開講学期/Course Start | 2018年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 水/Wed 3,水/Wed 4 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 建築社会基盤系学科 |
対象学年/Year | 3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義科目 |
授業科目名/Course Title | 建築設備/Building Equipment |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 岸本嘉彦(建築社会基盤系学科建築学コース) |
時間割コード/Registration Code | B1304 |
連絡先/Contact | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2018/03/20 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
建築設備は,わざわざエネルギーを投入し,建築物の機能を高度化するものであるとの認識を持ち,省エネルギー化の観点から,まずはコストと効果を最適化する必要性を理解する。次に諸設備に関して、基礎的な認識を培い、基本的な仕組み、構成の理解を目指す。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.建築物における諸設備について,空気調和設備,給排水設備を中心に,システムの原理,機器の特性を理解する。 2.達成すべき目標の設定方法、および省エネルギー化に配慮した設計方法を習得する。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間):24時間 1) ガイダンス、建築設備計画(建築設備の種類とその必要性について) 2) 空気調和設備①(空気の性質と湿り空気線図) 3) 空気調和設備②(冷凍機・ボイラー・ヒートポンプの原理,カルノーサイクル) 4) 空気調和設備③(空調機負荷計算・演習) 5) 空気調和設備④(熱負荷計算・演習) 6) 空気調和設備⑤(空調方式の種類と特性) 7) 空気調和設備⑥(蓄熱) 8)DA講義(ゼネコン設備設計部の方による講演) 9) 給排水衛生設備①(水質,給水の汚染防止,給水システム) 10) 給排水衛生設備②(給湯方式,排水システム) 11) 給排水衛生設備③(衛生設備) 12) 設備の省エネルギー技術(コージェネレーション,バイオマスエネルギー,パッシブソーラーシステム等) 13) 地域設備(地域冷暖房,地域給排水設備,情報通信システム) 14) 設備の保全管理 15)学内設備見学 16)定期試験 次回講義のための予習範囲を毎回告知する 予習を前提とした講義になるので,必ず予習をすること 復習用演習を配布する |
教科書 /Required Text |
建築設備 大塚雅之著 市ケ谷出版社 2011(ISBN:9784870710177) |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
・合格基準:100点満点で60点以上を合格とする。 ・演習およびレポート:レポートの提出を数回求める。また随時、授業中に演習を行う。 ・評価方法:小テストは行わない。授業中に随時演習を行うが、これは成績に反映しない。レポート点(40%),定期試験(60%)として評価する。 ・不合格者の取り扱い:卒論着手者のみ,後期終了時,卒業要件を満たす条件が卒論以外に3単位8単位以下の場合に限り再試験を実施する。 各到達度目標の評価については以下の通り。 1)定期試験:論述および計算 2)レポート:論述 |
履修上の注意 /Notices |
①講義時間の変更や緊急時の連絡は講義中または掲示板で通知をする。 ②上述したとおり,再試験は行わない。不合格者は再履修すること。 ③講義開始時に毎回出席をとる。 ④遅刻2回につき、欠席1回としてカウントする。 ⑤公的理由があって遅刻、欠席をする場合には、事前連絡をすること。 ⑥講義中に飲み物を飲むことは認める。ただし、缶製品は認めない。 ⑦質問、意見があれば、教員に遠慮無く伝えること。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
水道がない、照明がない、暖房がない、換気扇がない、トイレがない、風呂がないといった建築物においても生活はできるだろう。建築設備とは、建築の安全性、快適性、健康性、利便性といった機能をさらに高度化し、我々の暮らしを豊かにするものである。一方で、そのためには何かしらのエネルギーを設備に投入しなければならない。つまり、いかにコストをかけずに快適性を得るか、といった最適化ができる専門家が社会に求められる。そのような観点を持ち、我々が日常利用している設備に触れてみると、さまざまな計画性が込められていることに気づく。 建物竣工後に唯一動的に稼働し続けるものが建築設備である。いわば建物の内蔵であり神経である。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は、学科(建築学コース)の学習・教育目標の、(F)実験や実習を重視した教育により、建築の環境・生産に関する基礎的知識と応用力を修得する、(H)積雪寒冷地に適した建築を 設計・施工する能力を身につける、に対応している。 |
関連科目 /Related course |
寒地建築構法,建築環境工学A,建築環境工学B,空間の環境 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
次回講義のための予習範囲を毎回告知する 予習を前提とした講義になるので,必ず予習をすること 復習用演習を配布する |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
学内を対象に建築設備見学会を設ける。 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%未満 |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
身近な建築設備に対して,問題点や解決方法,責任の所在について検討してもらう |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |