授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2018年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 金/Fri 5,金/Fri 6
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 建築社会基盤系学科
対象学年/Year 4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義科目
授業科目名/Course Title 減災情報論/Theory of Information for Decreasing
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 前田 潤(学部),阿知良 洋平(学部)
時間割コード/Registration Code B1401
連絡先/Contact 前田 潤(maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp)
阿知良 洋平(Email:achiray@mmm.muroran-it.ac.jp
居室:Y205)
オフィスアワー/Office hours 前田 潤(オフィスアワー:木曜3・4講時目)
阿知良 洋平(水12:55~14:25
それ以外でも在室時はいつでもどうぞ。事前にメールで確認して頂けると確実です。)
更新日/Date of renewal 2018/03/20
授業のねらい
/Learning Objectives
自然災害は、大きな被害をもたらす。2011年に日本は千年に一度と云う地震・津波災害に見舞われ、東日本の沿岸部は多大な被害を受けた。同時に震源から遠隔地での地震被害、液状化現象が発生し、原子力事故まで起き、災害被害は多様で放射能被害は収束の見えない深刻な事態となっている。
災害そのものを防ぐことは出来ない。被害を防ぐための防災技術も限界があり、科学技術そのものが重大被害を生むこともある。しかし、被害を減じる方策をこれまでの災害で有効だった事例を踏まえながら探索し、災害被害を減じるために、ひとりひとりが対処可能な行動を見出すことが本講義前半のねらいである。
本講義後半では、防災(減災)に関わる人間文化を、町内会という地域人間関係の複雑さと課題を通して学ぶ。受講者は,資料・文献の講読,ディスカッション、レポート作成・発表などを通してそれら問題の本質に迫る。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
(1) 防災知識と、災害発生時の緊急対処行動についての理解を深め、日常生活および生活環境に対して減災という観点から見直し、災害被害を減じる方策を自ら立て主導出来る能力を培う。
(2)災害事象の社会的背景に関心をもち,災害の諸問題の歴史的背景を知る。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数;22.5時間
①はじめに
②災害被害の実態と対象行動調査について
③災害被害の実態調査1
④災害被害の実態調査2
⑤発表1
⑥災害時の対処行動の実例1
⑦災害時の対処行動の実例2
⑧発表2

後半
⑨町内会の役割
⑩町内会の歴史と構造
⑪縁側、井戸端会議ほか、地域社会の溜まり場構造
⑫独居老人をめぐる課題
⑬志縁と地縁
⑭ニーズの把握とライフヒストリー
⑮まとめ


発表やをレポートを作成を準備するための事前事後学習,自己学習に努めること。
教科書・参考書に関する備考 [教科書]

[参考書]

[備 考]
教科書は特に定めない。自然災害とその被害に関する図書は,本学に多数所蔵している。また、2011年東日本大震災に関する図書および記録物も多数所蔵されているので、参考されたい。全国および被災地の地方新聞も参考になり、本学にも所蔵されている。
成績評価方法
/Grading Guidelines
成績は100点満点とし、60点以上を合格として、不合格者には追試などは課さず再履修とする。到達度目標(1)(2)について小レポート50%、プレゼンテーション50%という配分で評価する。
履修上の注意
/Notices
本講義は前半が前田,後半が阿知良が担当する。前田の講義ではグループワークを多用し、グループ発表を成績評価とするので、積極的な参加を求める。阿知良の講義では受講者の関心により地域での調査を含む場合があり、その場合は受講者と相談のうえ、定例の時間以外での実施があり得る。

単位を取得出来なかった場合、再試験等はないので再履修となる。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
日本は,自然災害を免れない。この日本に生活する上で多くの先人の知恵と工夫があり、防災技術のない時代を生き抜いてきた。それに多くを学び、今後の備えといざというときを生き抜く力を養って貰いたいと切に願う。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
<JABEEの学習・教育目標との関連>
該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力
関連科目
/Related course
現代心理学/ゼミナールこころとからだA,文化保存論,青少年と文化
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし