開講学期/Course Start | 2018年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 月/Mon 3,月/Mon 4 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 機械航空創造系学科 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 機構学/Theory of Mechanism |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 寺本孝司(機械航空創造系学科機械システム工学コース) |
時間割コード/Registration Code | B2215 |
連絡先/Contact | 寺本孝司(teramoto@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 寺本孝司(A204,水曜13:30-14:30,17:00-18:00) |
更新日/Date of renewal | 2018/03/20 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
機械工業の進歩とともに,機械が自動化され,一見非常に複雑な動きをする機械が多くなっている.しかし,これらの機械の運動も基本的な動作に分類してみると,ある法則性にもとづく単純な機構の組み合わせから成り立っていることがわかる.この授業では,機械の基本的な構造と運動に注目し,それらの性質を分析するための手法について理解することを目的とする. |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.回り対偶をもつ多節連鎖機構について,その運動が限定か不限定か判定できること. 2.瞬間中心の概念を理解し,これを用いて機構の運動を解析できること. 3.すべり接触運動の基本的性質を理解し,これが摩擦伝動,カム,歯車の共通の理論的基礎になっている ことを理解し、応用できるようになること. 4.カムの設計の基礎を理解すること. 5.動力伝達における関係諸量を計算できること. |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間) :22.5時間 1.履修ガイダンス ,機構学の導入,対偶の数と機構の自由度 2.空間機構の自由度,剛体の力学およびベクトル解析の復習 3.剛体の速度解析 4.剛体の加速度解析 5.リンク機構の概要,4節リンク機構の概要 6.4節回転リンク機構の運動解析 7.スライダクランク機構の運動解析 8.リンク機構の静力学解析 9.シリアルメカニズムの運動と静力学解析 10.摩擦伝動機構 11.歯車機構(歯車の基礎) 12.歯車機構(遊星歯車と差動歯車装置) 13.カム機構 14.巻き掛け伝動機構,機構解析の計算機支援 15.まとめ 16.定期試験 まとまった単元ごとに自習用課題を課すので,自己学習を怠らないこと.. |
教科書 /Required Text |
基礎から学ぶ機構学 鈴木健司, 森田寿郎共著 オーム社 2010(ISBN:9784274209574) |
参考書等 /Required Materials |
機構学 森田鈞著 サイエンス社 1984(ISBN:4781903800)
よくわかる機構学 萩原芳彦編著 ; 鈴木秀人 [ほか] 共著 オーム社 1996(ISBN:4274130584) 機構学 重松洋一, 大高敏男共著 コロナ社 2008(ISBN:4339044733) 機構学入門 松田孝編著 ; 野飼享 [ほか] 著 日新出版 2005(ISBN:4817302216) 機構学 小川潔, 加藤功共著 森北出版 1983(ISBN:4627610106) 機構学 : 機械の仕組みと運動 日本機械学会 丸善出版 定価(2037円)(ISBN:9784890000000) |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
原則として出席率が授業実施回数の4/5以上の者を合格対象者とする. 定期試験で100点満点中60点以上を合格とする. 各到達度目標の評価方法は,定期試験において以下の課題を課し,評価する. 目標1.多節連鎖機構の運動評価に関する論証問題もしくは計算問題 目標2.機構の運動学解析に関する計算問題 目標3.すべり接触運動を有する機構の分析に関する論述問題 目標4.カムに関する計算問題もしくは論述問題 目標5.歯車の性能評価に関する計算問題もしくは歯車の設計問題 |
履修上の注意 /Notices |
・再試験は行わない.不合格者は再履修すること. ・授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする. |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE 基準1(2)に対応する学習・教育目標との対応 (d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (C) 工学専門知識の修得 ・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムにおける課題を解決できる。 ・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的課題に挑むことができる。 |
関連科目 /Related course |
関連項目表において,1年生の車のサイエンス,ロボティクスの基礎などの学科共通科目,2年生の機械力学,機械振動学,3年生の機械システム設計学,機械科学設計法,ロボティクス設計法に関連する |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
まとまった単元ごとに自習用課題を課すので,自己学習を怠らないこと.. |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%未満 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
該当無し. |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
該当無し. |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |