授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2016年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 木/Thu 10,木/Thu 11
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 全学科(夜間主コース)
対象学年/Year 1年,2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 副専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義
授業科目名/Course Title ヨーロッパ史/European History
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 清末 愛砂(学部),本間 俊行(学部)
時間割コード/Registration Code T9203
連絡先/Contact 清末 愛砂(akiyosue@mmm.muroran-it.ac.jp、0143-46-5816)
オフィスアワー/Office hours 清末 愛砂(水曜日:11:00-12:00 事前に必ずアポをとってください)
更新日/Date of renewal 2016/09/28
授業のねらい
/Learning Objectives
 この講義では、古代教養の形成とその継承を軸として、ヨーロッパ史をみていきます。
 ヨーロッパは、古代ギリシアと古代ローマの遺産を、自らの「古典」として継承してきました。その継承の過程には各時代を生きた人びとのさまざまな取り組みがあり、また古典教養の継承はヨーロッパ文化のもう一つの柱であるキリスト教とも密接な関連をもって進められてきました。
 この講義の目的は、第1に、ヨーロッパ史の基礎的な理解を得てもらうことです。その際に注目するのは、古代から現代まで、学問・文芸が継承される過程です。第2に、古典教養が継承される過程を跡づけることをとおして、ヨーロッパにおける歴史の流れを理解してもらいます。そして第3に、現代社会における古典の意義について考える手がかりを得てもらいます。

到達度目標
/Outcomes Measured By:
(1)ヨーロッパ史に関する基本的知識を得る(40%)
(2)ヨーロッパ史の展開を理解する(30%)
(3)古典とその継承の意義について考察する(30%)

授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間):24時間
週    授業内容等                    
1週目  ガイダンス

2週目  古典教養の形成――古代史・中世史に関する概説
3週目  古代(1) 古代ギリシアの哲学
4週目  古代(2) ヘレニズムとローマ
5週目  古代(3) 地中海世界の文明
6週目  中世(1) カール大帝とラテン文化の復興
7週目  中世(2) 地中海世界の3つの文化圏
8週目  中世(3) ルネサンス

9週目 古典教養の変容――近世史・近代史に関する概説
10週目 近世(1) 人文主義と宗教改革
11週目 近世(2) 17世紀科学革命と新旧論争
12週目 近代(1) 啓蒙思想と市民革命の間で
13週目 近代(2) 民族のロマン
14週目 近代(3) 大衆消費社会の到来
15週目 まとめ

(16週目 定期試験)


 
参考書等
/Required Materials
中井義明他『教養のための西洋史入門』ミネルヴァ書房、2007年(ISBN:9784623049097)
近藤和彦編『西洋世界の歴史』山川出版社、1999年(ISBN:9784634645400)
服部良久他編著『大学で学ぶ西洋史[古代・中世]』ミネルヴァ書房、2006年 (ISBN:9784623045921)
小山哲他編著『大学で学ぶ西洋史[近現代史]』ミネルヴァ書房、2011年(ISBN:9784623059386)
安酸敏眞『人文学概論 : 新しい人文学の地平を求めて』知泉書館、2014年(ISBN:9784862851925)
教科書・参考書に関する備考  授業に出席するにあたっては、事前に参考書を参照し、その回に取り上げる時代の大まかな流れを理解しておくこと。
 授業内では各回の内容に関連する参考文献をいくつか紹介する。これは第1に、各自の問題関心にしたがって、知識を広げてもらうことを意図している。第2に、定期試験で、授業内容をもとに自ら調べて解答を用意する大問を出題するので、これに備えるためである。
成績評価方法
/Grading Guidelines
各目標の到達度は、以下のように定期試験によって判断する。
100点満点中60点以上が合格点である。
 成績は100点を満点とする定期試験によって評価する。
 試験は、全3~4題の論述形式で行ない、そのうち少なくとも1題は事前に内容を通知する。
 試験の形式および内容に関しては、講義内で詳しく説明する。


履修上の注意
/Notices
1.出席が良好でない者には、定期試験の受験資格を認めない。
2.授業の変更や緊急時の連絡は、授業中または掲示板で通知する。
3.再試験は行なわない。不合格の場合は再履修とする。
4. 試験に欠席した場合、特別な事情があれば、レポートによって代える。ただし、事前連絡を原則とする。
5.成績評価を含めた重要事項の説明と、それに関する質問等を第1週目のガイダンスで行なうので、履修希望者は必ず出席すること。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
 歴史には、知る楽しみ、そして考える楽しみがあります。この授業を通して、皆さんが歴史を学ぶ楽しさ、大切さ、そして難しさを知ってもらいたいと思います。また、歴史を通して得た知識や物の考え方によって、身の回りの物事・出来事についても、新しい視点でみることができるようになるでしょう。テストでは自ら歴史を調べる問題も出題します。授業をとおして、自らの歴史に対する関心を育ててもらいたいと思います。また、試験では皆さんの興味関心や個性を発揮した解答を期待しています。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
学習・教育目標との対応
機会航空創造系学科:(A)多面的考察力
情報電子工学系学科:(人)[社会的視点]社会的・国際的視点に立って考える能力を身につける。

JABEE基準
(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力
(b)技術者が社会に対して負っている責任に関する理解

関連科目
/Related course
1年次の「西洋の歴史」
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
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