開講学期/Course Start | 2017年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 他/Oth. |
授業区分/Regular or Intensive | 集中講義 |
対象学科/Department | 全学科 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義 |
授業科目名/Course Title | 認識論 |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 松本ますみ(学部),片野 淳彦(学部) |
時間割コード/Registration Code | T6651 |
連絡先/Contact | 松本ますみ(Q509 0143-46-5817, m-matsumoto@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 松本ますみ(オフィスアワー 火曜日5.6限) |
更新日/Date of renewal | 2017/09/25 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
この授業では認識論の基本を学びます。認識論とは、人間が何かを「知る」とはどういうことかを探求する、哲学の一領域です。知識とは何か、知識と信仰はどう違うか、社会や歴史を「正しく認識する」ことは可能か、といった問題を通して、「知る」ことについてもっとよく知るのが、この授業のねらいです。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1認識論の基礎的な概念を理解し、知識を得ることの意味と役割を考えるための糸口をつかむ。 2「わからない」ことを考え続ける知的胆力を涵養する。 3認識論の基本用語を理解する。哲学の基本的な学習方法を身につける。学際的なアプローチの方法を理解する。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間=22.5時間 下記の内容を予定していますが、学生の関心および理解度に応じて内容を変更することがあります。 1)認識論への招待 2)懐疑主義 3)合理主義と経験主義 4)知識の分析 5)内在主義と外在主義 6)証言の認識論 7)文脈主義 8)「知る」と「わかる」のあいだ 9)知識と信仰の異同 10)科学・哲学・神学の関係 11)平和神学の認識論 12)国際関係の認識論 13)殉教者とアイデンティティ 14)歴史認識の諸問題 15)まとめ 予習課題と授業理解の確認のため、授業の前後に小テストを行います。 期末試験は行いません。 |
教科書 /Required Text |
山鳥重『「わかる」とはどういうことか』筑摩書房、2002年(ISBN:9784480059390) |
参考書等 /Required Materials |
A. J. R. Groom and Margot Light eds, Contemporary International Relations: A Guide to Theory, Pinter Publishers, 1994.(ISBN:185567078X)
Chris K. Huebner, A Precarious Peace: Yoderian Explorations on Theology, Knowledge, and Identity, Herald Press, 2006.(ISBN:9780836193411) Jennifer Nagel, Knowledge: A Very Short Introduction, Oxford UP, 2014.(ISBN:9780199661268) 村上陽一郎『科学・哲学・信仰』第三文明社、1977年(ISBN:4476010733) 内田義彦『社会認識の歩み』岩波書店、1971年(ISBN:4004110637) |
教科書・参考書に関する備考 |
[備 考] 集中講義という日程上、とくに教科書は事前に読んでおくことを強く勧めます。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
到達度目標1から3について、小テスト(予習課題や授業理解の確認、60%)、期末レポート(論述、40%)にて評価します。 100点満点中60点以上で合格とします。 |
履修上の注意 /Notices |
この授業は学生が勉強するためのものであり、教員が学生のかわりに勉強してあげるためのものではありません。手っ取り早く「知りたい」人には向きませんので、ご注意ください。 再試験は行わない。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
「何かを知っている」よりも、自分が「何を知らないか」を知っていることを大切にして授業に臨みたいと思います。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE基準1(1)「(a):地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に対応。 建築社会基盤系学科土木工学コース 〇(B) 良識ある人間性、倫理性、福祉への感性と健全なる心身を形成する(人間性) 〇(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し、将来にわたって豊かな能力を身につける(将来能力) 情報電子工学系学科電気電子工学コース・情報通信システム工学コース (H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する に対応する。 |
関連科目 /Related course |
社会思想論、哲学入門A、哲学入門B、自己理解のサイエンス |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
本授業は集中講義のため、授業と並行して教科書を精読する余裕はないと考えてください。授業は教科書を読んであることを前提に進めますので、しっかり予習しておくこと。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%未満 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
授業は、講義とグループ作業を織り交ぜて行います。課題に積極的に取り組む姿勢と、授業の質を高める貢献の両方を評価します。 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
本授業は非常勤講師による集中講義のため、他の科目との知識の総合化は、講義終了後に学生各自の知性において行われるべきものと考えます。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |