授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2018年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 火/Tue 3,火/Tue 4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 機械材料学/Materials Science 1
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 佐々木 大地(機械航空創造系学科機械システム工学コース)
時間割コード/Registration Code B2311
連絡先/Contact 佐々木 大地(部屋番号:B209
電話番号:0143-46-5310
E-mail:daichi@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 佐々木 大地(毎週月曜日14:00~15:30
)
更新日/Date of renewal 2018/03/20
授業のねらい
/Learning Objectives
金属材料は現代社会の全てで使われている。強くするには強い材料が,熱効率を上げるには耐熱性の優れた材料が,長持ちさせるには耐食性に優れた材料が渇望される。本講義では金属材料の基本的性質の理解に重点を置く。内容を物理や化学の基礎に関連づけながら,どうすれば金属は強くなるのか,なぜ金属材料は劣化するのか,などについて理解を深める。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.金属の結晶構造を理解できる
2.合金の状態図を理解できる
3.鉄鋼材料の熱処理後の組織と機械的性質の関係を説明できる
4.金属材料の腐食劣化とその原理について説明できる
5.機械を設計するときに適切な材料選定ができる
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数:24時間
第1週:講義を始めるにあたっての注意事項と方針説明
第2週:機械材料概説
第3週:結晶構造の基礎
第4週:結晶構造の応用
第5週:格子欠陥
第6週:拡散と転位
第7週:小まとめ
第8週:平衡状態図の基礎
第9週:平衡状態図の応用
第10週:炭素鋼の基礎
第11週:炭素鋼の変態と熱処理
第12週:金属腐食の基礎その1
第13週:金属腐食の基礎その2
第14週:金属腐食の対策
第15週:まとめ(機械材料の選定)
第16週:定期試験
(注1.講義の進歩状況等により一部変更する場合がある)
(注2.教科書の該当部分(授業時間内に指示する)を予め理解した上で授業に参加すること)
教科書
/Required Text
図でよくわかる機械材料学 渡辺義見 [ほか] 共著 コロナ社 2010(ISBN:9784339046052)
参考書等
/Required Materials
若い技術者のための機械・金属材料 矢島悦次郎 [ほか] 共著 丸善 2002(ISBN:4621049720)
機械材料学 = Engineering materials 日本機械学会著 日本機械学会 2008(ISBN:9784888981699)
金属材料の腐食と防食の基礎 世利修美著 成山堂書店 2006(ISBN:9784430000000)
教科書・参考書に関する備考 その他必要な教材・資料は授業中に配布する。
成績評価方法
/Grading Guidelines
成績は定期試験9割,課題1割の100点満点で評価し,60点以上を合格とする。
特別理由が無い限り再試は行わない。不合格者は再履修すること。
<各達成度目標の評価方法>
目標1.演習課題,定期試験において論述・計算問題を出題し,評価する。
目標2.演習課題,定期試験において論述・計算問題を出題し,評価する。
目標3.演習課題,定期試験において論述問題を出題し,評価する。
目標4.演習課題,定期試験において論述・計算問題を出題し,評価する。
目標5.演習課題,定期試験において論述問題を出題し,評価する。
履修上の注意
/Notices
70%以上出席していないものは受験資格を失うので注意すること。
毎授業終わりに配布するその日の出席ならびに授業内容理解度調査のための簡単な演習課題に取り組むこと。演習課題は添削後翌週授業内にて返却する。
関数電卓を用意すること。
授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする.
教員メッセージ
/Message from Lecturer
機械材料学の勉強は暗記科目の一つとして捕らえられていますが,決してそうではありません。材料が分かると本当のものづくりの見方が変わります。将来,機械系の技術者として創造的な仕事をする,あるいは環境に配慮した機械を作る時に必要な科目の1つです。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応
C.工学専門知識の習得
・機械工学に関する専門知識を駆使して,工学システムにおける課題を解決できる。
・エネルギー・環境,ものづくり,ロボットに関する技術的課題に挑むことができる。

●JABEE 基準1(2)との対応
(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
関連科目
/Related course
科目関連表において,同学期開講の機械加工学,1年生の材料特性の基礎,実用材料学および学部共通科目,3年生後期の機械製作法に関連する.

共通科目の物理、数学、できれば化学も履修しておくことが望ましい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
毎授業後に演習を行う。翌週答案の返却と解説を実施するので,各自で理解度の確認と復習を行うこと。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
該当なし
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
該当なし
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし