開講学期/Course Start | 2018年度/Academic Year 前期/First |
---|---|
開講曜限/Class period | 火/Tue 7,火/Tue 8 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 応用理化学系学科応用物理コース |
対象学年/Year | 3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 固体物理B/Solid State Physics B |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 戎 修二(応用理化学系学科応用物理コース) |
時間割コード/Registration Code | B3315 |
連絡先/Contact | 戎 修二(K402 ebisu@mmm.muroran-it.ac.jp 0143-46-5620) |
オフィスアワー/Office hours | 戎 修二(金曜日 16:00-18:00) |
更新日/Date of renewal | 2018/03/08 |
---|---|
授業のねらい /Learning Objectives |
金属、半導体、磁性体、誘電体、超伝導体などの機能性材料の物理を理解するために必要な基礎事項を固体物理AおよびBで学習する。 固体物理Bは固体物理Aにおいて学んだことを基に、格子振動による比熱、金属の自由電子論、固体内電子のエネルギーについて講義する。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1. 格子振動による比熱を理解する。 2. 金属の自由電子論を理解する。 3. 固体内電子のエネルギーを理解する。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間);24時間 1週目 固体物理Aの定期試験の返却と解説、シラバスの説明、 基礎知識の強化(固体物理Aの復習;量子力学,気体分子運動)pp.3-54 2週目 基礎知識の強化(固体物理Aの復習;原子を結びつける力) pp.55-67 基礎知識の強化(固体物理Aの復習;結晶の構造)pp.68-101 3週目 基礎知識の強化(固体物理Aの復習;格子原子の熱振動) pp.102-117 第4回 格子振動による比熱1 pp.118-130 第5回 格子振動による比熱2 pp.118-130 第6回 格子振動による比熱3 pp.118-130 第7回 金属の自由電子論1 pp.131-165 第8回 金属の自由電子論2 pp.131-165 第9回 金属の自由電子論3 pp.131-165 第10回 金属の自由電子論4 pp.131-165 第11回 金属の自由電子論5 pp.131-165 第12回 固体内電子のエネルギー 1 pp.166-180 第13回 固体内電子のエネルギー2 pp.166-180 第14回 固体内電子のエネルギー3 pp.166-180 第15回 まとめ 16週目 定期試験 事前に翌週以降のレジュメを配付するので、レジュメと教科書で必ず予習して講義に臨むこと。 |
教科書 /Required Text |
応用物性論 青木昌治著 朝倉書店 1969(ISBN:9784254135565) |
参考書等 /Required Materials |
物理学 小出昭一郎著 裳華房 1997(ISBN:9784785320744)
固体物理学入門 Charles Kittel [著] ; 宇野良清 [ほか] 共訳 丸善 2005(ISBN:9784621076538) 固体物理学入門 Charles Kittel [著] ; 宇野良清 [ほか] 共訳 丸善 2005(ISBN:9784620000000) |
教科書・参考書に関する備考 | 授業は教科書に沿って作成した資料を中心に行う。事前にレジュメを配付するので、教科書とともによく読んで講義に臨むこと。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
数回の課題レポートの合計点を25点満点に換算し、定期試験の点数を75点満点に換算し、これらの合計点で評価する。合計点が60点以上のものを合格とする。 到達度目標1-3については、課題および定期試験において論述問題および計算問題を出題して評価する。 |
履修上の注意 /Notices |
1. 不合格者には、一度だけ再試験を実施し、上と同様の換算で合計点60点 以上を合格とする。ただし、再試験の最高評価点(換算合計点)は79点とする。 再試験不合格者は再履修すること。 2. 毎回出席することが大前提である。やむを得ない理由で欠席した場合には、 欠席した回の内容を自ら勉強し、翌週に臨むこと。 原則として4回以上の欠席者は、定期試験の受験資格を失うものとする (3回まで欠席して構わないという意味では決してない)。 3. 次週のレジュメを予め渡しますので、予習をしておくこと。また、教科書も きちんと読むこと。 4. 毎回、出欠確認を兼ねてミニットペーパーを提出してもらいます。 その名の通り1分とはいかないかもしれませんが、ほんの数分で自分なりに その週の内容をまとめて(あるいは自分が最重要と感じたことを書いて) 提出すること。 5. 積極的に質問すること。授業中の質問が最も望ましいです。授業直後や 教員室を訪ねての質問も歓迎します。 6. 緊急の告知は掲示等でおこなう。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
固体物理学は、現代社会を構成している様々な機能性材料を理解する上で欠かすことの出来ない基礎学問です。しかし、固体物理学を理解するためには、力学、振動・波動論、電磁気学、熱力学、量子論、統計力学などの物理学、またベクトル解析や微分方程式などの物理数学の知識、さらには化学結合などの化学の基礎知識など、多くのことを理解している必要があり、難しいです。わからないときは、これらの基礎学問に立ち返る必要も出てきますが、億劫がらずに努力を続けてください。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は、応用物理コース学習・教育目標の(F)「応用物理分野の専門知識を修得し、これを自ら取り組む研究課題に応用できる能力を身に付ける」に対応しており、JABEE基準1(2)の(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力、(g)自主的、継続的に学習する能力に対応する。 |
関連科目 /Related course |
固体物理A,物理数学、振動波動論、電磁気学、量子論、統計熱力学等の科目と密接に関係し、磁性、超伝導、半導体物理学、誘電体物理学の基礎となっている。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
予習用レジュメを配布するので予習して授業に臨むこと。 数回の課題を課すので、よく復習して提出すること。 |
---|---|
Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
小グループでの短い討論を取り入れる予定 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%未満 |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
|
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |