授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2017年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 火 /Tue  3 , 火 /Tue  4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 情報電子工学系学科 情報通信システム工学コース
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義
授業科目名/Course Title 伝送回路工学/Circuit Theory of Microwabe Engineering
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 辻 寧英(情報電子工学系学科情報通信システム工学コース)
時間割コード/Registration Code C4713
連絡先/Contact 辻 寧英(F204, 0143-46-5508, y-tsuji@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 辻 寧英(火曜日9,10時限、金曜日9,10時限)
更新日/Date of renewal 2017/09/25
授業のねらい
/Learning Objectives
通信においては、様々な情報を電気信号に変換するための信号処理技術とともに、電気信号を伝送するための技術が不可欠である。本授業では、これまで電磁気学、電気回路で学習した事項を基礎に、伝送技術の中でも特に有線伝送を中心に、伝送線路、電磁波回路の基礎理論を習得するとともに、伝送技術の基礎について学習する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
(1)分布定数回路の応用として一般的な伝送線路の伝搬特性の解析法を理解し、具体的な問題に適用できる(理解力、計算力)。(40%)
(2)電磁気学の知識を応用して各種伝送線路の基礎特性について理解し、具体的な計算ができる(理解力、計算力)。(30%)
(3)電磁波回路の考え方とその伝搬特性解析の基礎理論を理解し、具体的な計算ができる(理解力、計算力)。(15%)
(4)波形伝送の基礎を理解し、具体的な計算ができる(理解力、計算力)。(15%)
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):22.5時間(90分×15回)

第1週 ガイダンス(シラバスの説明)と伝送線路の基礎
第2週 分布定数線路の基礎方程式と定常解
第3週 反射係数、インピーダンス変換
第4週 伝送線路の4端子回路的取扱い
第5週 インピーダンス整合(1/4波長回路、T型スタッブ回路)
第6週 スミス図表の基礎
第7週 スミス図表を利用した整合回路の設計
第8週 中間試験
第9週 TEM波伝送路の1次定数と2次定数
第10週 伝送線路の損失
第11週 同軸ケーブルの伝送特性
第12週 導波管の伝送特性(遮断周波数、位相速度と群速度)
第13週 導波管の伝送特性(波動理論解析)
第14週 光導波路の伝送特性(スラブ導波路、光ファイバ)
第15週 伝送線路による波形伝送の基礎
第16週 定期試験


[自己学習]
資料の該当部分を予め理解した上で授業に参加すること。
教科書
/Required Text
基礎伝送工学 中司浩生著 コロナ社 1997(ISBN:4339006769)
参考書等
/Required Materials
マイクロ波工学 : 基礎と原理 中島将光著 森北出版 1975(ISBN:4627710305)
通信工学 池上文夫著 理工学社 1984(ISBN:4844512080)
通信工学 高木相著 朝倉書店 1992(ISBN:4254227221)
電波工学 安達三郎, 佐藤太一共著 森北出版 1998(ISBN:4627706413)
教科書・参考書に関する備考 [教科書] 講義に必要な資料を配布する。
[参考書] 電磁気学,電気回路で使用した教科書を熟読すること
成績評価方法
/Grading Guidelines
中間試験(40%)、定期試験(60%)で評価し、100点満点中60点以上を合格とする。原則として再試験は行わない。各到達度目標の評価方法は次のように行う。
目標1. 中間試験、定期試験で論述問題ならびに計算問題を出題し評価する。
目標2. 中間試験、定期試験で論述問題ならびに計算問題を出題し評価する。
目標3. 定期試験で論述問題ならびに計算問題を出題し評価する。
目標4. 定期試験で論述問題ならびに計算問題を出題し評価する。
履修上の注意
/Notices
適宜復習はするが、電磁気学Ⅰ~Ⅲ、電気回路Ⅰ~Ⅲで学習した内容は前提として授業を進める。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
講義中に自己学習のための課題を課します。わからないところを後に残さないようにしてください。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この科目の情報通信システム工学コースの学習目標A~Hとの関連
(1)主体的に関与する学習目標
B:電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する
関連科目
/Related course
この科目の情報通信システム工学コース開講科目との関連
(1)電磁気学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲおよび電気回路Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで学習した内容全般は基礎知識として不可欠。
(2)3年前期開講の通信工学では主に信号処理関連について学習するが、この講義では電気信号を伝送するための技術の基礎について学習する。
(3)同時開講の無線伝送工学では主に無線を中心とした伝送技術について学習するが、この講義では有線を中心とした信号伝送技術の基礎について学習する。
(4)同時開講の通信網工学では、主に伝送路を接続して効率的に通信システムを構成するための技術について学習する。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
宿題を課す
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
該当なし