開講学期/Course Start | 2017年度/Academic Year 後期/Second 3rd Qt,4th Qt |
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開講曜限/Class period | 金 /Fri 9 , 金 /Fri 10 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 全専攻 |
対象学年/Year | 1年,2年 |
授業科目区分/Category | MOT教育プログラム科目 MOT選択科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義 |
授業科目名/Course Title | マーケティング論/Marketing |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 高井俊次(学部) |
時間割コード/Registration Code | SP139 |
連絡先/Contact |
高井俊次(Q503、または、キャリア・サポート・センター E-Mail:t-takai@mmm.muroran-it.ac.jp Phone:0143-46-5132) |
オフィスアワー/Office hours |
高井俊次(毎週月曜14:35-16:05 於:キャリア・サポート・センター) |
更新日/Date of renewal | 2017/09/21 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
アメリカの経済学者、ガルブレイスは「自動車を作ることと売ることはどちらが難しいか?」という問題提起を行っています。これは、現代の基本的な矛盾が所有と労働の間から生産と消費の間に移行したことを踏まえてのものです。企業は消費者に受け入れられる商品を開発、生産できてはじめて競争に勝ち残ることができます。 消費者の評価を受けた企業が生き残るのです。 例えば、「<自動車>って何?」と問われた時、あなたはどう答えるでしょうか? 移動方法? 運搬手段? では、「あなたはどんな<自動車>が欲しい?」と訊かれると、どうでしょうか? 色合い、スタイル、性能、価格、環境負荷、音楽を聴くための音響の具合、、、あなたには様々な<こだわり>があるのではないでしょうか? モノというのは、決してその本来の機能的な側面で捉えきれるものではありません。それは、社会的な価値観を反映し、また、様々な個人が独自の思いを込めて自己表現を行うメデイアでもあるのです。言い換えると、商品とは具現化された文化に他ならないと言えます。さて、あなたはどのようにして<売れる自動車>を作ればいいでしょうか? どのように消費者にその特長を理解してもらえばよいのでしょうか? ここにマーケティングの課題があります。 現代は、マーケティングの問い直しの時代です。もはや、大量に生産し広告でもって人に商品を印象付け販売の伸張を目指しても、簡単に成功するものではありません。差別化の連続は、差別化を目立たなくするという逆説に陥っています。マーケティングには人間への洞察が不可欠なのです。 本講義では、様々な事例を取り上げ、現代の消費動向について考えるとともに、マーケティングの基本的な課題について知り、主な市場調査手法について学びます。併せて、研究開発と市場調査、販売部門の連携のあり方についても検討します。 その上で、最終段階で実際に企業と連携した商品開発の実習も行う予定です。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1)マーケティングが成立してきた背景について知り、現代社会および企業・自治体経営におけるその意義を理解する。 2)マーケティングのプロセスを理解する 3)主な市場調査手法について知る。 |
授業計画 /Course Schedule |
第1~5週 第1フェイズ マーケティングの基礎知識 マーケティングで取り扱われる様々な問題とそのアプローチ法について概観します。マーケティングの概念、経営戦略、マーケティング戦略、製品、価格、流通チャネル、マーケティング・コミュニケーション、ブランド、マーケティング・マネジメント等について述べるとともに、背景となる消費社会論について言及する。 第6~7週 第2フェイズ マーケット・リサーチの手法 定量的、定性的両面にわたって様々なマーケット・リサーチの手法について概観します。 第88~10週 第3フェイズ ケース・スタディ 事例研究を通じ、マーケティングの視点の取り方について学ぶ。課題を出し対応策作成の演習形式も採用する。 第11~14週 第4フェーズ マーケティング実践 実際に企業と連携してマーケティングの実践にチャレンジしてもらいます。 第15週 実践課題発表会 および まとめ レポート作成のためのアドバイス、全体レビュー及び質疑 企業の方とも積極的に意見を交換し、学んだことを実際に適用してみる覚悟をもって、授業に臨んでください。 なお、総授業時間(実時間)は、90分授業×15回=22.5時間である。 |
教科書・参考書に関する備考 |
[教科書] 特に指定しない。 授業では事例研究を多く扱う。必要に応じ資料プリントを配布する。 [参考書] 折りに触れ紹介する。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
ケース・スタディレポート(40%)、実践課題プレゼンテーション(60%) 100点満点で60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 /Notices |
MOT基礎論、経営科学を履修の上、受講することが好ましい。 再試験、再レポートは行わない。不合格者は、再履修となる。 単位取得には、3分の2以上の出席が必要である。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
マーケティングは経営学の中でも人間についての理解を最も強く求める分野のひとつです。若い感性を生かした積極的な発言を歓迎します。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
MOT教育プログラム「2)企業の競争力を高めるための研究開発戦略および技術の利用法を学ぶ」「3)新規の技術によって新たなビジネスを創出する手法を学ぶ」に対応し、ニーズ把握、商品化調査、プロモーション立案等の手法などについて学ぶ。 |
関連科目 /Related course |
MOT基礎論、経営科学 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
学外の方にお世話になり実際の課題解決にも取り組むので、基礎事項学習段階からしっかり復習し身につけること |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
事例研究では、数名でグループを組み、成果発表も行う。その中で個人が十分に役割分担を行っているかを重視する。 |
Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
総合的な学習として、地元企業から実際のマーケティング課題を頂戴し、授業の前半で学んだ知識を活かし、具体的な解決策を提案してもらう。グループを組んで行う。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
15%~50% |