授業情報/Course information

開講学期/Course Start 2016年度/Academic Year  前期/First
開講曜限/Class period 金/Fri 3,4
授業区分/Regular or Intensive 週間授業
対象学科/Department 応用理化学系学科応用物理コース
対象学年/Year 3年,4年
授業科目区分/Category 教育課程 主専門教育科目
必修・選択/Mandatory or Elective 必修
授業方法/Lecture or Seminar  
授業科目名/Course Title 量子力学/Quantum Mechanics
単位数/Number of Credits 2.0
担当教員名/Lecturer 近澤  進(応用理化学系学科応用物理コース)
時間割コード/Registration Code B3317
連絡先/Contact 近澤 進(K405,chika@mmm.muroran-it.ac.jp)
オフィスアワー/Office hours 近澤 進(金曜日 13:30~15:00)
更新日/Date of renewal 2016/04/08
授業のねらい
/Learning Objectives
物質を構成する原子や分子などの振る舞いを記述する基本法則を学び,ミクロな視点から物質を理解する基本的な考え方を身に付ける。
到達度目標
/Outcomes Measured By:
1. 簡単な力学系についてシュレーディンガー方程式を立てることができるようになる。 (知識力)
2. 簡単な力学系についてシュレーディンガー方程式を解けるようになる。 (計算力)
3. 波動関数の性質や物理的な意味を説明できるようになる。 (知識力)
4. 物理量を表す演算子の基本原理を理解し、微視的力学系の諸性質を論理的に導けるようになる。(論理力)
5. 水素原子の量子力学的取り扱い方法を学び,原子の電子構造とスペクトルの関係を説明できるようになる。(理解力)
6. 多粒子系における近似的な解法の基本を学び、分子の構造やバンド構造への応用を理解できるようになる。 (理解力)
授業計画
/Course Schedule
 総授業時間数(実時間);24時間
  週      授業内容
  1  波と粒子の二重性
  2  シュレーディンガー方程式
  3  シュレーディンガー方程式の解き方と波動関数の性質
  4  波動関数の物理的意味と物理量の測定値
  5  物理量を表す演算子の基本原理
  6  ポテンシャル問題(1)
  7  ポテンシャル問題(2)
  8  ポテンシャル問題(3)
  9  水素原子 (1)
 10  水素原子 (2)
 11  多粒子系の量子力学(1)
 12  多粒子系の量子力学(2)
 13  摂動法とその応用
 14  分子軌道法
 15  自由電子モデルとバンド構造
 16  定期試験
 ・予習・復習のためセルフチェックリスト、セルフチェック問題などを提供する。
  自己学習に利用すること。
教科書
/Required Text
小出昭一郎著「量子論(改訂版)」(裳華房)(ISBN:9784785321314)
教科書・参考書に関する備考 教科書で不足する部分は必要に応じてプリントを配布する。
量子力学に関する参考書は図書館に多数あります。
自分にあったものを選んで下さい。
成績評価方法
/Grading Guidelines
・100点満点中60点以上を合格とする(定期試験60点、小テスト40点として評価する)。

 各到達度目標の評価方法は以下のとおりである。
 目標1.小テスト、定期試験において簡単な力学系のシュレーディンガー方程式を問う問題を出題し、達成度を評価する。
 目標2.小テスト、定期試験において簡単な力学系のシュレーディンガー方程式を解く問題を出題し、達成度を評価する。
 目標3.小テスト、定期試験において波動関数の性質や物理的意味に関する問題を出題し、達成度を評価する。
 目標4.小テスト、定期試験において演算子の基本原理や諸性質に関する問題を出題し、達成度を評価する。
 目標5.小テスト、定期試験において水素原子の量子力学的取り扱いなどを出題し、達成度を評価する。
 目標6.小テスト、定期試験において多粒子系や分子構造、バンド構造に関する問題を出題し、達成度を評価する。
履修上の注意
/Notices
・授業の理解を深めるため毎回数題の問題を解き、理解度の自己採点を行う。
・定期試験不合格者にはレポートを課した後に一度だけ再試験を行う。再試験不合格者は再履修すること。
・病気など正当な理由で試験を受験できなかった学生に対しては追試験を行う(欠席届提出者に限る)。
教員メッセージ
/Message from Lecturer
原子や分子などのミクロな世界の振る舞いを記述する量子論・量子力学は物質を理解する基本である。内容は難しいが,演習や関連する話題を取り入れて理解を助けるようにする。また、「トンネル顕微鏡」や「ナノテクノロジー」「スピントロニクス」などの最近の話題も紹介する。
学習・教育目標との対応
/Learning and Educational Policy
本授業は、応用理化学系学科応用物理コースの学習・教育目標(D)理工学の基礎 の達成に寄与する。
また、JABEE基準1(2)の(c)数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力、(d)当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力、(g)自主的、継続的に学習する能力に対応する。
関連科目
/Related course
量子論、振動・波動論、物理数学
No. 回(日時)
/Time (date and time)
主題と位置付け(担当)
/Subjects and instructor's position
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
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