開講学期/Course Start | 2017年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 木/Thu 9,木/Thu 10 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 全学科 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義 |
授業科目名/Course Title | 文化保存論/Cultural preservation theory |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 阿知良 洋平(学部),青野友哉(学部) |
時間割コード/Registration Code | T6238 |
連絡先/Contact |
阿知良 洋平(Email:achiray@mmm.muroran-it.ac.jp 居室:Y205) |
オフィスアワー/Office hours |
阿知良 洋平(水12:55~14:25 それ以外でも在室時はいつでもどうぞ。事前にメールで確認して頂けると確実です。) |
更新日/Date of renewal | 2017/09/25 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
日本の基層文化である「縄文文化」と、アイヌ文化につながる北海道独自の文化を理解している人は少ない。この狩猟採集社会の文化の特質と歴史的な変容過程を理解することで、文化の多様性や文化保存の重要性についての理解を深めたい。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.狩猟社会と農耕社会の本質的な違いを理解し、文化的な偏見なしにそれらを説明できる。 2.文化財及び文化保存の重要性について現代的な課題とともに具体的に説明できる。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数:22.5時間 1週目 文化財保存・文化保存とはなにか(シラバスの説明・講義のねらいについて) 2週目 先史文化を知るための方法(人類学・考古学・民俗学の方法論) p.10-26 3週目 縄文文化のはじまりまで(「Out of Africa 」から日本列島へ) プリント 4週目 遺跡から読み解く縄文文化の特質(自然との共生と神話的世界観) p.27-40 5週目 遺跡から読み解く縄文文化の特質(貝塚と「もの送り」儀礼) p.41-57 6週目 遺跡から読み解く縄文文化の特質(墓・祭祀場と他界観) p.58-67 7週目 遺跡から読み解く縄文文化の特質(葬送行為と合葬墓の意味) プリント 8週目 狩猟採集社会の特質(文化人類学からみた質的に異なる社会の実像) p.68-82 9週目 続縄文文化と弥生文化(農耕社会との比較) p.4-10 10週目 映画「もののけ姫」にみる異文化接触 11週目 アイヌ文化の考古学 プリント 12週目 異文化との遭遇(布教と開拓移住) プリント 13週目 文化の創造と破壊 ーよさこいソーラン祭りの事例ー プリント 14週目 文化財の保存・活用と博物館の役割ー小樽運河の事例ー プリント 15週目 文化資源の活用と地域文化政策 p.83-90 ・教科書の該当部分(授業時間内に指示する)をあらかじめ理解した上で授業に参加すること。 |
教科書 /Required Text |
『北の自然を生きた縄文人・北黄金貝塚』(シリーズ「遺跡を学ぶ」097) 青野友哉著 新泉社 |
教科書・参考書に関する備考 |
回によっては講義の参考となるプリントを配布する。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
定期試験のみ行う。100点満点中60点が合格点である。出題形式は「論述問題」とし、5題出題する。5題のうち3題は到達度目標1に関するものを、2題を到達度目標2に関するものを予定している。それぞれ20点の配点とする。 |
履修上の注意 /Notices |
(1)授業中の質問を歓迎します。 (2)授業の変更や緊急連絡は授業中または掲示板で通知します。 (3)不合格者は再履修とします。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
映像を使用する回もあります。適宜板書をしますが、板書以外の内容についてもノートを細かくとることを勧めます。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE基準1(1)の3項目に対応する。 (a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養 (b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解(技術者倫理) (f)日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力(うち日本語コミュニケーション能力) 建築社会基盤系学科土木工学コース (B) 良識ある人間性,倫理性,福祉への感性および,健全なる心身を形成する。 (C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける。 機械システム工学コース (A) 多面的考察力の修得 情報電子工学系学科電気電子工学コース・情報通信システム工学コース (H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する。 以上に対応している。 |
関連科目 /Related course |
「青少年と文化」 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |