授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2018年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 木/Thu 3,木/Thu 4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 情報電子工学系学科
対象学年/Year 2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 情報数学/Applied Mathematics
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 工藤康生(情報電子工学系学科情報システム学コース)
時間割コード/Registration Code B4207
連絡先/Contact 工藤康生(工藤康生(V408
0143-46-5469
kudo@csse.muroran-it.ac.jp
*@を小文字に変更してください。) )
オフィスアワー/Office hours 工藤康生(工藤康生(水曜日 16:30-17:30) )
更新日/Date of renewal 2018/03/20
授業のねらい
/Learning Objectives
この授業では,コンピュータの数学の基礎として離散数学を学ぶ.集合と論理,証明,離散代数,グラフ理論等について,例題を交えながら解説する.
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.集合,論理,初歩的な代数系,グラフ理論の基礎等に関する考えを理解し,記号を正しく使うことができる(理解力).
2. 数え上げや剰余演算について理解し,計算を行うことができる(計算力).
3. 証明の基本手法を習得し,初等的な命題等を証明することができる(論理的思考力).
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間);24時間00分

1.ガイダンス,離散集合 (教科書 1章)
2.論理計算 (教科書 2章)
3.写像 (教科書 3章)
4.数え上げと帰納法 (教科書 4章)
5.数の体系 (教科書 5章)
6.剰余演算(1)剰余演算,合同 (教科書 7章)
7.剰余演算(2)剰余類と剰余系 (教科書 7章)
8.これまでのまとめ,中間試験
9.中間試験の解答と解説,離散代数(1)代数系と群 (教科書 8章)
10.離散代数(2)さまざまな群,環と体 (教科書 8章)
11.離散関係(1)離散関係と関係グラフ (教科書 9章)
12.離散関係(2)関係行列 (教科書 9章)
13.離散グラフ(1)離散グラフの基礎 (教科書 10章)
14.離散グラフ(2)離散グラフの性質 (教科書 10章)
15.全体のまとめ
(16.期末試験)

教科書を予習していることを前提として講義を行うので,必ず予習すること.
教科書
/Required Text
はじめての離散数学 小倉久和著 近代科学社 2011(ISBN:9784764910546)
参考書等
/Required Materials
離散数学 : コンピュータサイエンスの基礎数学 Seymour Lipschutz著 ; 成嶋弘, 土屋守正, 峯崎俊哉訳 オーム社 1995(ISBN:9784274130052)
情報数学入門 赤間世紀, 玉城史朗, 長田康敬著 共立出版 2006(ISBN:4320018141)
情報数学の基礎 : 例からはじめてよくわかる 幸谷智紀, 國持良行共著 森北出版 2011(ISBN:9784630000000)
教科書・参考書に関する備考 教科書の各章末に,多数の演習問題が掲載されていますが,講義では時間の制約上,ごく一部しか扱えません.講義で扱わない演習問題は,各自で取り組むこと.
成績評価方法
/Grading Guidelines
中間試験(50点)と期末試験(50点)の合計で60点以上を合格とする.中間試験と期末試験の両方を受験し,合計が40点以上59点以下の場合は再試験の対象者とし,1回のみ再試験を行う.再試験で合格した学生の成績は60点とする.

各到達度目標は以下のように評価する:
・目標1:中間試験,期末試験で論述問題を出題し,達成度を評価する.
・目標2:中間試験,期末試験で計算問題を出題し,達成度を評価する.
・目標3:中間試験,期末試験で証明問題を出題し,達成度を評価する.
履修上の注意
/Notices
不合格の場合は再履修すること.
教員メッセージ
/Message from Lecturer
「情報数学」の内容は,コンピューター(計算機)自体を始め,あらゆるデータ構造やアルゴリズムの基礎となる内容を含んでいます.情報系の分野で技術者・研究者をめざす学生なら,決して避けて通れない分野です.しっかり勉強して基礎を身につけて下さい.
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業科目は情報電子工学系学科の情報システム学コースとコンピュータ知能学コースの学習目標の以下の項目に対応している.
情報技術者[情報基礎]数学と自然科学の基礎知識を身につける.
関連科目
/Related course
・数学科目全般
・データ構造とアルゴリズム
・言語処理系論
・人工知能
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
教科書を予習していることを前提として講義を行うので,必ず予習すること.
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%未満
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし