授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2018年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 水/Wed 5,水/Wed 6
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科
対象学年/Year 4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 知的所有権(前半8週)/Patents and Intellectual Property for
単位数/Number of Credits 1.0
担当教員名/Lecturer 宮澤 邦夫(学部)
時間割コード/Registration Code B2403A
連絡先/Contact
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2018/03/20
授業のねらい
/Learning Objectives
産業界における事業活動では「知的財産」は重要な役割を担っている。まず知的財産とはなにかを理解し、その活用方法を学習する。また経営戦略と技術開発戦略の関係、および著作権や営業秘密保護の問題についても学習する。加えて研究成果(研究報告)から知的財産を創出する能力を身につける。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.知的財産権に関連する法律用語を理解する (20%)。
2.知的財産権の趣旨と意義を理解する(55%)。
3.従来技術・発明等を調査する力をもつ(10%)。
4.研究報告から特許明細書にする技術を身につける(10%)。
5.特許における審査請求制度と権利化の初歩的技術を身につける(5%)。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間(実時間):12時間(90分/1講義×8回)
第1週 シラバスの説明、「知的財産権」とはなにか? 知識レベルを把握するためディスカッション形式で「知的財産」について話合う。
第2週 知的財産権に関する法律の概要を学習する。まず特許法からはじめる。その後、技術書や権利書としての特許明細書の読み方を学習する。
第3週 実用新案、著作権、意匠権、商標権および不正競争防止法について概要を学習する。また知的財産に関する条約等を学習する。
第4週 特許の権利範囲、権利行使、実施権について学習する。知的財産経営・知的財産戦略についても簡単に学習する。
第5週 特許庁の従来技術・発明等が収録されているデータベースを学習するとともに、グループ単位でそのデータベースにアクセスして検索し、その結果を発表する。
第6週 グループ単位で研究報告から特許明細書にする技術を学習し、発表する。
第7週 グループ単位で特許の権利化の技術(審査官の拒絶理由へ応答する中間処理の初歩)を学習する。
第8週 予備日として説明しきれなかった部分を補足するとともに、定期試験を行う。
各授業において出欠を取る際は、前回の授業で説明した重要な用語等を記載してもらう出席票によるので、毎回の復習を欠かさないこと。
参考書等
/Required Materials
産業財産権標準テキスト 発明推進協会製作 発明推進協会 2013(ISBN:9784827112153)
事業戦略と知的財産マネジメント 経済産業省特許庁監修 発明協会 2010(ISBN:9784827109696)
教科書・参考書に関する備考 教科書はとくに指定しない(学習に必要な資料は教員が用意する)。
成績評価方法
/Grading Guidelines
到達度目標の1と2は中間試験・定期試験(筆記試験/説明問題等)により評価する。また、3~5はレポートで評価する。配分は、到達度目標に記載してある項目と連動し、筆記試験80%(中間試験20%・定期試験60%)、レポート20%として100点満点中60点以上を合格とする。
なお、筆記試験における問題は、半分程度が記述形式、残りは穴埋め形式とする。
履修上の注意
/Notices
授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。80%以上出席していない者は定期試験の受験資格を失うので注意すること。再試は2回を限度として行い、60%以上の正解で合格とし60点をあたえる(2回とも不合格となった者は再履修とする)。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
能動的な授業参加を望む。グループ学習の際に積極的に発表することや知的財産に関連するニュース等に関心をもち、自らその周辺を調べて講義での話題として提供することを歓迎する。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
●機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応(F)技術者倫理の修得・技術者としての幅広い役割を理解して、責任ある行動ができる。
●JABEE基準1(2)との対応(b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任に関して理解する。
関連科目
/Related course
科目関連表において、3年生の技術者倫理に関連する。
備考
/Notes
本授業は、前期の前半に機械コースと航空コースの合同で開講する。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
グループによる課題解決とレポート作成(2回)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし