開講学期/Course Start | 2017年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 水/Wed 9,水/Wed 10 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 全学科 |
対象学年/Year | 2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義 |
授業科目名/Course Title | ヨーロッパ史/European History |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 本間 俊行(学部),清末 愛砂(学部) |
時間割コード/Registration Code | T6232 |
連絡先/Contact | 清末 愛砂(akiyosue@mmm.muroran-it.ac.jp、0143-46-5816) |
オフィスアワー/Office hours | 清末 愛砂(水曜日:11:00-12:00 事前に必ずアポをとってください) |
更新日/Date of renewal | 2017/09/25 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
この授業では、ヨーロッパにおける文化の形成と諸地域の関わりという観点から、ヨーロッパの歴史を概観します。 この講義の目的は、第1に、ヨーロッパの歴史における基本的な知識を習得し、古代から近代まで、その歴史の流れを理解することです。第2の目的は、ヨーロッパが諸地域に与えた影響やヨーロッパが諸地域から受けた影響を、ヨーロッパにおける文化の形成とその普及という観点から理解することです。ヨーロッパにおける文化の発展には、エジプトやイスラーム世界、あるいは中国などの文化が影響しています。また、ヨーロッパを模範としてつくられた「近代」のあり方は、その重要性を失いつつありますが、今なお世界各地に大きな影響を与えつづけています。このような相互関係のなかで文化は変容し、あるいは新しい文化が生まれてきました。この授業を通して、ヨーロッパがそのほかの諸地域とどのように関わってきたのかという視点から、世界のつながりを理解してもらいます。 そして第3に、我われが生きる現代社会において、文化の多様性に対する意識を養うための手がかりを得てもらいたいと思います。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
(1) ヨーロッパ史の基礎的知識を得る(40%) (2) 世界史の流れにおけるヨーロッパ史の位置を理解する(30%) (3) ヨーロッパ文化の歴史的意義について考察する (30%) 各目標の到達度については定期試験で判断する。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間):22.5時間 週 授業内容等 1週目 ガイダンス 2週目 古代(1) 古代ギリシア 3週目 古代(2) ヘレニズム時代 4週目 古代(3) 古代ローマ 5週目 古代(4) 古代末期 6週目 中世(1) 中世ヨーロッパの形成 7週目 中世(2) 中世ヨーロッパの発展 8週目 中世(3) 中世ヨーロッパの変容 9週目 近世(1) 新しい時代 10週目 近世(2) アジアへの進出 11週目 近世(3) 西欧化の影響 12週目 近代(1) 環大西洋革命 13週目 近代(2) 西洋の衝撃 14週目 近代(3) 帝国主義と植民地 15週目 まとめ (16週目 定期試験) 事前に参考書を読み、各回に取り上げる時代の大まかな流れを理解しておくことが望ましい。また、定期試験に向けて、授業で配布するプリントを読み直し、また授業内で紹介する参考文献を読み、復習しておくこと。 |
参考書等 /Required Materials |
中井義明他『教養のための西洋史入門』ミネルヴァ書房、2007年(ISBN:9784623049097)
近藤和彦編『西洋世界の歴史』山川出版社、1999年(ISBN:9784634645400) 服部良久・南川高志・山辺規子編著『大学で学ぶ西洋史[古代・中世]』ミネルヴァ書房、2006年(ISBN:9784623045921) 小山哲他編著『大学で学ぶ西洋史[近現代]』ミネルヴァ書房、2011年(ISBN:9784623059386) 上杉忍・山根徹也編『歴史から今を知る―大学生のための世界史講義』山川出版社、2010年(ISBN:9784634640528) |
教科書・参考書に関する備考 |
教科書は指定しない。 授業内容をより深く理解するために、参考書を1冊通読することが望ましい。 授業に出席するにあたって、事前に参考書を参照し、その回に取り上げる時代の大まかな流れを理解しておくこと。また、各自の問題関心にしたがって、知識を広げてもらうため、必要に応じて授業内で各回の内容に関連する参考文献を紹介する。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
各目標の到達度は、以下のように定期試験によって判断する。 成績は100点を満点とする定期試験によって評価する。 100点満点中60点以上が合格点である。 試験は3題の論述形式を予定している。そのうちの少なくとも1題は授業内で出題し、参考文献を参照したうえで、授業内容をさらに発展させた知識・理解を含んだ解答を用意することが求められる。 詳しい試験の形式および内容は、授業内で告知する。 |
履修上の注意 /Notices |
1.出席が良好でない者には、定期試験の受験資格を認めない。 2.授業の変更や緊急時の連絡は、授業中または掲示板で通知する。 3.再試験は行なわない。不合格の場合は再履修とする。 4.成績評価を含めた重要事項の説明と、それに関する質問等を第1週目のガイダンスで行なうので、履修希望者は必ず出席すること。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
歴史には、知る楽しみ、そして考える楽しみがあります。この授業を通して、皆さんが歴史を学ぶ楽しさ、大切さ、そして難しさを知ってもらいたいと思います。また、歴史を通して得た知識や物の考え方によって、身の回りの物事・出来事についても、新しい視点でみることができるようになるでしょう。テストでは自ら歴史を調べる問題も出題します。授業をとおして、自らの歴史に対する関心を育てて下さい。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
JABEE基準 (a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (A) 多面的考察力の修得 電気電子工学コース・情報通信システム工学コースの学習・教育目標 「(H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する。」に対応している。 |
関連科目 /Related course |
1年次の「西洋の歴史」 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
この授業では、ヨーロッパ史に関して基礎的な事柄についても説明しますが、授業内容を十分に理解するためには、高校世界史レベルの理解を有していることは必要になります。そのため、受講にあたっては、参考書・参考文献などを読み、予復習することが求められます。また、試験にあたっては、授業内容の要約だけでなく、独自の問題関心に沿って過去の歴史や現代の問題を考察することが求められます。このため、各回の授業をもとにして主体的に視野を広げることが必要になります。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
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Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
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Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |