開講学期/Course Start | 2016年度/Academic Year 後期/Second |
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開講曜限/Class period | 月/Mon 1 |
授業区分/Regular or Intensive | 集中講義 |
対象学科/Department | 全学科(夜間主コース) |
対象学年/Year | 1年,2年,3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | 講義 |
授業科目名/Course Title | 科学と倫理/Science and Technology in a Social Conte |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 亀田正人(学部),田島 俊之(学部) |
時間割コード/Registration Code | T9205 |
連絡先/Contact | 亀田正人(kameda@mmm.muroran-it.ac.jp) |
オフィスアワー/Office hours | 亀田正人(水曜日16:15-17:45) |
更新日/Date of renewal | 2016/02/15 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
科学・技術がどのように発展してきたのか,私たちの生活にどのように関わり,私たちの思想にどんな影響を与えているかを認識することは,現代を生きるすべての人々にとって不可欠である。この授業では,科学とは何か,科学研究とはどのような営みなのかを,さまざまな視点から深く考え直す機会を提供する。今日の科学と社会をめぐるさまざまな倫理的問題について,いま私たちは何をすべきなのか,私たち自身に突きつけられた問題として考えよう。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
(1)科学という知識生産の営みの本質について,科学史や社会学などさまざまな立場からどのように捉えられているかを理解し,多面的なイメージを構築する。 (2)科学が人々の社会生活とどう関わっており,どのような問題を引き起こす可能性をはらんでいるかということに気づくのに必要な倫理的想像力を身に着ける。 (3)倫理的問題の見え方は視点によって異なり,望ましい対処の仕方にも複数の選択肢がありうることを理解したうえで,自分自身の考えをまとめ,議論できるようになる。 |
授業計画 /Course Schedule |
講義ではおおよそ以下のようなテーマを扱う予定だが,進行状況などに応じて内容や順序は変更することがある。 第1回 イントロダクション 第2回 科学と技術の歴史(1) 第3回 科学と技術の歴史(2) 第4回 科学はどのように進展していくのか? 第5回 知識を生産する活動の社会学 第6回 科学者って,どんな人たち? 第7回 科学研究と不正行為(1) 第8回 科学研究と不正行為(2) 第9回 技術と社会(1) 第10回 技術と社会(2) 第11回 社会とのコミュニケーション 第12回 科学と擬似科学,マスメディア 第13回 地球温暖化の問題をめぐって 第14回 原子力をめぐる議論 第15回 まとめ―科学とどう付き合っていくのか 総授業時間=22.5時間 この集中講義の期間だけでなく,日常のなかで科学や技術に関する新聞やTVなどでの報道,ネットでの話題などをつねに気に留めて,気になるテーマについては図書館なども利用して深く掘り下げ,自分なりの考えをまとめてみるように努めてほしい。それは授業中に課す小レポートを書くうえで必要なだけでなく,科学と社会とに関わる倫理的な問題に気づき,考えることができるようになることこそが,この授業の大きな目標だからである。 |
参考書等 /Required Materials |
現代科学論 : 科学をとらえ直そう 井山弘幸, 金森修著 新曜社 2000(ISBN:4788507404)
科学技術倫理を学ぶ人のために 新田孝彦, 蔵田伸雄, 石原孝二編 世界思想社 2005(ISBN:4790711358) |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
到達度目標の全項目について、毎回の授業中に課す小レポート(50点満点)と、学期末に提出してもらうレポート(50点満点)をもとにして、総合的に判断する。100点満点で評価し、60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 /Notices |
(1)授業の変更や緊急時の連絡は,授業中または掲示板で通知する。 (2)授業のなかで課す小レポートの提出をもって出席をカウントし,その内容と授業にとり組む姿勢をもとに成績の評価を行う。やむを得ない事情で出席できない時間がある場合は,事前に相談すること。 (3)不合格者は翌年再履修すること。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
人間活動のあらゆる側面に科学が関わり,その影響が地球規模で現れている今日,どのような社会的立場にあったとしても,科学と無縁でいることのできる人はいないだろう。専門家も一般市民も,科学とどう付き合い,どのような責任を果たさなくてはいけないのか,自分自身の問題として考える必要がある。環境問題でもほかの問題でも,ただブームに流されるのでも感情的に反発するのでもなく,問題の本質や構造を把握したうえで採るべき道を探り,行動できるようになろう。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
この授業の単位習得はJABEE基準1(1)の(b)と(a)に対応(b>a)する。 (b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果,および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解 (a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養 なお(f)の一部にも対応している (f) 日本語による論理的な記述力 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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