1組を原則として実験を行う。実験を行う前には必ずその実験についての「実験計画書」を各自が作成し,指定時間までに指定のレポートボックスに提出しなければならない。実験終了後,指定された書式に従って実験レポートを各班で1部作成し提出する。なお,レポートの提出は担当教員の了承を得て行う。実験時間内でレポートの提出ができない場合には,後日指定時間までに提出する。

総授業時間数:22.5時間
第1週 実験法1(実験のガイダンス)
第2週 実験法2(基礎的測定及び誤差論についての講義)
第3週 次のテーマから6項目について実験を行う。
第4週 (1)ボルダの振り子による重力加速度 (2)Ewingの装置によるヤング率 (3)固体の線膨張率
第5週 (4)顕微鏡による屈折率 (5)プリズム分光計 (6)熱の仕事当量
第6週 (7)比電荷 (8)熱電対 (9)地球磁場の水平成分および磁石の磁気モーメント
第7週 (10)放射線の吸収 (11)トランジスタの静特性 (12)プランク定数
第8週 (13)超伝導体の電気抵抗測定 (14)サーミスタの電気抵抗の温度依存性 (15)等電位線

これらの実験を有効なものにするために,十分な自己学習を行うこと。
教科書
/Required Text
第2版物理学実験2018/室蘭工業大学物理学実験担当グループ編/学術図書出版社/2017(ISBN:9784780605815)
参考書等
/Required Materials
理科年表 第87冊(平成26年)/東京天文台編纂/丸善/2013(ISBN:9784621087398)
教科書・参考書に関する備考 教科書は,1週目の授業から使用するので必ず授業開始前までに準備すること。
また,各実験テーマについての参考書は,図書館等に所蔵されているのでうまく活用すること。
成績評価方法
/Grading Guidelines
1.評価の基礎点を75点とし,これに基礎測定評価点,実験計画書点,レポート評価点とを加えて評価点とし,学期修了時点で評価点が100点満点中60点以上の場合に合格とする。なお,履修態度により減点する場合がある。
2.実験計画書はその内容により0点又は-1点で評価する。未提出の場合には-2点とする(実験計画書点)。
3.実験レポートは内容により+4~-5点で評価する。欠席及び未提出の場合には-6点とする(レポート評価点)。
4.実験法2における基礎測定レポートを0点又は1点で評価する(基礎測定評価点)。
5.実験計画書,実験レポート,基礎測定レポートの提出期限に遅れた者については,その理由の如何にかかわらず未提出あるいは欠席扱いとする。
6.ガイダンスを含め,4回以上の欠席がある者については履修と認めず,再履修とする。
7.欠席3回以内の者については,追加実験を行い,その評価点を加えた後に成績判定をする。この場合,追加実験の実施時期により,成績報告が通常よりも遅れる場合がある。
8.到達度目標1-5について,レポートの評価によって達成度を評価する。
履修上の注意
/Notices
1.実験室内は土足厳禁である。必ず自分の上履きを用意すること。
2.不合格の場合は再履修すること。
3.授業の変更等がある場合,Q205横の掲示板に掲示を出すので確認すること。
4.実験テーマは,Q205横の掲示板に遅くとも実験日の1週間前までに掲示するので必ず確認すること。また,教科書の順番通りに実験が行われるとは限らないので注意すること。
5.物理学実験専用の実験ノートを準備すること。ルーズリーフ等の切り離せたりバラバラになるものは不可。
6.レポート用紙は,A4のものを各自用意すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
1.各自が実験前にしっかり予習すること。
2.実験計画書を作成する際には教科書をよく読み,実験の重要なポイントを要約して記述すること。初めて行う実験なので,装置や方法のイメージは難しいのは当然だが,実験の目的を十分に理解し,何をしなければならないのかをよく考えて実験計画書の作成に臨むこと。
3.教科書の各実験テーマに書かれている『実験上の注意』は,必ず前もって良く読んでおくこと。
4.実験テーマによっては,テキストに実験に関連した問が用意されている場合があるので,どのようなことが問われているのかしっかり確認すること。また,実験結果を利用しなくても解答できる問についてはあらかじめ予習しておくことを薦める。
5.実験は原則として2名1組で行うが,他人まかせにせず積極的に実験に関わることを期待する。
6.第3週目以降の実験では,授業開始時刻になったら自ら進んで実験を始めること。
7.正規の授業終了時刻までに実験を終了させることが望ましい。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
応用化学コース,バイオシステムコース(応用化学・生物工学プログラム)の学習・教育目標の,(A)語学,数学,自然科学,及び情報技術等において,専門知識の修得に必要な基礎知識を修得する,(C)化学または生物分野の技術革新に対応できるように,自ら継続的に学習する自己研鑽力と改善する能力を修得する,(F)科学技術の発信およびチーム行動に必要な論理的思考力とコミュニケーション能力を修得するに対応し,JABEE基準1(2)の(c)数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力,(f)論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力,(g)自主的,継続的に学習する能力,(h)与えられた制約の下で計画的に仕事を進め,まとめる能力,(i)チームで仕事をするための能力,に対応している。

応用物理コースの学習・教育目標の(C):表現能力,(D):理工学の基礎,(E):実験技術(応用物理コース),に対応している。
JABEE基準1(2)の(c)数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力、(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力、(f)論理的な記述力、口頭発表力、討議等によるコミュニケーション能力、(g)自主的、継続的に学習する能力、(h)与えられた制約のもとで計画的に仕事を進め、まとめる能力、(i)チームで仕事をするための能力に対応する。
関連科目
/Related course
この科目の履修にあたっては,1学年開講の基礎物理A(必修)及び基礎物理B(必修)を履修しておく(履修する)ことが望ましい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
実験の前に,教科書を予習し「実験計画書」を作成・提出をしてもらう。「実験計画書」は全ての履修者が毎回提出することになっており,これにより,実験課題について予習が必ずなされることになる。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
2名または3名1組で実験を行い,実験レポートも協働で作成する。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
物理学実験では,力学,熱力学,電磁気学,振動波動,応用力学といった幅広い物理学の知識を総合して用いることになる。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超