授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2017年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 月 /Mon  7 , 月 /Mon  8
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 応用理化学系学科 応用化学コース
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義・演習
授業科目名/Course Title 技術者倫理(応化)/Engineering Ethics
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 安居光國(応用理化学系学科バイオシステムコース),岩佐達郎(応用理化学系学科応用物理コース),飯森俊文(応用理化学系学科応用化学コース)
時間割コード/Registration Code C3701
連絡先/Contact 安居光國(U305 5748
yasui@mmm.muroran-it.ac.jp )
岩佐達郎(教育研究7号館 Y507室
0143-46-5661
iwasat@mmm.muroran-it.ac.jp)
飯森俊文(居室: H棟410号室; 内線:5767; Email: iimori@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 安居光國(月曜日 12:00-13:30
水曜日 13:00-14:00)
岩佐達郎(月曜日 9:00~10:00)
飯森俊文(月曜日16:30ー18:30)
更新日/Date of renewal 2017/09/22
授業のねらい
/Learning Objectives
技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。そのうえで具体的な事例をとおして、技術 者の判断が社会や環境に与える影響を理解し,倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では,講義、グループ討論、調査、分析、発 表などを総合して技術者倫理を修得する。なお,技術者倫理には広い意味で研究者倫理を含める。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.技術および技術者の判断が社会や環境に与える影響や効果を認識し、技術者の専門職としての責任を理解することができる。【技術と社会・環境】(知識・理解)30%
2.多岐にわたる分野にかかわる技術者倫理を総合的に理解することができる。【専門性と総合性】(知識・理解)20%
3.技術や技術者がかかわる倫理的な問題について,その解決をするために重視すべき価値や技術者としての態度を,個人はもとよりグループで認識することができる。【価値の多様性】(価値・態度) 20%
4.技術や技術者がかかわる倫理的な問題に対し、倫理的手法を用いて解決する道筋を選択することができる。【判断力・問題解決能力】(能力・スキル)30%
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数:24時間
1週目 シラバスの説明、技術者,技術者倫理とはなにか
2週目 「倫理」とは(外部講師 新川先生)
3週目 事例研究化学系
4週目  企業倫理とは何か(外部講師 竹中先生)
5週目  事例研究 生命系
6週目 リスク、ヒューマンエラー  
7週目 内部告発,グループ討論
8週目 事例研究法
9週目 グループ討論1
10週目 発表会
11週目 グループ討論2
12週目 グループ討論3
13週目 表会会1
14週目 発表会2
15週目 全体講評
16週目 定期試験
*本授業では,技術者倫理と研究者倫理は個別に扱うものではなく,多くの事項は共有するものとして取り扱う。例:環境・生命への配慮,安全保障への対応,ガイドライン・倫理規定
*授業前に教科書の該当する章を読み,あらかじめ予習をすること。
*授業時間外では,社会情勢の情報を得る努力,学修する事例の背景調査,グループ内での討論など,自己学修をするように努力すること。
*講師の都合で授業順番が変わることがあります。
教科書
/Required Text
オムニバス技術者倫理(ISBN:9784320071964)
参考書等
/Required Materials
札野順著「改定版 技術者倫理」日本放送出版協会(ISBN:9784595309311)
ウィットベック「技術倫理 1」みすず書房(ISBN:978462204119)
杉本泰治,高木重厚「大学講義 技術者の倫理 入門 第4版」丸善(ISBN:978462107564)
中村収三「新版 実践的工学倫理」化学同人(ISBN:9784759811551)
佐伯昇/杉本泰治「技術倫理 日本の事例から学ぶ」丸善(ISBN:9784621077511)
成績評価方法
/Grading Guidelines
レポート40%,グループ討論および発表40%および定期試験20%を総合して評価する。 100点満点で60%以上を合格とする。
毎回の出席の確認をし、グループ作業に影響が出る欠席は、評価に影響を与える。
出席不良のものは授業参加を認めない上で不可とする。

目標1について:レポート(授業に関連した事項の論述)および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。
目標2について:レポート(授業に関連した事項の論述)および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。
目標3について:グループ討論(討論成果物および参加意識)および発表会(発表内容,ピアレビュ,質疑応答の総合評価)により評価する。
目標4について:グループ討論(討論成果物および参加意識),発表会(発表内容,ピアレビュ,質疑応答の総合評価)、および定期試験(専門用語の知識と短文による論述形式)により評価する。

レポート グループ討論および発表 試験 配分
目標1 25% 0% 5% 30%
目標2 15% 0% 5% 20%
目標3 0% 20% 0% 20%
目標4 0% 20% 10% 30%
小計 40% 40% 20% 100%
履修上の注意
/Notices
応用理化学系学科の学生に限る。
授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。
再試験は行わない。
3年後期の必修科目であるため,卒研着手に大きな影響があることを認識すること。
授業は1クラス制(大教室)と複数クラス制(中教室)で実施しますので,毎時間の教室の確認をしてください。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。
授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。
見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業の単位修得は、応用化学・生物工学プログラムの学習・教育到達目標の、(D):次世代の科学技術者にふさわしい自律した倫理観を身につけ、倫理的な判断ができる、(G):新規の知識と既に有している知識を統合し、計画・実施するための手法を理解し実践する能力を修得する、(F)科学技術の発信およびチーム行動に必要な論理的思考力とコミュニケーション能力を修得する,に対応している。
JABEE学習・教育目標1(b):技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解の達成に寄与する、(e):種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力、(f)論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力,(h):与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力、(i)チームで仕事をするための能力,に対応している。
関連科目
/Related course
知的財産所有権論
安全管理工学
プレゼンテーション技法
備考
/Notes
外部講師紹介
新川拓哉(千葉大学 )
竹中章二(東芝 テクニカルアドバイザー)
河合 秀樹(室蘭工大 もの創造系領域 教授)
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
Active learning 1-1
/主体的学修(予復習,反転授業,小テスト,振り返り 等)
講義後に授業内容の振り返りレポートを作成,提出する。
Active learning 1-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 2-1
/対話的学修(グループ学習,協働,調査体験 等)
グループにより事例研究をする。討論し,プレゼンする。
Active learning 2-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%
Active learning 3-1
/深い学修(複数科目の知識の総合化や問題解決型学修 等)
グループにより,事例研究において倫理的にかつ
実行可能な適切な行動案を提出する。
Active learning 3-2
/上記項目に係るALの度合い
15%~50%