授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2018年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 木/Thu 5,木/Thu 6
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科機械システム工学コース
対象学年/Year 1年,2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 演習科目
授業科目名/Course Title 図学Ⅰ(機航・1番-75番)/Engineering Graphics Ⅰ
単位数/Number of Credits 1.0
担当教員名/Lecturer 武田明純(建築社会基盤系学科建築学コース),川田孝之(学部)
時間割コード/Registration Code B2109
連絡先/Contact 武田明純(0143-46-5252(Y705室))
川田孝之(電話:0143-46-5825
E-mail:tkawata@coral.ocn.ne.jp)
オフィスアワー/Office hours 武田明純(月曜日12:00-12:30
水曜日12:00-12:30 )
川田孝之(木曜日:17:45-19:00)
更新日/Date of renewal 2018/02/15
授業のねらい
/Learning Objectives
 技術者・設計者がものを作るときのプロセスには、第1に頭の中で立体や空間図形をイメージするアイディアの段階、次にこのイメージをペーパーやディスプレイ上にスケッチしてみる段階、第3にプロジェクトの他のメンバーにアイディアを正確に伝えるためにドローイングする段階があります。
   これらのプロセスをスムーズに進めるためにコミュニケ-ションが必要です。このとき「言葉」だけでなく「図」や「スケッチ」といったツールを使うことで言葉以上に意図を的確に相手に伝えることができます。
 設計のセンスを身につけるためには各専門分野での「設計・製図」を学びますが、その基礎として図学を学びます。図学ではまず投象という概念を理解する必要があます。次に計量的なものは正投象(空間図形を2つ以上の2次元の図で表す方法)で、視覚的なものは軸測投象(立体図)および透視投象(幾何学的遠近法)で「図」や「スケッチ」 の表現力を身につけていきます。これらを体系的に理解できるように授業は講義と演習とで構成してます。講義を通して知識を吸収するだけでなく、作図課題をこなすことで毎回学ぶ知識を使って自ら手を動かし課題を完成させることができるように組み立てています。
 この授業の目的は、まず3次元の空間や空間に配置された3次元の形態を頭の中に像として捉える(想像力)。次に捉えた像を空間における立体と立体の関係を把握してそれらを2次元の平面に正確に表示(製図力)する。また、2次元で表示された図面を見て、頭の中にその図形の立体的な形状の像を描く(読図力)。さらにその立体的な形状をすぐに2次元の図として描ける(製図力・スケッチ力)。以上のようなスキルをしっかり身に付けることで空間の思考力を深め、新たな形を創造する力、論理的な物事の捉え方、理解しやすい図を描く製図力を養っていきます。
 相手と情報交換や意思の疎通を図るとき、特に頭の中にあるアイディアを簡潔に伝えるときはCADデータや模型を作成する前に手早くスケッチ(フリーハンド)を描けるようにしておきましょう(上手に描く必要はなく、形が相手に理解できる程度で十分)。
そのため授業では手描きによる作図と演習によって、平面および立体図形の作図の幾何学的操作と模型制作課題を通して、「空間把握能力の向上」と「図学および製図の約束事に基づいた正しい図形の描き方と読図能力の習得」を目指しています。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.2次元に表示された空間図形を3次元空間として把握できる。
(空間把握力,35%)

2.空間図形の課題を作図的に解く手順・方法を理解できる。
(三次元造形力,35%)

3.空間図形の課題を2次元平面に的確に表示できる。
(製図技能,30%)
授業計画
/Course Schedule
"総授業時間数(実時間);22.5時間

1. ガイダンス、点・直線の投象(1) pp1~6(教科書)
2. 点・直線の投象(2) pp7~13(教科書)
3. 点・直線の投象(3) pp13~20(教科書)
4. 平面の投象(1) pp22~27(教科書)
5. 平面の投象(2) pp28~35(教科書)
6. 平面の投象(3) pp36~43(教科書)
7. 平面の投象(4) pp44~51(教科書)
8. 多面体の投象(1) pp54~55(教科書)
9. 多面体の投象(2) pp56~59(教科書)
10. 多面体の投象(3) pp60~62(教科書)
11. 軸測投象と斜投象(1) pp137~140(教科書)
12. 軸測投象と斜投象(2) pp141~143(教科書)
13. 軸測投象と斜投象(3) pp144~149(教科書)
14. 空間把握演習 (1) (プリント)
15. 空間把握演習 (2) (プリント)

