開講学期/Course Start | 2016年度/Academic Year 前期/First |
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開講曜限/Class period | 水/Wed 5,水/Wed 6 |
授業区分/Regular or Intensive | 週間授業 |
対象学科/Department | 全学科 |
対象学年/Year | 3年,4年 |
授業科目区分/Category | 教育課程 副専門教育科目 |
必修・選択/Mandatory or Elective | 選択 |
授業方法/Lecture or Seminar | |
授業科目名/Course Title | 環境法制/Environment Law |
単位数/Number of Credits | 2.0 |
担当教員名/Lecturer | 清末 愛砂(学部),松井 理恵(学部) |
時間割コード/Registration Code | T6319 |
連絡先/Contact | 清末 愛砂(akiyosue@mmm.muroran-it.ac.jp、0143-46-5816) |
オフィスアワー/Office hours | 清末 愛砂(水曜日:11:00-12:00 事前に必ずアポをとってください) |
更新日/Date of renewal | 2016/04/08 |
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授業のねらい /Learning Objectives |
本講義は、法律と制度という視角から、環境と技術をめぐる問題を検討することを目的とする。 例えば、自然保護の現場においては、しばしば所有権や入会権、共同占有権といったさまざまな権利が錯綜している。また、公害のような環境問題は、法律や制度といった手段によって、その具体的な解決が模索される。すなわち、環境問題の解決に向けて技術を適用する際には環境法制によるフィルタリングが生じるため、技術と環境法制の関係が問われることとなる。 本講義では、環境法制の具体的な例を提示することによって、環境と技術をめぐる問題を人文社会科学的な視角から捉えなおす。 |
到達度目標 /Outcomes Measured By: |
1.人文社会科学的な視角から環境問題を考える必要性を理解する。(理解力) 2.現代社会において、環境問題と法制がどのような関係にあるのか、具体的な事例を通じて理解する。(解釈力) 3.上記二点について、自分の言葉で論述できる。(論述力) |
授業計画 /Course Schedule |
総時間数=24時間 1 オリエンテーション 2 システム論の視角からみた法制 3 「原子力」をめぐる法制と科学者 4 環境問題における加害と被害の構造 5 公害をめぐる歴史と現在①:足尾銅山鉱毒事件 6 公害をめぐる歴史と現在②:水俣の経験 7 新幹線公害:受益圏と受苦圏 8 川辺川ダム建設と住民組織 9 リスク社会論 10 巨大開発による地域社会のゆくえ 11 原子力施設立地地域における生活保全 12 「環境正義」に根ざした公共性:大阪国際空港騒音問題と不法占拠 13 景観保全と法制 14 災害の人類学から考える環境法制 15 災害からの復興と法制 (16 論述試験) 講義内容の理解に際しては、現代社会に対する関心が重要となる。したがって、環境についてのニュースや新聞記事をチェックする等の自己学習を必ずしたうえで授業に臨むこと。 |
教科書・参考書に関する備考 | 特定の教科書は使用しない。講義に必要な教材は、適宜プリントとして配布する。参考書については、別途講義中に指示する。 |
成績評価方法 /Grading Guidelines |
100点満点中60点以上が合格点である。 到達度目標の全項目について、毎回講義時に提出する小レポート30点、期末試験(論述)70点の割合で評価する。 なお、正当な理由なく6回以上欠席した者は評価の対象としない。 |
履修上の注意 /Notices |
1.毎回講義時の小レポートと論述試験という、非常にハードな内容の講義なので、積極的な姿勢で講義に参加することを強く求める。 2.授業内容に対する疑問点等があれば、授業時間内あるいは授業時間前後に遠慮なく質問すること。 3.遅刻早退及び授業中の私語は厳禁とする。 4.再試験はおこなわない。不合格者は再履修とする。 |
教員メッセージ /Message from Lecturer |
講義の内容を自分の専門や身近な問題に置き換えて考えることによって、環境法制への関心と理解を深めてほしい。 |
学習・教育目標との対応 /Learning and Educational Policy |
建築社会基盤系学科 建築学コース・土木工学コース: (B) 良識ある人間性、倫理性、福祉への感性と健全なる心身の形成 機械航空創造系学科 機械システム工学コース: (A) 多面的考察力の修得 機械航空創造系学科 航空宇宙システム工学コース: (D)(E)(F) 語学力一般教養の修得 機械航空創造系学科 材料工学コース: (A) 多面的思考能力の修得 応用理化学系学科 応用化学コース・バイオシステムコース: 対応なし 応用理化学系学科 応用物理コース: (A) 科学技術倫理・多面的思考能力の修得 情報電子工学系学科 電気電子工学コース・情報通信システムコース: (H)技術者倫理の修得 情報電子工学系学科 情報システム学コース・コンピュータ知能学コース: (人) [社会的視点] 社会的・国際的視点に立って考える能力を身につける JABEE基準 1(1)(a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養 1(1)(b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解 1(1)(f) のうち、日本語による論理的な記述力 |
関連科目 /Related course |
副専門「環境と社会」コースの全科目。 |
No. | 回(日時) /Time (date and time) |
主題と位置付け(担当) /Subjects and instructor's position |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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該当するデータはありません |