授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2017年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 火 /Tue  5 , 火 /Tue  6  , 火 /Tue  7
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 情報電子工学系学科 情報システム学コース・コンピュータ知能学コース
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 演習
授業科目名/Course Title オブジェクト指向言語応用演習(11-15週)/Applied Practice in Object-Oriented Lang
単位数/Number of Credits 1.0
担当教員名/Lecturer 佐藤和彦(情報電子工学系学科情報システム学コース)
時間割コード/Registration Code B4324
連絡先/Contact 佐藤和彦(教員室:V502 連絡先E-mail: kazu[at]mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 佐藤和彦(水曜日 10:25~11:55 )
更新日/Date of renewal 2017/02/16
授業のねらい
/Learning Objectives
「オブジェクト指向言語」で学んだJava言語の理解を,演習を通して深める。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
目標1.オブジェクト指向の基本構造を理解し,Java言語を使用して実行可能なプログラムを構築することができる。
目標2.配列や入出力インタフェースクラスを理解し,課題として与えられたデータを処理するプログラムを作成できる。
目標3.GUIオブジェクトやイベント処理について理解し,GUIを使った簡単なプログラムを作成できる。
目標4.スレッド処理、ネットワークインタフェースを理解し,ネットワーク通信を行う簡単なプログラムを作成できる。
目標5.正規表現を理解し,文字列処理を行う簡単なプログラムを作成できる。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):11.25時間(135分×5週=675分)

1週目:JavaによるGUIプログラミング演習 (1)
1-1)JavaFXを使ったGUIプログラミング
1-2)コントロールの配置とイベント処理
2週目:JavaによるGUIプログラミング演習(2)
1-3)データ構造とアルゴリズムを用いたJavaプログラミング
1-4)簡単なGUIアプリケーションの作成
3週目:Javaによるネットワークプログラミング演習 (1)
2-1)Socketを使ったTCP/IPによるサーバクライアント通信
2-2)マルチスレッド処理
4週目:Javaによるネットワークプログラミング演習 (2)
2-3)URLクラスを利用したWeb通信処理
2-4)外部Webサービスとの連携
5週目:正規表現を使用したプログラム作成演習
2-5)正規表現を使用したパターン抽出
2-6)簡単な通信アプリケーションの作成

本授業では,Java言語の基本文法を知っていることを前提として,
データ構造やアルゴリズムを用いたプログラミングを演習する。
また,関連する他の演習では扱ってこなかったGUI処理や通信処理について演習する。
プログラミングやデータ構造とアルゴリズムに不安がある者は,しっかりと復習して
演習に臨むこと。

また,課題として配布するプログラムには最低限の処理説明のみが記載されているが,
授業の中で,これらのしくみについての解説は基本的に行う予定は無い。
課題に含まれるクラスやメソッドの機能やその使い方については,リファレンスや参考書
などを各自で勉強して,課題達成に努めること。
参考書等
/Required Materials
Javaによるインターネットプログラミング 下村隆夫著 近代科学社 2010(ISBN:4764903792)
新・明解Java入門 柴田望洋著  SBクリエイティブ 2016(ISBN:4797387602)
JavaデベロッパーのためのEclipse完全攻略 石黒尚久, 永井正昭, テクニカル書籍編集部著  SBクリエイティブ 2015(ISBN:4797385294)
Javaの絵本 : Javaが好きになる新しい9つの扉 アンク著  翔泳社 2016(ISBN:4798150371)
やさしいJava 高橋麻奈著 ソフトバンククリエイティブ 2013(ISBN:4797374764)
独習Java ジョゼフ・オニール著 ; トップスタジオ訳  翔泳社 2008(ISBN:4798117153)
新わかりやすいJava 川場隆著  秀和システム 2015(ISBN:4798042773)
教科書・参考書に関する備考 [教科書]
適宜資料を配付する。
[参考書]
上記を参考のこと。
[備 考]
プログラミング手法やJava言語に関する参考書は数多く存在し,各自のレベルや学習方法によって向き不向きがある。また,オンライン上にも多くのプログラミング学習用サイトが公開されている。各自で自分に合ったものを見つけ,積極的に利用して,演習に臨んでください。
成績評価方法
/Grading Guidelines
100点満点中60点以上が合格点である。ただし,提出課題を全て提出していることを前提とする。全5回の演習を前半2週,後半3週に分け,それぞれに提出課題を課す。2つの提出課題を各50点満点で評価する。

各到達度目標の評価方法は次のように行う。
目標1.オブジェクト指向の基本構造を使って構築されたプログラムを作成することにより評価する(全課題)。
目標2.与えられたデータをインタフェース経由で読み込み,配列など適切なデータ構造を使って処理を行うプログラムを作成することにより評価する(全課題)。
目標3.GUIオブジェクトを配置し,マウス操作などのイベント処理で動作するプログラムを作成することにより評価する(前半課題)。
目標4.ネットワーク上にある他PCに接続し,ネットワーク通信を介してデータ処理を行うプログラムを作成することにより評価する(後半課題)。
目標5.取得したテキストデータを処理し,指定されたパターンにマッチする文字列を抽出するプログラムを作成することにより評価する(後半課題)
履修上の注意
/Notices
1)「オブジェクト指向言語」を受講していること。
2)毎回出席を前提にする。
3)2つの提出課題をいずれも提出すること。

☆不合格者の扱いについて
不合格者(提出課題を提出しなかった者,または提出課題の評価点の合計が60点に
満たない者)については,前期期間中に課題の再提出を求める。再提出された課題について
同様の評価を行い,その合格をもって「可」の成績とする。
指定された期日までに再提出の要請に対応しない者については「不可」とする。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
毎回,オブジェクト指向言語で使用した教科書や参考書,本演習で配布した資料をもとに,予習,復習を行うこと。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業科目は情報電子工学系学科の情報システム学コースとコンピュータ知能学コースの教育目標に対応している.
情報技術者[コンピュータサイエンス]情報工学の基礎知識と応用能力を身につける.
関連科目
/Related course
「フレッシュマンPBLセミナー」,「プログラミング演習」,「情報システム学演習」,「コンピュータ知能学演習」,「情報工学PBL:システム開発演習」の延長にある科目「オブジェクト指向言語」の演習に位置づく。また,「データ構造とアルゴリズム」,「ソフトウェア工学」等とも関連が深い.
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
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