開講学期/Course Start | 2017年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 水 /Wed 5 , 水 /Wed 6(後半8週) |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 応用理化学系学科 |
対象学年/Year | 3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 主専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義 |
授業科目名/Course Title | 誘電体物理学(後半8週)/Physics of Dielectrics |
単位数/Number of Credits | 1.0 |
担当教員名/Lecturer | 磯田広史(応用理化学系学科応用物理コース) |
時間割コード/Registration Code | C3718 |
連絡先/Contact |
磯田広史(教育・研究6号館3階 K307 e-mail: isoda@mmm.muroran-it.ac.jp TEL : 0143-46-5619) |
オフィスアワー/Office hours | 磯田広史(木曜日 13:00~14:30) |
更新日/Date of renewal | 2017/09/22 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
誘電体とは、物理的には伝導電子を持たない絶縁体の電子構造を持ち、電場を加えると誘電分極を発生する固体、液体、気体物質の総称である。コンデンサー、センサーあいはメモリー素子材としても重要な材料である。誘電体材料の物理的な性質について概説する。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1) 電磁気学の基礎概念を復習する 2) 誘電体の物性を理解する 3) 分極の分類と構造について理解する 4) 変動電場における誘電体の特性について理解する 5) 強誘電体特性、ピエゾ電気,焦電効果について理解する |
授業計画 /Course Schedule |
総授業時間数(実時間);12時間 1週目 シラバスの説明、誘電体物理学の概要、電磁気学復習 pp.225-241(物理学) 2週目 誘電体物理学の前提とする知識の概要 pp.241-254(物理学), 3週目 分極の分類と構造 pp. 260-262(応用物性論) 4週目 誘電率と局所電場 pp. 258-262(応用物性論) 5週目 変動電場における誘電率 pp. 262-263(応用物性論) 6週目 緩和型と共鳴型誘電分散 〃 7週目 強誘電体特性、ピエゾ電気,焦電効果 pp.263-266(応用物性論) 8週目 定期試験 各授業前に事前課題を課すので、自己学習した上で授業前に課題を提出すること。 |
教科書 /Required Text |
応用物性論 青木 昌治著、基礎工業物理講座6 朝倉書店)(ISBN:4254135564)
物理学(小出昭一郎著)(ISBN:4785320745) |
参考書等 /Required Materials |
誘電体現象論 (電気学会大学講座) 単犬石 嘉雄 (著)(ISBN:4886861083)
物質構造と誘電体入門 (物性科学入門シリーズ) 高重 正明 (著)(ISBN:4785329114) (ISBN:4563022373) 宇野良清、他共訳 「キッテル固体物理学入門(上)」第8版 丸善(ISBN:4621076531) 宇野良清、他共訳 「キッテル固体物理学入門(下)」第8版 丸善(ISBN:462107654X) |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
欠席回数が2回以下の履修者を成績評価対象者として、定期試験で評価する。100点満点で60点以上を合格とする。 各到達度目標は、記述式の課題を毎回課すことと、定期試験にて記述式問題を課すことで評価する。 |
履修上の注意 /Notices |
1) 事前に予習用のプリントを配布します。十分に予習復習を行なうことが、各自の知識力、理解力、計算力を向上させます。必ず予習をした上で授業に臨んでください。 2) 質問は授業時のほかオフイスアワーなどで受け付けます。 3) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をします。 4) 欠席した授業については授業プリントと教科書・参考書を用いて自己学習してください。 5) 不合格者は再履修をすること。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
誘電体の物性は、電磁気学ならびに固体物理学を土台として、理解されます。電磁気学の復習と、誘電体の持つ多様な特性をお話します。力学、電磁気学、熱力学、量子論、統計力学などの物理学の基礎知識また微分方程式解法などの数学的手法の習得、化学結合などの化学の基礎知識などのことが誘電体材料を理解する上で必要です。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は、応用物理コースの学習目標(F)応用物理専門能力「応用物理分野の専門知識を修得し、これを自ら取り組む研究課題に応用できる能力を身に付ける」に対応する。 JABEE基準1(2)の(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力に対応する。 |
関連科目 /Related course |
固体物理A,,固体物理B、物理数学、振動波動論、電磁気学A、量子論、量子力学,統計熱力学を履修していること、また履修済み科目に関してはそれぞれの到達度目標を達成していることが望ましい。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |
Active learning 1-1 /主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等) |
講義プリントを事前に配布し、そのプリントに基づいて予習を行ったうえで講義に臨むこと。講義の最後に講義内容に関連する演習問題を解き、講義内容を振り返ることで理解度を深める。 |
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Active learning 1-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |
Active learning 2-1 /対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等) |
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Active learning 2-2 /上記項目に係るALの度合い |
該当なし |
Active learning 3-1 /深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等) |
電磁気学および固体物理学で学んだことを基礎とし、発展的な学習を行う。 |
Active learning 3-2 /上記項目に係るALの度合い |
50%超 |