開講学期/Course Start | 2016年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 水/Wed 7,8 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 全学科 |
対象学年/Year | 3年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | |
授業科目名/Course Title | 人間と文学/Human and Literature |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 佐々木 寛(学部), 上村浩信(学部) |
時間割コード/Registration Code | T6322 |
連絡先/Contact | 上村浩信(Q601) |
オフィスアワー/Office hours | 上村浩信( 水曜日 16:30から17:00) |
更新日/Date of renewal | 2016/04/08 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
人間が本来持っていたはずの原初的な一体感が失われたのは、人類史的には労働の時代に入ってからであ り、個人史的には学齢期に達する頃からであるだろう。芸術は、文学も含めて、その失われてしまった至福の一体感を我々に 与えてくれる祝祭的異空間の一つである、とも考えられる。 この授業では、文学作品を読む醍醐味は非日常的体験の享受にあるという考えを根底に据え、神話からSFまで、国や時代、ジャンルにこだわらずいろいろな作品を扱いたい。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
文学作品を広く読み、そこに見られるいくつかの共通のテーマ、パターンを意識化していく。その過程で、日常的な読書を超える視点が得られるはずである。 |
授業計画 /Course Schedule |
[総授業時間:(45分/60分)×2×15=22.5時間] 1週目:授業概要 2週目:古代神話と民俗説話 3週目:『オイディプス王』――王殺しと近親姦 4週目:フロイトとエディプス・コンプレックスの周辺 5週目:フレイザー『金枝篇』――死と再生 6週目:バタイユ『エロティシズム』――禁忌と侵犯 7週目:『アーサー王』と聖杯探求譚 8週目:アーサー王伝説の周辺 9週目:英雄伝説の行方――義賊と反権力 10週目:『ドン・キホーテ』――騎士と道化師 11週目:シェークスピア――王と道化師 12週目:SF①――空間軸から時間軸へ 13週目:ドストエフスキー――異端審問官 14週目:実存主義と「権力への意志」 15週目:SF②――未来への悲観と楽観 |
参考書等 /Required Materials |
山内昶著『タブーの謎を解く――食と性の文化学』
大熊昭信著『文学人類学への招待』 |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書は特にない。毎回、資料プリントを用意する予定。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
出席率75%以上の者を対象とし、授業の内容に関する4題ぐらい限定の、記述式の試験を行う。到達度目標について、評価軸は、新しい見解(25%)・情報(25%)、授業を踏まえての思考(50%)など。単なる資料の暗記では不足。提出された答案の、漢字語句のひらがな表記や誤字脱字の有無、文字・文章表記の丁寧さ・正確さなどの度合いも、当然、評価に関係する。100点満点中60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 /Notices |
不合格者には再試験を1回課すことを考えているが、授業を聞いていないことや対象作品を理解していないことなどが明らかな、40点以下の極端な低得点者は評価の対象外にする。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
講義形式での授業は、受講者の意欲が必須である。他ジャンルの芸術(絵画、彫刻、演劇など)や映画、TVドラマ、アニメ、ゲームなど、周辺ジャンルにも広く関心を持って参加してほしい。 各時代の作家、作品、文学概念にできるだけ広く触れ、文学とその周辺ジャンルを享受しようというのが、当初の、そして最終的な目標である。願わくば、授業そのものが非日常的な時空間たらんことを! 最低限、読書案内として、受講者が、授業で触れた作品の中から未読のものを読んでみようという気になってくれれば、良しとしたい。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
「JABEE(a):地球的視点から多面的に物事を考える能力」に対応する。 機械システム工学コースの学習・教育到達目標との対応 (A) 多面的考察力の修得 電気電子工学コース・情報通信システム工学コースの学習・教育目標 「(H) 電気電子工学分野の技術が社会や環境に与える影響を考える能力を修得する。」に対応している。 |
関連科目 /Related course |
日本文学 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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