授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2016年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 火 /Tue  9 , 火 /Tue  10
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 情報電子工学系学科
対象学年/Year 2年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar 講義
授業科目名/Course Title 現代社会と情報工学/Information Technology and Today's World
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 板倉賢一(情報電子工学系学科情報システム学コース)
時間割コード/Registration Code B4210
連絡先/Contact 板倉賢一(0143-46-5424
itakura(at)mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 板倉賢一(月曜日 16:30~17:30 
他の時間帯は予約が必要
Monday 16:30-17:30
Other times by appointment.
)
更新日/Date of renewal 2016/04/08
授業のねらい
/Learning Objectives
新しい情報化社会への変化、さらに来るべき社会で必要となる技術や価値観などを社会的・国際的な視点から理解し、以下の3点を学ぶ。
(1)現代社会の中での技術者の責任と倫理。
(2)情報セキュリティとその枠組み。
(3)知的財産権としての著作権の根本理念。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1.現代社会の動きについて考えることができる。
2. 情報倫理の観点から,計算機ネットワークと情報セキュリティの概要を論述できる。
3. 情報倫理の観点から,著作権の仕組みを説明できる。
授業計画
/Course Schedule
授業時間(実時間):90分×15週=22.5時間
第1週 授業の進め方の紹介と技術者の責任
第2週 計算機の発展と現代社会の変化(インターネット・半導体工学・OSの発展)(第3章)
自己学習として,インターネットの出現前と後で社会が変化した点を調べて提出すること。
第3週 現代の情報社会が抱える問題の考察(第1,2章)
自己学習として,最近の新聞から現代社会を象徴する問題に関するコラムの画像と,そのコラムに対する自分の意見を提出すること。
第4週 情報産業の現状
第5週 高度情報化社会の将来
第6週 著作権(第9章,著作権テキスト)
第7週 著作権に関する演習(第9章)
自己学習として,著作権を侵害している例を探し,その画像と理由をまとめて提出すること。
第8週 計算機ネットワークとセンシング
第9週 ユビキタスと組み込み系
第10週 情報処理システムとデータベース
第11週 情報セキュリティ
第12週 情報セキュリティーと暗号技術   
第13週 現代の暗号技術  
第14週 情報倫理 
第15週 研究不正行為(第9章)       

なお,第4週~第15週にソフトウェア開発企業の技術者の講演を実施する予定である。

自己学習の取組:
自己学習として,次週に学ぶ内容について,問題を自作し,その解答をレポートとして提出すること。
週によっては,自己学習の課題を具体的に指示する場合もある。
教科書
/Required Text
コンピュータ概論 : 情報システム入門 = Introduction to computer and information systems 魚田勝臣編著 ; 渥美幸雄 [ほか] 著  共立出版 2014 (1年次の「フレッシュマンPBLセミナー」で使用した教科書)(ISBN:9784320123410)
文化庁長官官房著作権課:著作権テキスト(無料ダウンロード可)
参考書等
/Required Materials
情報倫理 : ネット時代のソーシャル・リテラシー 高橋慈子 [ほか] 著  技術評論社 2015(ISBN:9784774168227)
情報と社会 駒谷昇一編著  オーム社 2004(ISBN:4274133109)
ネットワークはなぜつながるのか : 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識 戸根勤著  日経BP社 2007(ISBN:9784822283117)
暗号解読 サイモン・シン [著] ; 青木薫訳  新潮社 2007(ISBN:9784102159729)
暗号技術入門 : 秘密の国のアリス 結城浩著  SBクリエイティブ 2015(ISBN:9784797382228)
教科書・参考書に関する備考 参考資料を不定期に配布します。
成績評価方法
/Grading Guidelines
到達度目標1:試験で成績を評価します。
到達度目標2:試験で成績を評価します。
到達度目標3:試験で成績を評価します。

定期試験(60%),自己学習(20%),レポート課題(20%)とし,合計点100点満点の内、60点以上を合格とします。  

自己学習に値しないレポートを返却するので,返却された場合は,自己学習のやり方を検討し,改善すること。
履修上の注意
/Notices
不合格者は原則的に再履修とします。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
知識よりも、背景にあるものの考え方を理解してください。
この授業では,現代情報化社会における技術者の行動,倫理と知的財産の価値を考えてください。
情報技術者は,社会的・国際的視点から情報技術やそれが及ぼす社会的影響を考えられる力が大切です。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
この授業科目は情報電子工学系学科情報システム学コースおよびコンピュータ知能学コースの学習目標の以下の項目に対応している。
人[社会的視点]社会的・国際的視点に立って考える能力を身につける。
技術者[技術者倫理]環境と社会に対する技術者の責任意識を身につける。
関連科目
/Related course
「技術者倫理」「情報関連法規」「情報ネットワーク」「ファイルとデータベース」などが関連します。
備考
/Notes
この科目は、教育職員免許状「高等学校教諭一種(情報)」取得に必要な必修科目となっています。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
該当するデータはありません