授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2016年度/Academic Year  後期/Second
開講曜限/Class period 水/Wed 9,水/Wed 10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 機械航空創造系学科(後半)
対象学年/Year 1年,2年,3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義
授業科目名/Course Title 基礎物理B(機航・76番以降)/Fundamental physics B
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 磯田広史(応用理化学系学科応用物理コース)
時間割コード/Registration Code C2504
連絡先/Contact 磯田広史(教育・研究6号館3階 K307
e-mail: isoda@mmm.muroran-it.ac.jp
TEL : 0143-46-5619)
オフィスアワー/Office hours 磯田広史(木曜日 13:00~14:30)
更新日/Date of renewal 2016/09/25
授業のねらい
/Learning Objectives
<剛体の力学>
質点系ににおける重心運動、相対運動、運動量保存則、角運動量保存則を学び、任意の2点間の距離が不変な剛体に関する運動方程式と慣性モーメントについて理解する。

<基礎電磁気学>
電気力、磁気力を通じて、それぞれ電場、磁場の概念を把握し、これを用いて電気磁気現象の基本法則を学ぶ。これらを踏まえて、電流が磁場から受ける力および電流の作る磁場とその簡単な応用についても体得する。 
到達度目標
/Outcomes Measured By:
<剛体の力学>
1.質点系の重心運動と相対運動および運動量保存則と角運動量保存則について理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
2.剛体および剛体のつりあいを理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
3.固定軸のまわりの剛体の運動と慣性モーメントについて理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。

<基礎電磁気学>
1.クーロンの法則およびガウスの法則を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
2.電場と電位、静電容量を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
3.導体、電流とオームの法則、ジュール熱を理解し、代表的な問題に適用して解決することができる。
授業計画
/Course Schedule
総授業時間数(実時間)  24時間

<剛体の力学>
○基礎物理Aの復習 (P1~P42)
○重心運動と相対運動について (P44~P59)
○質点系の角運動量について  (P59~P65)
○剛体とそのつり合いについて (P65~P67)
○固定軸のまわりの剛体の運動について (P67~P70)
○慣性モーメントの計算について (P71~P77)

<基礎電磁気学>
○電荷とクーロンの法則について (P225~P226)
○電場と電気力線について (P226~P228)
○電場とガウスの法則について (P228~P233)
○電位について   (P233~P237) 
○導体および電気容量とキャパシターについて (P237~P245)    
○電流とオームの法則およびジュール熱について (P255~P264)

第16週目は定期試験とする。

講義内容配布プリントを事前にダウンロードし予習した上で授業に臨んで下さい。また授業内容の理解度を確認するため、毎週授業の最後に課題問題を解いて提出してもらいます。予習と授業を踏まえて解いて下さい。理解が不十分なときには復習し、課題問題をもう一度解いてみて下さい。
教科書
/Required Text
小出昭一郎著「物理学(三訂版)」裳華房(ISBN:4785320745)
参考書等
/Required Materials
宮台朝直著「力と運動」培風館(ISBN:4563023515)
砂川重信著 電磁気学 : 初めて学ぶ人のために(ISBN:9784563022372)
教科書・参考書に関する備考 授業では講義内容に関連したプリントを配布し補足しますが、教科書や配布プリントだけではなく、自分にあった参考書・問題集などを用意して自主学習すること。
成績評価方法
/Grading Guidelines
授業履修登録者に対し15週のうち12週以上に出席して定期試験を受験した場合を評価対象とし、課題レポートおよび定期試験を行い課題レポート15点、定期試験85点として評価する。100点満点中60点以上を合格とする。
各到達度目標は、記述式の課題を毎回課すことと、定期試験にて記述式問題を課すことで評価する。 
履修上の注意
/Notices
高等学校レベルの数学、中でもベクトル、各種代数方程式および関数、微分積分法の基本を習得していること。

不合格の場合には再履修すること。

授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
物理学は科学・工学の基礎です。またやさしく簡単に内容を把握できる科目ではありません。その本質を理解するには、教科書やテキストを繰り返し良く読み、物理学の表現の仕方および考えを学び、1つ1つの事柄を自分で考え、反復して努力する以外の方法はありません。一度勉強して理解できなくても、繰り返し教科書等を読み、物理学の表現と考えに慣れてください。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
機械システム工学コース:
学習・教育目標の(B) 工学基礎力の修得に対応している。

材料工学コース:
この授業の単位修得は学習教育目標の(C) 工学基礎の修得に対応している。
この授業の単位修得はJABEE基準1(2)の(c)に対応している。

航空宇宙システム工学コース:
この授業の単位修得は学習教育目標の理数系基礎力(A,E)の修得に対応している。
関連科目
/Related course
これまでの関連科目は1学年前期開講の線形代数(必修)、解析A(必修)および基礎物理A(必修)である。現在の関連科目は1学年後期開講の解析B(必修)および物理学実験(必修)である。今後の関連科目は2学年前期開講の解析C(必修)である。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません