開講学期/Course Start | 2017年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 火 /Tue 2 , 火 /Tue 3 , 火 /Tue 4 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 情報電子工学系学科 情報システム学コース・コンピュータ知能学コース |
対象学年/Year | 3年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 必修 |
授業方法/Lecture or Seminar | 実験 |
授業科目名/Course Title | 情報システム学実験/Laboratory in Information Systems |
単位数/Number of Credits | 1.5 |
担当教員名/Lecturer | 須藤秀紹(情報電子工学系学科情報システム学コース),倉重健太郎(情報電子工学系学科コンピュータ知能学コース),岡田吉史(情報電子工学系学科情報システム学コース) |
時間割コード/Registration Code | C4717 |
連絡先/Contact |
倉重健太郎(V204 0143-46-5489 kentarou[at]csse.muroran-it.ac.jp) 岡田吉史(okada@csse.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours |
倉重健太郎(水曜日 16:30-17:00)
岡田吉史(木曜日 16:00-17:00 (V402室) ) |
更新日/Date of renewal | 2017/09/25 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
「情報推薦」,「数値積分法」,「計測・制御」の実験をとおして,講義で学んだ事柄をより深く理解する: <情報推薦> 情報推薦とは,ユーザの好みに合う商品や情報を推定して提示する技術である.本実験では,Java言語を用いて情報推薦手法の1つであるユーザ相関法を実装し,その動作原理および性能評価方法を身につけることをねらいとする. <数値積分法> 科学技術計算において微積分の使用頻度は高い.特に,解析的に解くことが難しい積分では,数値計算によってその性質が調べられる.しかし数値計算のためのパラメータを適切に設定しないと誤差が増大するばかりか真の性質からかけ離れた結果となる恐れもある.本実験ではC言語により数値積分法を実装し,パラメータ変化に対する結果の変化をみることで,正しく数値積分法を使用するための基礎知識を身につけることをねらいとする. <計測・制御> センサーから得られた情報に基づいて,自機の簡単な制御ができるようにする. 【enPiT教育プログラム履修者対象】 「ビジネスシステムデザイン」のPBLを通して,講義で学んだ事柄をより深く理解する. <ビジネスシステムデザイン> エンジニアリングデザインに必要なブレインストーミングの技術,技術文書作成技術, プレゼンテーション技術の基礎を体験的に学びます. |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
課題1: 情報推薦 目標1-1 ユーザ相関法の原理を理解し,それをプログラミングできる. 目標1-2 ユーザ間の類似度指標の計算法を理解し,精度評価を行うことができる. 課題2: 数値積分法 目標2-1 複数種類の数値積分法について原理を理解し,プログラムによって実装できる. 目標2-2 異なるパラメータを用いた場合の精度評価を行うことができる. 目標2-3 希求された精度に対して適切なパラメータを選択できる. 課題3: 計測・制御 目標3-1 センサーからの情報を読み取ることができる. 目標3-2 センサーから得られる状況に応じた動作をプログラミングによって実現することができる. 【enPiT教育プログラム履修者対象】 目標1.与えられた課題に応じた情報システムの概念設計を行うことができる。 目標2.設計した情報システムについてプレゼンテーションできる。 |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間): 135分 × 15回 = 2025分(33.75 時間) 1週目~5週目は情報推薦,6週目~10週目は数値積分法,11週目~15週目までは計測・制御の実験を行う. 1週目 ガイダンス,情報推薦システム(ユーザ相関法)について 2週目 ユーザ相関法のプログラミング1(ソースコードとデータセットの理解) 3週目 ユーザ相関法のプログラミング2(類似度計算法の実装) 4週目 ユーザ相関法のプログラミング3(推薦精度の計算) 5週目 ユーザ相関法の性能評価実験 6週目 ガイダンス,対象とする数値積分法について 7週目 数値積分法1のプログラミング 8週目 数値積分法1の性能評価実験 9週目 数値積分法2のプログラミング 10週目 数値積分法2の性能評価実験 11週目 ガイダンス,Robocodeのインストール 12週目 ロボットの動きを理解する 13週目 簡単なロボットと戦う 14週目 少し複雑なロボットと戦う 15週目 複雑なロボットと戦う 講義時間外には演習室を開放しています.この開放時間を利用して,各回の演習内容の自主的な予習復習などを前提とする. 【enPiT教育プログラム履修者】 ビジネスシステムデザインを題材としたPBLを実施する。 