授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2017年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 木/Thur 5,6時限
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科
対象学年/Year 1年,2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義
授業科目名/Course Title 基礎物理A(機航・76番以降)/Fundamental physics A
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 小野寺彰(非常勤講師)
時間割コード/Registration Code B2106
連絡先/Contact 桃野直樹(教育・研究2号館Q206室(内線5656))
オフィスアワー/Office hours 桃野直樹(金曜日:16時~18時(この他、月・火・水:12時~13時で在室していればOK))
更新日/Date of renewal 2017/03/18
授業のねらい
/Learning Objectives
<質点の力学>
物体を重さを持つ1点(質点)で代表させ、質点の位置、速度、加速度といった運動の概念をベクトルで表し、把握する。次に、運動の原因は力であることを運動方程式として捕らえて運動を理解し、これから導かれる仕事とエネルギーの関係およびエネルギー保存則を理解する。
<質点系の力学>
一般の物体は、多数の質点の集まり(質点系)と考えることができる。質点系に対して成り立つ作用反作用の法則とこれから導かれる重心運動、運動量保存則、物体の衝突を学ぶ。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
<質点の力学>
1. 質点の位置、速度、加速度をベクトルとして理解し、代表的な事例を表現して解決することができる。
2.質点に働く力および運動方程式を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
3.仕事とエネルギーの概念およびエネルギー保存則を理解し、代表的な問題を解くことができる。
<質点系の力学>
1.質点系と作用反作用の法則を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
2.質点系における運動法則を理解し、代表的な問題に適用して考察することができる。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):24時間
<質点の力学>
○質点と位置について
○位置、変位とベクトルについて
○速度、加速度について
○力と慣性について
○放物運動について
○単振動、単振り子について
○仕事と運動エネルギーについて
○束縛運動について
○保存力とポテンシャルについて
○位置エネルギーと力学的エネルギー保存則について
○万有引力と惑星の運動について
<質点系の力学>
○2体問題および重心とその運動について
○運動量と運動量保存則について
○物体の衝突について
第16週 定期試験

課題レポートを数回課す予定である。日々自己学習を行い自力で解答し、見やすいレポート作成を心がけ、期日までに必ず提出すること。
教科書
/Required Text
物理学 小出昭一郎著 裳華房 1997(ISBN:4785320745)
参考書等
/Required Materials
基礎力学 永田一清編 ; 垣本史雄, 田中秀数執筆 サイエンス社 1987(ISBN:4781904688)
教科書・参考書に関する備考 [教科書]
小出昭一郎著「物理学(三訂版)」裳華房 定価(2,310円)
ページ範囲 質点の力学:1-35ページ
質点系の力学:44-59ページ
[参考書]
高野,戎 共著「基礎物理演習」
永田一清編「基礎力学」サイエンス社(当研究室に所蔵あり)
[備 考]
授業では講義内容をまとめたプリントを適宜配布する。
成績評価方法
/Grading Guidelines
<質点の力学>
目標1.レポートおよび定期試験により評価
目標2.レポートおよび定期試験により評価
目標3.レポートおよび定期試験により評価
<質点系の力学>
目標1.レポートおよび定期試験により評価
目標2.レポートおよび定期試験により評価

授業履修者に対して課題レポートおよび定期試験を行い、レポート15%、定期試験85%として評価する。
100点満点中60点以上を合格とする。課題レポート未提出の場合は減点となる。
不合格の場合には再履修すること。
履修上の注意
/Notices
高等学校レベルの数学、中でもベクトル、各種代数方程式と関数、および微分積分法の基本を習得していること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
物理学は科学・工学の基礎です。またやさしく簡単に内容を把握できる科目ではありません。その本質を理解するには,教科書やテキストを繰り返し良く読み,物理学の表現の仕方および考えを学び,1つ1つの事柄を自分で考え,反復して努力する以外の方法はありません。一度勉強して理解できなくても,繰り返し教科書等を読み,物理学の表現と考えに慣れてください。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
機械システム工学コース:
学習・教育目標の(B-1) 数学や物理学等の自然科学に関する基礎知識を持ち、工学的課題に応用できる、に対応している。

航空宇宙システム工学コース:
学習・教育目標の 理数系基礎力(A,E) に対応している。

材料工学コース
学習目標の、C 工学基礎、に対応している。
JABEE基準1(2) (c) 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力、に対応している。
関連科目
/Related course
現在の関連科目は1学年前期開講の線形代数(必修)および解析A(必修)である。今後の関連科目は1学年後期開講の解析B(必修)、基礎物理B(必修)および物理学実験(必修)、2学年前期開講の解析C(必修)である。
備考
/Notes
毎回出欠を確認する。欠席する場合は事前に届け出ること。
授業に変更のある場合は事前の授業ならびにピロティでの掲示にて周知する。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません
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