 図学においては、学んだ事柄がその後に学ぶことへと関係してゆく場合が多いので
予習や復習に取り組み、学んだ事柄を一つずつ着実に身に着けてほしいと思います。

事前学習
 上記シラバスに記載している教科書の該当部分を予め理解した上で講義に臨んでください。
 授業時間内に作図題、演習課題を実施するので、必ず製図用具、色鉛筆を準備して授業に臨んでください。また、演習課題を毎週課します。

事後学習
  作図題及び演習課題の内容を中心に授業のスライド(PDF)を参照して復習してください。演習課題などを次回までに自力で解き必ず提出すること。
教科書
/Required Text
井野智他著「基準課程 図学」共立出版 定価(2200円+税)
黒澤和隆他著「空間認知力パズル」共立出版 定価(1300円+税)
教科書・参考書に関する備考 授業で使用する作図用紙、演習用紙は毎回配布します。
成績評価方法
/Grading Guidelines
演習課題の合計が100点満点中60点以上を合格とします。  
到達度目標1~3は、すべて毎回提出された手書きの演習課題および模型(含むレポート)で評価する。(詳細は授業初回で説明します。また課題は全て期限までに提出してください。未提出課題が無いように各自注意すること。)
履修上の注意
/Notices
履修に当たり教科書が必要です。また理解を深めるために授業時間内に作図や演習を行うので製図用具(直定規、三角定規、コンパス、筆記具(含む色鉛筆)を毎回必ず準備してください。製図用具の説明は授業初回に行います。
予習・復習を行う、また授業では作図および演習課題に積極的に取り組むなど図学の基本的な規則の理解に努めることが重要となりますので自己学習に努め、講義をよく聞き、よく考え時間内に課題を完成させるよう集中してください。また課題の提出期限を守ることも重要な要素です。
不合格者の場合は再履修すること。
授業の変更等の連絡は、事前にわかる場合は授業中、または掲示板で通知する。緊急の場合は、M406教室の扉に掲示します。
単位取得のためには、8割以上の出席が必要となる。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
 図学は最初の1章、2章がすべての基本となります。ここをおろそかにすると以降の学習することが理解できず、ただ単に難しいものに感じてしまうようです。3章以降の内容はこの前半に修得した内容の応用ですので、しっかり理解し問題を解くときに使えるようになるまで訓練することです。また解法は一つとは限りませんので自分なりの答えの導き方というものを見つけてみてください。理解しづらい項目もあると思いますが、その時は授業中、またはオフィスアワーの時間を利用し積極的に聞いて不明点を解決する習慣をつけてください。

  実務の世界ではCAD(Computer Aided Design)と呼ばれる2DCAD、3DCAD、或は3DCGといつたツールを使って設計製図を進めていきますが、これらの最新のツールを使うにしても3次元を的確に想像する能力は不可欠であり、3DCADで設計したデータを第三者に正確に情報伝達するためには3次元のデータから2次元の図面を切出すという操作、或は3次元の形状モデルを作成するときに3次元空間に透明な補助的な作業面を設定したり、複数のビューポートを操作して3次元のモデルデータから2次元の図面を作成していきます。(こういったセンスは第1章で身につけることができます)

 また、材料の分野においても分子の立体構造を正しく把握したり、2次元の紙面上にその3次元的なひろがりをもつ立体配置を表現するときなどにもここで学ぶ投象という概念は必要となります。

  いずれも2次元での図学の基礎をしっかり学び立体的な感覚を身につけることで、「形状を理解する力」や「3次元的な空間を把握する力」を身につけることが重要です。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
機械システム工学コースの学習・教育目標の、(C-1)機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムにおける課題を解決できる、に対応している.
JABEE 基準1の(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力、に対応している.

航空宇宙システム工学コースの学習目標のうち,A. 現象を理解し,広い視野で総合的は判断が出来るようになるための基礎となる知識の習得(理数系基礎力「数学,物理学の基礎」,および工学系基礎力「数学,物理学の応用能力」を身につける.)E. 自発的,継続的に学習する能力を習得に対応する。

材料工学コースの学習目標の、E デザイン能力、に対応している.JABEE 基準1(2)の(e) 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力、に対応している.
関連科目
/Related course
図学II 、機械製図I、機械製図II、設計製図基礎
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
図学 I では、演習課題による復習を行っています。また、授業スライドによる復習を行えるように対応を図っています。例題および演習課題時に机間巡視指導による個別対応を行っています。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
該当なし
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
 図学 I では、図学 I で学習する「3次元の立体図形を2次元の図面化する能力」を身につると同時に、「2次元図面を用いた3次元立体図の作成」、「2次元の図面を読み解いて展開図を描き、その立体模型の制作」を行っています。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
50%超