第1週〜第11週で,調査,分析,設計といったエンジニアリングデザインに必要な 技法について学びます。 第12週〜第14週は,学外で開催される成果報告会に参加します。現地に趣かない 受講者は,TV会議システムを利用して遠隔で報告会を視聴します。 第15週は,他大学の学生ら発表と自分たちの成果などから,活動全体をふり返ります。 1週目 ガイダンス,事例研究の指示 2週目 クライアントからの状況説明 3週目 事例研究発表,ブレインストーミング 4週目 案の発表・修正 5週目 修正案発表,再修正 6週目 再修正案発表,システムデザインの基本(講義) 7週目 システムデザイン案発表,要求仕様を考える,デザイン案を要求仕様を踏まえて改良 8週目 システムデザイン案発表、システム構成デザイン 9週目 システム構成デザイン案発表,コメントに基づく修正,インタフェースデザイン 10週目 インタフェースデザイン案発表,修正 11週目 中間発表 12週目 合同報告会(1)参加大学との報告会 13週目 合同報告会(2)分野別報告会 14週目 合同報告会(3)enPiT全体報告会 15週目 まとめ(最終プレゼン) |
教科書・参考書に関する備考 |
[教科書] なし.実験時間中またはWeb上で適宜配布する. [参考書] <情報推薦> 「情報推薦システム入門 -理論と実践」,Dietmar Jannachら,共立出版 「情報検索の基礎」,Christopher D.Manningら,共立出版 <数値積分法> 「数値計算の常識」,伊理正夫ら,共立出版株式会社 「数値計算法演習」,途川隼人,電子情報通信学会大学シリーズ演習3 「シミュレーション技法入門」,矢部孝ら,日刊工業新聞社 「Numerical Recipes in C【日本語版】」William H. Press etc., 技術評論社 <計測・制御> 特になし(Moodleを使用) 【enPiT教育プログラム履修者】 <ビジネスシステムデザイン> 本演習に必要となる教材や資料は,演習の中で適宜配布します。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
到達度目標のすべての項目について,提出されたレポートの内容で成績を判定する. 100点満点中60点以上が合格点である. 課題1: 情報推薦 目標1-1 プログラムのソース・結果・考察を評価する. 目標1-2 精度評価実験の結果・考察を評価する. 課題2: 数値積分法 目標2-1 プログラムのソース・結果・考察を評価する. 目標2-2 精度評価実験の結果・考察を評価する. 目標2-3 パラメータ選択の結果・考察を評価する. 課題3: 計測・制御 目標3-1 プログラムのソース・結果・考察を評価する. 目標3-2 実験の結果・考察を評価する. ただし,次の2点が成績評価の必要条件である. (1)全ての実験に出席し,実験を行うこと. (2)全ての課題のレポートを提出すること. 【enPiT教育プログラム履修者】 提出されたレポートの内容で成績を判定する.100点満点中60点以上が合格点である. 目的1はレポートの内容により評価する。 目的2はプレゼンテーションにより評価する。 |
履修上の注意 /Notices |
不合格の場合は再履修すること. 再履修する場合,正規学年の学生と同様に出席し,レポートを提出すること. 関連科目の内容を調べ,理解して授業に臨むこと. 【enPiT教育プログラム専用課題(発展課題)について】 この科目では「通常課題」と,enPiT教育プログラムを履修する学生向けの 「発展課題」の2種類の課題が存在します。発展課題はenPiT教育プログラム専用の科目です。 この課題を選択するためにはプログラムへの参加申し込みが必要です。 enPiT教育プログラムは3年生以上を対象に,4月初旬に参加募集説明会を実施します。 【enPiT履修者用の発展課題の履修上の注意】 (1)enPiT教育プログラムの受講生であること。 (1)演習の途中で「発展課題」から「通常課題」に選択内容を変更することはできません。 (2)履修する場合は,前期に開講される「ビジネスシステムデザイン基礎演習」と 「ユーザセンタードデザイン演習」も別に履修する必要があります。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
この授業科目は,情報電子工学系学科(情報システム学コース・コンピュータ知能学コース)の学習目標の以下の項目に対応している.: 情報技術者:「コンピュータサイエンス」- 情報工学の基礎知識と応用能力を身につける. |
関連科目 /Related course |
「プログラミング演習」,「オブジェクト指向言語」,「確率・統計」,「データベース」 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
毎回の授業でプログラミング・実験・考察を行う課題を課す。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
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Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
1年前期から3年前期に学んだことを基礎として、総合的な学習を行う。 手順を全て与えられるのではなく,資料を読み理解することによって自ら実験手順を考え,実施する. |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |