授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2016年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 月 /Mon  10 , 月 /Mon  11
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科(夜間主コース)
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 選択
授業方法/Lecture or Seminar 講義
授業科目名/Course Title システム制御工学(機航・夜) /System Control Engineering
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 青栁 学(情報電子工学系学科電気電子工学コース)
時間割コード/Registration Code C7707A
連絡先/Contact 青栁 学(居室 E305-1 Email:  maoyagi@mmm.muroran-it.ac.jp) )
オフィスアワー/Office hours 青栁 学(情報電子工学系学科電気電子系コース掲示板のオフィスアワー一覧,または,
http://www.muroran-it.ac.jp/ie/elec/electronics/elec/undergraduate/officehour.html
を参照して下さい。 )
更新日/Date of renewal 2016/09/28
授業のねらい
/Learning Objectives
対象とする系を、入力と出力の関係・伝達関数でモデル化し、制御する方式を体系化したものが古典制御理論であるとすると、入出力変数に加え、系の内部変数・状態変数をベースにモデル化し制御方法を論じる学問体系を現代制御理論という。 本授業では,現代制御理論に基づく系の記述方法、安定性や解のふるまい、さらに、安定化法について、例題を通して修得する。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.制御する系が与えられたとき,適切に状態・出力方程式を構成し,系をモデル化することができる。(理解力,20%)
2.行列の対角化等に関する基本的な公式を使い,状態方程式に関する各種の数式的な問題を解くことができる。(知識力,計算力,30%)
3.安定性,可制御性・可観測性,さらに安定化の概念や考え方を理解し,正確に説明することができる。(論理力,50%)
授業計画
/Course Schedule
"総時間数: 1.5 時間×16回 = 24 時間

1回目 シラバスの説明,システム制御工学の概要
2回目 線形変換と行列の性質
3回目 固有値・固有ベクトルと行列の対角化
4回目 状態方程式によるシステムの表現(状態変数,状態方程式)
5回目 伝達関数とブロック線図によるシステム表現
6回目 システムの伝達関数と状態方程式表現
7回目 演習(1)
8回目  中間試験
9回目 状態方程式の解(1)(自由解,強制解,状態遷移行列)
10回目 状態方程式の解(2)(固有値と自由解)
11回目 可制御性,可観測性とブロック線図表現
12回目 システムの安定性
13回目 状態フィードバック(レギュレータ)
14回目 状態観測器(オブザーバ)
15回目 演習(2)

(16回目 定期試験)

・教科書の該当部分を予め理解した上で授業に参加すること。 "
教科書
/Required Text
例題で学ぶ現代制御の基礎 鈴木隆, 板宮敬悦共著  森北出版 2011(ISBN:9784627920910)
参考書等
/Required Materials
制御基礎理論 : 古典から現代まで 中野道雄, 美多勉共著  昭晃堂 1984(ISBN:478561109X)
システム制御理論入門 小郷寛, 美多勉共著  実教出版 1979(ISBN:4407022051)
成績評価方法
/Grading Guidelines
中間試験40点、定期試験60点の100点満点で評価し,60点以上を合格とする。
各到達目標の評価方法は次のように行う。
目標1について:中間試験で論述問題,計算問題を出題し,達成度を評価する。
目標2について:中間試験および定期試験で計算問題を出題し,達成度を評価する。
目標3について:中間試験,定期試験で論述問題,計算問題を出題し,達成度を評価する。

最終評価が不合格の者に対して,一定の評価点以上を得た者に再試験を行う。その他は原則として再履修とする。なお、再試験は60%以上の正解で合格とし60点をあたえる。不合格者は再履修すること。
履修上の注意
/Notices
1.80%以上出席していない者は定期試験の受験資格を失うので注意すること。
2.20分以上の遅刻は欠席とみなすので注意すること。
3.授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
4.「制御工学」「電気回路」で学んだ内容を用いるため,これらの科目を履修し,単位を取得しておくことが望ましい。
5.オフイスアワーのみならず,空き時間なども随時質問は受け付ける。

履修に関して不明な点は問い合わせてください。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
本科目は、暗記的な要素はほとんどなく、体系的な理解を要し、すべて前の授業からの積み重ねである。 授業に出席し積極的に不明なところを質問するなど、その都度その都度、授業内容を理解しておくこと。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業の単位修得は、機械航空創造系学科夜間主コースの学習目標C.工学専門知識 ・機械工学、航空宇宙工学、材料工学に関する専門知識を修得し、活用できる。
関連科目
/Related course
線形システム論,制御工学
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
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